テント日誌11月11日
- 2019年 11月 14日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 研究対象者の同意がないデータを使っている問題について、調査報告書は
- 伊達市の管理が不十分であったためとしているが、研究計画書に同意の有無情報を含んだ形で提供されると明記されていて、調査報告は研究計画書と整合しない。
- 第2論文のグラフについてフィッティングモデルの不整合があることを無
- 視している。
- 報告書は黒川眞一氏、谷本溶氏らが指摘した多数の問題点をまったく述べ★ すなわち報告書は、論文著者らの研究計画書および論文そのものと明らかに矛盾する。○東京大学報告書:タイトル無し、発信元無し、日付無し(計2ページ)牧野さん:東大の公開された報告はタイトルもなにもない不思議なもので、福島医大と同じ7月19日に公開された。
- https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400120284.pdf
- ていない。
- 同意がないデータを使っている倫理問題について判断していない。
- データ破棄について問題なしとしたが、事実を確認せずにアクロバティッ
- クな論理で不適切。
- ICRPダイアローグのスライドについて、調査報告の主張は理解困難。
- 島医大報告と同様に、多くの不整合があり、多くの指摘された問題点を無★ 東大の調査報告は極めて不完全なものであり、研究不正がない、と結論できるものではない。 要するに、東大と福島県立医大が連携して、国民・県民に被曝を押しつける為の早野論文(放射線防護委員会などが引用)の不正(本シリーズでも多々紹介)を無かったことにする為に、調査報告書を同じ7月19日に出したのだ。 世界の原子力ロビーの真実隠しと安倍政権の予算締め付けに屈したのか?原子力ロビーたちによる最高学府を使った被曝押しつけをはねのけよう!
- これでは、関電の調査委員会や第三者委員会を笑えないぞ!
- 東大、福島県立医大の教授陣ほかの関係者よ、情けなくないか?
- 視。
経産省前テントひろば1807日後
多くの行動があり、参加する人が座り込みにも 11月6日(水)
1日中、よい天気。
文科省の周りとか、外務省の周りにはかまぼこ型の機動隊のバス(〇機バス=マルキバス)が何台も停まっていた。韓国の国会議長が来日しているのでその警備だそうだ。本末転倒している。安倍政権が徴用工問題や植民地支配をきちんと認めれば、〇キバスを配置することも生じない。
今日は大間原発建設差し止め函館裁判の日で、テントのイロハネットの人たちはその準備で忙しく、山本さんたちは朝から事務所で資料の印刷などをしていた。Mさんはテント設営を手伝ってくれてから、参院(裁判終了後院内集会)に向かった。
そんなわけで、大間の裁判に参加する人が寄ってくれた。そのうちの一人のYさんは早く来すぎて、それで、Yさんは自分がかかわっている「リニア」の問題について、かなり詳しく話してくれた。南アルプスにトンネルを掘る問題など、政府・JR東海は何を考えているのかあきれるばかりだ。リニア問題をもっと広範に知らせた方がいいし、知るようにした方がいい。
Iさんは大間原発裁判の傍聴に来て、並んだところ、それは「あおり運転」でお父さんとお母さんを殺した事件の裁判で、傍聴券が当たって裁判を傍聴したそうだ。その裁判は「公安事件」の裁判でよくやられるように傍聴者の手荷物検査やボディ検査がしつこく行われ、財布の中まで開けさせられたそうだ。裁判の傍聴にそんなことをやるのは本当におかしいとIさんは言っていた。
Nさんは規制庁抗議の後の経産省前抗議演説で、東海第二原発の再稼働はやめろ、40年立ったら廃棄すると言っていたのに、それを再稼働するなんておかしい。3.11の地震で、東海第二も配管がずたずたになっている可能性があるがそれをちゃんと調べられてない。それを再稼働させるなんて本当に儲け主義で倫理観がないと指摘した演説をしておられた。
今日は第一水曜日なので、夜は東海第二原発の原電本店(稲荷町)と東京電力本社への抗議が行われるので、それに参加する人も座り込みに来てくれた。
いろいろな人が寄られて、当番の他に10名以上も座り込みに参加してくれた。
レジェンド斎藤は3時過ぎに来られる。勝爺が水曜日の当番に入って下さったおかげで、テント日誌を書くTは3時に当番が終わるので、斎藤さんとお会いすることがなくなってしまった。それで日誌にレジェンド斎藤の登場しなくなってしまったけれども、彼女は元気で座り込みに来られます。(T・I)
今日は賑やかな一日だった 11月7日(木)
今日は、「衆院憲法審査会」に傍聴に参加した人や、東京地裁で行われた、集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は違憲で、平和に生きる権利が侵されたとして損害賠償を求めた「安保法制違憲訴訟」の傍聴に来た人達がセッテング当初より、多数寄ってくれまして大変賑やかな一日でした。
また八王子のKさんが例の「お煎餅」と「人形焼き」を差し入れてくれまして、皆で美味しく頂きました。撤収時間が迫る頃、レジェンドSさんが来ないので、今日はどうしたのかな~と皆で話していた所にいつものサポーターの方と悠然と来られました。遅れた理由は、本日は国会周辺で多くの集会があり、そちらに参加していて遅くなったとの事でした。それで座り込む時間もなく直ぐに撤収となった。(Y・R)
股関節痛が和らぎ、今日は体調がよかった 11月8日(金)
今日は久しぶりに体調がいいので、張り切って出かけた。平坦な道はもちろん階段を上っても違和感がない。少し歩幅を大きくして、道行く人と同じペースで歩ける。なんと素晴らしいことか。この2か月味わえなかったこの感覚が。
経産省前まで来て、セッテングをする。風もないのでバナーを2本ぴんと張る。日差しがあって暖かく、道行く人も上着を脱いでワイシャツ姿で通り過ぎる人が多い。
Miさんのお連れ合いが入院されとのことで今日は6人で座り込みスタート。そのMiさんが1時少し前にやって来た、お連れ合いの経過もよいようだ。そのMiさんが文科省の前で人だかりがあるけど何かしら?と聞く。私が様子を見に行く。行くと「文化庁は文化を殺すな」のプラカードを持った人が大勢いる。カメラを抱えたメデイアの人たちも大勢いる。マイクを持った人が言うには、「あいちトリエンナーレ2019」に対する助成金交付を中止したことに対して文化庁に抗議する署名を10万4千筆集めたので、今日はこれを提出するとのこと。
経産省前に戻るとTaさんがやってきていた。体調を崩して暫くお休みをしていたが、またこの頃お顔を見せるようになった。いつまでも元気でいてほしい。
4時からは文科省前での朝鮮学校への無償化の実現を訴える集会に参加する。今日は韓国から社団法人平和の道日本訪問団の50名程度の方々が参加されていた。多くの朝大生や十条の高校生も参加していた。支援の日本人も人数が増えてきた。だが、もっともっと日本人の参加が多くならないと問題の解決はしないだろう。(S・S)
いよいよ原発の終わりが見えてきた? 11月8日(金)
少し遅れて座り込みに参加、先週に続いてTさんが元気に歩いていて、笑顔がうれしい。再稼働阻止と辺野古基地反対のリーフセットを配ると経産省から出てきた人も数人が受け取る。
大賑わいの文科省前抗議行動に少し参加して、5時から経産省抗議行動。「週刊ダイヤモンド11/9」の特集2<関西電力炎上!原発再編に火の手>と月刊「選択11月号」の<日本の原発はこのまま「消滅」へ(田中俊一インタビュー)>が伝えられ、原発を終わらせられる気分。いつもより元気なアピールとコールが続いた。柏崎刈羽発の「座り込め、ここへ」を皆で元気に歌う。
荷物をまとめてから、関電東京支社前でも抗議行動。申し入れ書提出では人前を避ける関電、あかんでー。
首相官邸「裏」の抗議行動も18時半過ぎから。「表」が休みでも「裏」で「安倍はやめろ」と叫ぶ。
経産省前に戻ると峠の茶屋に数人が群がってふかし芋をほおばりながら雑談、脱原発のみならず人助けの話も。(K・M)
今日は冬の支度をしてきたが正解だった 11月9日(土)
時期としては秋なのだろうけれど実感がない。夏の終わりと冬の兆しが入り混じっているような奇妙な陽気で日向は暖かったり時に暑かったりで日陰は寒いときている。今日は冬支度できたが正解だった。
普段より上空を飛ぶヘリコプターが多い。見慣れない制服のお巡りさんが歩いてくる。腕にえんじ色の腕章を付けた山口県警の人だった。福岡県警の人もいた。明日の警備のために来ているという。明日行われることはともかくとして私たちは労をねぎらう言葉をかけた。そのことについて賛否はあるだろうけれどね。(O・O)
脱原発青空テント川柳句会が開かれた 11月10日(日)
選者は乱鬼龍氏、席題は「立つ」「水」で午後12時開始、14時20分投句締め切り、14時40分より入選者の発表、披講となりました。
風は冷たかったですが、晴れていたのでひなたは暖かく過ごせました。
今回の参加者は6名、選者より入選句が読み上げられ、入選者へ祝島のひじきやお菓子などの景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。(S.E.)
「立つ」 特選 ・腹立てぬ民が育てる独裁者 - 芒野
秀句 ・そこどけろ今日は祝賀御列の儀 - 原子力ガリレオ
・天皇制廃止に向けて立ち上がれ - 銀杏小僧
・地震国今こそ立たん脱原発 - 落葉
・税金でサクラ雇って立つ首相 - 草地
・逆風に負けずすくっと立つテント - 草地
「水」 特選 ・民主主義水泡に帰す天皇制 - 草地
秀句 ・水清き国とは昔の物語 - 落葉
・天皇の責任水に流す民 - 銀杏小僧
・戦争を水に流して改憲す - 銀杏小僧
・汚染水台風のたびばらまかれ - 草地
・水害の復興よそに祝賀列 - 芒野
次回の脱原発青空テント川柳句会は2019年12月22日(日)12時より開催いたします。(冬時間のため12時~15時となります)
皆さま是非ご参加ください。
原発事故避難者の声を聞き、一層の支援を 11月11日(月)
心配された雨も朝方には止み事務所を出た時は薄い雲が空を覆っていたので陽の光もきつくなく座り込みには丁度良かった。私と早番のSさんが経産省前に着いて間もなく常連のOさんが来てくれたので準備も順調に進み12時前には終えることが出来た。
準備が終わって間もなく袴田さんを支援する会の人が約束の時間にトラメガを受け取りに来た。静岡地裁がしっかり審理して再審の決定を出したのに東京高裁が検察庁にそんたくして地裁決定を取り消したので、それに抗議してトラメガとチラシによる・袴田さん無罪キャンペーンが行われたのである。キャンペーンを終えてトラメガを返しに来たのは2時半頃。お礼にと言ってカンパと袴田さん支援雑誌・フリーハカマダを頂いた。雑誌は箱に入れてあるので時間のある時に読んでください。
今日はこの他に11時半から参議院議員会館で、東京地裁判決を許さず逆転有罪判決をめざす全国集会が開かれました。参加した人の話では院内一杯になるほど参加者が集まり避難している人の訴えには涙なしには聞けなかったそうである。それだけ避難者が追い詰められている証拠である。より一層支援を強めていかねばならないと思いました。
また3時からはよく御煎餅を差し入れてくださるKさんの裁判があるので院内集会から帰ってきた人の幾人かが応援するために行かれました。今日の早番のSさんのトラメガによる訴えは4時前から始まって座り込みが終わるまで断続的に続けられました。レジェンド・Sさんも終りの時間に雨の中訴えられました。雨の上に風も激しくなってきたので少し早く引き揚げました。(保)
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原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その24
東大も福島県立医大も早野龍五論文の研究不正を隠蔽・糊塗
~学問の府として情けない不当調査報告書、両大学の教授たちよ奮起せよ!~
2019年11月8日 木村雅英
早野龍五・宮崎真論文の問題は本シリーズ<その6(早野龍五(東大名誉教授)が住民同意なしにデータ使用して線量過小評価論文~放射線審議会も「放射線リスクに関する基礎的情報」も「放射線のホント」も嘘だ!~>、<その9(全データを廃棄! 7つの倫理違反で住民を裏切るガラスバッジ論文~黒川眞一・島明美が岩波科学で明らかにする原子力ロビーのやり口~)>や、「原子力規制委員会は再稼働推進委員会・被曝強要委員会」シリーズの「その195」、「その193」、「その192」などで示した。
これらの研究不正を東大と福島県立医大が隠蔽・糊塗したのだ。
学問の府の非常に情けない報告の話が岩波科学10月、11月号に載っている。牧野淳一郎さんが「3.11以後の科学リテラシー」(no.82、no.83)で、福島県立医科大学と東京大学が同じ本年7月19日に公表した調査報告書を検討し厳しく批判している。
○福島医大報告書:「研究活動に係る不正行為に関する調査結果について(概要)」(計5ページ) https://www.fmu.ac.jp/univ/daigaku/topics/20190719.html
牧野さん:仮にも大学の不正調査委員会がこのような報告をだしていいのだろうか。
11月15日(金) 経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動【反原連】は6時30分から
11/16(土)-17(日)茨城県(水戸・東海村)へ行こう
11月16日(土)13:30よりSTOP!東海第二原発再稼働いばらき大集会
会場:駿優教育会館(茨城県水戸市)
11月17日(日)午前中→東海村現地見学、午後よりアメーバ行動
参加ご希望の方は「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
TEL 070-6650-5549 へ至急ご連絡ください。
11月16日(土曜日)大集会「東海第二原発を止るのは今」
場所;駿優教育会館8F(JR水戸駅前)集会:13時30分 デモは
15時30分~ 主催;東海第二原発再稼働阻止茨城大集会実行委
【JKS47月例祈祷日】11月29日(金)午後3時より厳修
会場:経産省前テントひろば 是非参加を!
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