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旧ソ連・セミパラチンスク核実験場写真展
「旧ソ連・セミパラチンスク核実験場写真展」が、駐日カザフスタン共和国大使館の協力で、10月30日まで東京都立第五福竜丸展示館で開かれている。
中央アジアからヨーロッパにまたがるカザフスタン共和国(人口1600万)のセミパラチンスクでは、旧ソ連時代の1940年代から60年代にかけて450回を超える核実験が行われた。実験場の規模は世界最大とされ、核実験による被害者は150万人にのぼるといわれている。
ソ連崩壊により、核実験場は1991年8月29日に閉鎖されたが、2009年の第64回国連総会は8月29日を「核実験に反対する国際デー」とする決議を全会一致で採択した。決議は、核爆発による被害に関する認知の拡大と教育の拡充、そして、核実験の禁止を求めている。
こんどの写真展はセミパラチンスク核実験場閉鎖25周年を記念するもので、駐日カザフスタン大使館提供の写真約20点が展示されている。入場無料。
東京都立第五福竜丸展示館は江東区夢の島の夢の島公園内にあり、東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線の「新木場駅」で下車、徒歩13分。
(岩)
初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/