孫崎享氏のTwitterより” 『日本を疑うニュースの論点』の目次”など

<8月19日>
新電力:電力会社は値上げの必要を説いてきた。日本経済全体では脱電力会社だ。20日日経「日本製紙が電力小売り。NTTグループのエネットに次いで新電力2位に。新電力各社は電力大手に比べ1割前後割安で販売」

 『日本を疑うニュースの論点』の目次(続)1、議員の「靖国参拝」で日本外交が失う物、原発輸出国を目指す日本の厚顔無恥、原発再稼働で過ちを繰り返すな、第四章米中外交、距離を縮める2つの大国、米国が戦争をやめられない理由、「リベラルなオバマ大統領?」、焦る北朝鮮術中にはまるな、尖閣問題の火付け役を疑う、尖閣問題で梯子を外された安倍首相、中国に急接近する米国、米国は日本を守るか、第五章ニュースを疑う、情報を見抜く、権力とメディアを正しく疑っているか、福島メルトダウン、本当の原因は?PAC3で北朝鮮ミサイルは迎撃できない、自衛隊の「敵基地攻撃能力」で守られるのは誰か、選挙毎に踏みにじられる国民の権利、「本音トーク」がうりの政治家は世界の恥、公然とNHKに圧力をかけた自民党議員、「戦略的思考」から日本政治を問い直す

TPP:日本は米国に取られる交渉しているが何かとる交渉しているのかね、ないです。”TPPは被害甚大、利益なし”を今体現。20日読売「米代表フロマンは、日本との関税撤廃交渉を9月に行う見通しを示した。”自動車や保険、その他の分野で(米国企業の)参入を阻む障壁ある”と発言」

糸数慶子参議院議員『「平和の一議席」を確保して』平和に逆行する安倍政権に、沖縄県民が「平和の一議席」を選択。日本政府の県民蔑視の無理解と傲慢さに怒りと悲しみ。

講演:前橋で『戦後史の正体』。福田康夫首相がアフガンへの自衛隊圧力を加えられていたこと、倒産のファニーメイへ数兆円の融資(つまりパーになる)を迫られていたこと、地元の方々もしらなかったようだ。福田氏の辞任でこれらの話は吹っ飛んでしまった。

<8月18日>
25日発売『日本を疑うニュースの論点』の目次 ,第一章 日本政治の真実は何故隠されるか、大手メディアによる情報操作、安倍政権が加速させる対米従属外交、日本の交渉参加は、ある誤解から始まった、TPPで国民健康保険が消滅する、ISD条項が招く巨額訴訟の嵐、国内報道が伝える聖域の幻想、重要五品目は聖域の大ウゾ、第二章沖縄が「日本」を捨てる日?沖縄独立論のリアリティ、地元メディアは何故独立を保てるか、日米地位協定とは何か、「主権回復の日の意味、主権国家とはいえない日本の現実、4月28日沖縄の怒り、沖縄の現実を日本国民は受け止められるか、第三章安倍政権の背後に見える米の影、アベノミクスの裏側で何が進行、媚びてもアメリカに嫌われる安倍政権,福田ドクトリンに読む自主外交

習近平:習近平の妻、彭麗媛が米月刊誌「バニティ・フェア」(7月31日発売)の「世界のベストドレッサーリスト」に選ばれた。米国の関心中国へ。象徴的。麻生さんのギャング風入っていないかと思って見たがなかった。

<8月17日>
エジプト・イスラエルの反応・17日ハーレツ紙「NYT紙はイスラエルはシシ(エジプト軍最高評議会議長)と頻繁に協議し、米国は軍事支援を断絶しないと保証している」。軍事弾圧はイスラエルからゴーサイン、ということは米国からゴーサイン。尻尾・イスラエルが犬・米国ふる中東情勢、人道吹っ飛ぶ

私への問「アメリカには厳しいのに、何で中国にはそんなに甘いのですか?」、私の答え「今日世界を動かしているのは唯一の超大国と自認する米国。中国が国際社会を動かす力はない。とすれば動かしている力が妥当かどうかということで、妥当ではない米国に私の批判が集中するのた当然の成り行き。」

25日発売『日本を疑うニュースの論点』の「はじめに」の部分、大手メディアが常に客観的であるとは限らない。世論を誘導しようとする恣意的な報道も少なくない。2つの“疑う”力を身につけて欲しい。一つが“新聞やテレビといった大手メディアによる報道”を疑う力。アベノミクスで恩恵を受ける層は、少なくとも現状では国民全体の一部に過ぎない。にもかかわらず、多くの国民が安倍政権を支持している。そこに私は、大手メディアが巧妙に仕組んだ“罠”を感じる。政治が全力で守るべきものは何か。それは国民の「命」と「暮らし」。安倍政権が推し進める「原発再稼働」や「TPP参加問題は、「アベノミクス」にも増して重要なテーマ。しかし、これらのテーマは参院選では片隅に追いやられ、争点にすらならなかった。私が本書で読者に求めたいのは“政府という存在”を疑う力である。政府にとって情報とは、統治の道具である――。

<8月16日>
小説:今約10万字書きました。冒頭は、鳩山氏のイラン訪問の予定(何故バッシングか。米国、安倍晋三氏の関与等)なのですが、ある人に見せたら、”国民に鳩山氏不信が蔓延しているから、これじゃ買わないのでないか”との忠告。私としてはテーマの『人物破壊』の格好の例と思っているのですが。

読売新聞:関係者にあった。渡辺恒雄紙に読売が牛耳られてる悔しさがにじみ出ていた。昔ナベツネが読売新聞の何に貢献したかは私は知らない。しかし今は明らかにナベツネの存在が、偏狭な方向性の指示で、新聞の質の低下を招き、読売新聞に害を与えている。

小沢問題:小沢事件の核心は検察による「クーデター」+マスコミの加担でなかったか、ニューヨーク・タイムズ東京支局長ファクラーの言「「小沢はこんな悪い人間だ」、「あんな悪いことをやった」などと。有罪が確定であるかのように報道。2009年春西松建設事件の捜査、同年3月小沢さんの公設第一秘書逮捕、初めて野党が、一政党で与党になれる可能性、日本の民主主主義にとって非常に大事な時期、一方、森元総理や二階氏ら、自民党の大物政治家などが西松建設から献金受理。その中で、何故この時期、政権交代前夜、野党第一党の民主党の代表だけがいきなり標的になったか]
我々は今一度小沢問題の本質を考えてみる必要がある

沖縄:16日琉球新報「米映画監督オリバー・ストーン氏、”一番印象に残ったのは、米国権力のすさまじさ””日本が米国の属国のように付き従っている姿は非常に残念”」。ストーンの本読んでる人、このコメントも読んで下さい。

沖縄・米軍:詭弁はへきへきだ。沖縄タイムス「小野寺防衛相はヘリ運用再開について、”米国が日米安全保障条約上の義務を果たす上で必要”」と、日本の災害救援にも貢献と飛行再開に理解」米軍の災害救助活動なんていらないよ。そんなものは自前でできる。その目的なら帰ってくれ。

集団的自衛権:MBSラジオ討論:有識者会議の4分類で「イラク復興支援のようなケース」と入れているのにイラクのようなケースは入らないと主張する坂元一哉教授(会議メンバー)ってどうなっているの。イラク戦争のようなのに参加するための集団的自衛権でもさすがイラク戦争とは言えないらしい。

エジプト:「ヘーゲル国防長官はシシ(エジプト軍最高評議会議長、ムルシーを解任、現在弾圧中)に電話し、米国はエジプトと協力関係を維持すると告げた」。選挙で選ばれた政権を倒し、抗議する民集を殺害する政権を支援するのが米国。米国の実態をさらしだしている。民主化は化粧だけの役目。

<8月15日>
エジプト:16日読売「保健省は死者数が638人、負傷者は3994人と発表」、で米国の対応は。15日星条旗新聞「合同演習を辞めるが援助は止める予定なし」、これが米国です。民主主義、民主主義と言って、軍が600名もの死者を出しているのに支援中止予定ない。人命尊重できない”民主主義”

スノーデン事件・抗議し対抗手段とる独と何も出来ない日本,独は首脳レベルで抗議、大臣を協議のため米国派遣、EUが公開質問状、冷戦時代の監視に関する米英との協定破棄。日本?

エジプト:14日NYT「米国政府はエジプト軍の流血弾圧を非難しているが、対エジプト支援を減ずるなどの政策変更を行う徴候を見せていない」。何故。エジプト軍は米軍が育ててきて今も資金援助。米国の犬同然です。それを選挙で覆した政権は米国にとって困る。”民主主義推進”は方便にすぎません

<8月14日>
エジプト:WP「エジプト死者300名に」[米国は弾圧行為を厳しく批判。しかし、エジプトに対する財政的、政治的支援をやめるかどうかについての発言をすることを拒否」。

第二次大戦時の標語:『黙って働き笑って納税』―デマはつきもの、皆聞き流せ ・見ても話すな 聞いてもいうな ・デマに乗り デマを飛ばせば 君も敵

<8月13日>
消費税の増税は法人税の減税のため。馬鹿な!と喚いても。自民党勝利のつけです,13日日経新聞「首相、法人税率引き下げ検討指示 消費増税と一体」ふざけた話、財政が逼迫、その折何故?

英国:13日・Ynet「2013年英国統計局の発表では新生児につけられる名前で最も多いのがHARRY、次いでMuhammad(幾つかの異なるスペルをあわせたもの)が第2位」

東電:この会社は公共事業に従事する資格ない。原発再稼働させろと、最初は電力不足でゆさぶり、今電力料金値上げで揺さぶる。朝日「東電、8.5%の再値上げ試算。原発再稼働なければ」、新電力は現状でも東電価格より安く提供。早く電力供給と東電と切り離すべきだ。脅しと賄賂で生きてきた会社だ

<8月11日>
終戦:8月15日は戦争の終わった日ではありません。8月15日は戦争の終わった日ではありません。『戦後史の正体』より抜粋:日本はいつ、第二次大戦を終えたか。八月一五日に決まってるじゃないかでしょう。違います。米国トルーマンは、九月二日の降伏調印式の直後、「この日からわれわれは安全な日」、英国のチャーチルは、「本日、日本は降伏した。最後の敵はついに屈服した」と発言。戦争終了は日本が降伏文書に署名した9月2日です。降伏文書は、「日本はポツダム宣言実施のため、連合国最高司令官に要求されたすべての命令を出し、行動をとることを約束する、」。我々は「連合国最高司令官からの要求にすべてしたがう」ことを約束した事実から目をそらしたのです。占領時大半が吉田首相。講和条約後も。

<8月10日>
福士:笑いとおどけのかげに。11日朝日「5月まで一か月も走れず、出場辞退を促す監督に涙の抗議で出たレース」

スノーデン:9日WSJ「スノーデン氏よ、ロシア亡命の呪いに気を付けよ 、ハワードはモスクワに亡命した唯一のCIA元職員、TASSは2002年、ハワードがKGB所有別荘で死と報道。露は、米国の新たな友人達をいら立たせる亡命米国人を望んでいなかった。スノーデン氏よ君の番かもしれない」

「核の傘」はない・キッシンジャーも元CIA長官ターナーも言明 ,ニコニコ発信、ターナー:日本防衛に核ミサイルで米国本土から発射ない。ワシントン破壊してまで同盟国を守る考えはない。米国が締結した如何なる防衛条約も核使用に言及した物はない。

<8月9日>
イラク戦争:米国含め世界の多くはイラク戦争を検証し反省。日本なし。それがたたってイラク自衛隊派遣を煽った学者が何ら反省することなく、今またイラク戦争ごときに今度は戦闘部隊として自衛隊派遣する集団的自衛権で煽る。10日朝日「集団的自衛権行使、全面解禁提言へ 安保法制懇・北岡氏」

人の評価:昔「オックスフォード大学では学者の評価は学問的成果だけで話す、他の評価は入れないという意識的評価システムがある」と聞いた。政治家は政治的業績、ジャーナリストは記事、学者は本・論文、それぞれの任務の成果で人を判断し、他は出来るだけ排除するのが人様。日本は今逆。

核兵器:日本は80カ国賛同の核兵器の非人道性を訴える共同声明に参加せず。情けない。長崎原爆の日。市長は80カ国賛同の核兵器の非人道性を訴える共同声明に日本が参加しなかったことを批判

朝まで生テレビ:舛添 要一と初めて討論で一緒。知的水準は圧倒的に高い。さまざまな評価はあろう。問題点を指摘しあうのでなくて、それぞれの人間が持つ最も優れた所を生かす社会になれないものか。

朝まで生テレビ(今回録画を編集なしで放映):私の攻撃相手はケビン・メアでした。

<8月8日>
小松法制局長官人事が何故問題か,「日本を守るために一緒に戦っている米軍が攻撃された時に、集団的自衛権を行使できないのはおかしい」は詭弁。日本管轄下で攻撃時行動をとるが安保条約。他目的狙う

孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校教授。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye2352:1300821〕