8/2、新宿歴史博物館で
沖縄戦から80年。琉球・沖縄ではその間、27年の米軍統治と「復帰」を経ているが、いまだ米軍と日本に海も空も土地も奪われたままだ。米軍が起因の事件・事故は後を絶たず、さまざまな問題が起きる中で、沖縄の女性たちはそれぞれの立場で抗い、活動を続けてきた。そして、そんな女性たちをつなげてきた1人の女性がいる。
その「1人の女性」が、源啓美(みなもと・ひろみ)さんである。
1948年生まれ。沖縄県の慶良間諸島の渡嘉敷島に生まれ、育つ。19歳でラジオ沖縄に入社し、ディレクターに。60歳で定年退職した後もフリーで仕事を続け、57年間、報道の仕事に携わってきた。この間、1968年の大型爆撃機墜落事故、1970年のコザ事件、1971年の米軍による毒ガス移送、1972年の日本復帰などの現場に立ち会い、常に「沖縄の今」を伝え続けてきた。現在、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会事務局長。琉球舞踊歴50年。
源さんの母は、米軍が沖縄に上陸してきた時、二度にわたって集団自決に遭遇したが、いずれも奇跡的に生き延びた経験をもつ。
源さんの講演会を主催する「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」は「今年は沖縄戦から80年。激動の沖縄を見つめて発信してきた源さんに、沖縄の戦後80年とこれからについて語ってもらう」と言っている。
★日時:8月2日(土) 14:30開始
★会場:新宿歴史博物館(東京都新宿区四谷三栄町12ー16)
JR中央線・総武線、東京メトロ南北線「四ツ谷駅」より徒歩10分
★資料代:500円
★連絡先:090-3910-4140