9.11 それはジハードである

童士丸氏は大変熱心に9.11WTCタワー倒壊について疑念を呈され、そこにアメリカ政府の関与を示唆されているようだ。
しかしながら、まず前回も指摘したが鋼材を溶かす1,500度以上の高温は重油の燃焼で実現可能であるし、もっと言えばジェット燃料(軽油)でもプラスティックでも、要は燃焼速度次第で紙切れでも実現され、そのことのシミレーションは鹿島のみならず幾多の機関から発表されている。氏はそれらのシミレーションに対し一切の具体的な反証されておらず、ただ断片的な事象の指摘に終始してはいまいか。

が、核心はそこにない。
小ブッシュは直後、「これは戦争だ」と吹きあがったが、これにはさすがの私も腹にすえかねた。お前の国は、広島・長崎の原爆投下、そうして焼夷弾の絨毯爆撃で数十万人の非戦闘員を殺戮したではないか、と。
ウサーマはその後何ヶ月かしてビデオ配信の中で直接の言葉ではないが、9.11の実行を認め、さらに広島・長崎原爆投下に言及「非道なのはお前たちだ」と断じた。
私は絶対にテロを容認しはしないが、彼の言葉には心が戦慄き、真実を語るものだけが持つ大いなる力を感じた。その一点だけにおいて。

9.11、それはアルカイーダにとってはジハードである。