akiyoshiの執筆一覧

日米軍事一体化・指揮権を失っては、独立も失われる ――八ヶ岳山麓から(478)――

著者: 阿部治平 

  7月28日、上川陽子外相・木原稔防衛相と、アメリカのブリンケン国務長官・オースティン国防長官のいわゆる日米外相・防衛相会談(2+2)に関する発表があった。  アメリカ側は在日米軍司令部(横田基地)に新組織「統合軍司令

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物価高騰のために94%の人が節約を意識  日本生協連が組合員へアンケート

著者: 岩垂 弘

 2年前から、あらゆるものが値上がりを続けている。国民の生活に与える打撃も日毎に増す一方だ。このため、生協の全国組織である日本生活協同組合連合会(組合員3000万人)は、さる5月、物価高騰の影響についてアンケート調査を行

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水俣病が映す近現代史(10)大正デモクラシー

著者: 葛西伸夫

明治時代が終わると、社会全体に自由を求める傾向が強まり、様々な政治運動、社会運動、労働運動が全国に広がった。 野口や日窒をとりまく状況のなかでも、労働者や主婦や漁民のような「民衆」が自分の権利や自由を求めて様々な場面で異

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北京の「中軸線」がユネスコの世界遺産に! ―北京外交の主軸はいずこに

著者: 田畑光永

 日本では国連の教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で、韓国の反対でのびのびとなってきた佐渡金山の遺跡がやっと「世界文化遺産」に登録されたことが喜ばれている。長くこのことを待ちわびておられた方々にはお祝いを申し上げ

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訃報: 矢沢国光氏が昨日(7月26日)お亡くなりになりました

著者: 合澤 清

長い間、ちきゅう座の「監査役」をやってこられた矢沢国光氏が闘病の末昨日お亡くなりになりました。 矢沢さんは、東京大学理学部地球物理学科を出られた後、東京都の障碍者教育に携わってきました。 学生時代から熱心に故・岩田弘先生

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共産党指導者は中国をどんな目で見ていたか ―――八ヶ岳山麓から(477)―――

著者: 阿部治平 

 松竹伸幸という人がいる。『シン・日本共産党宣言――ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書 2023)という本を出して、共産党から除名された人だ。わたしは松竹氏の安保防衛論に注目してきたので、氏のブログ「超左

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日米”2プラス2″に抗議する7.28緊急デモ「ブリンケン氏、日本立ち入り禁止」へ

著者: 杉原浩司

7月28日、飯倉公館で、外交・軍事担当閣僚による日米安全保障協議委員会 (2プラス2)が開催されます。今回の2プラス2で話し合われるのは、日米両 軍の「指揮統制の枠組み」強化、武器の共同開発・生産の促進、米国の「核 抑止

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半年で処分33.2万人、閣僚級は25人 ―相変わらずお盛んな中国のお役人の腐敗

著者: 田畑光永

 半年以上遅れて先ごろ開かれた中國共産党の第20期3中全会は「一歩進んだ改革」を打ち出したが、対象領域の広さ、項目の多さに比べて、具体性に乏しく、直後にあたかもその第一弾としての内需拡大策のように発表された22日の中国人

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水俣病が映す近現代史(9)「大正の天佑」

著者: 葛西伸夫

【保険をかけていた肥料戦略】 日本の農家にとってはまったく新しい肥料である石灰窒素が、すぐに売れるとは考えられず、野口(日本窒素肥料、以下「日窒」と省略する)は、すでに輸入品を中心に普及が進んでいた硫安(硫酸アンモニア)

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ロマンチック・アイロニー (石丸伸二氏に呈す)

著者: 川端秀夫

こういう光景を思い浮かべてみた。ひとつのロマンチック・アイロニーの画像である。 飛行機が大量のビラを撒き散らした。子供たちはビラを拾って紙飛行機を折る。そしていま、子供たちの折った千機の紙飛行機が、本物の飛行機を追いかけ

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「玉城知事は2年後、立ってられないほど弱っている」か?  沖縄県議選結果について

著者: 宮里政充

16年ぶりの逆転  6月16日に投開票された第14回沖縄県議選挙は、定数48人のうち自民党など野党勢力が28人、玉城デニー知事の与党勢力が20人という結果におわった。これで自民党を中心とする野党勢力は、2008年の選挙以

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 イスラエル軍とのリムパック(環太平洋合同軍事演習)に「NO」を! 7.28ヨコスカ定例デモに参加しよう!

著者: 杉原浩司

イスラエル軍までもが参加する大規模戦争訓練に抗議の声を上げましょう。 7月28日、可能な方はぜひヨコスカへ! 米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2024)への参加について (6月26日、海上幕僚監部) https:/

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こんなにも脆弱だったのか、われわれの社会は ―コンピューターと弾丸で吹っ飛ぶ「正常」

著者: 田畑光永 

 先週は2つの事件に驚かされた。事件そのものより衝撃の波及効果に、と言った方が適切かもしれない。1つは18日の米ミルウオーキーでの共和党の全国大会、もう1つは19日から20日にかけて世界を混乱させたコンピューターの不具合

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■短信■ 日本とパレスチナの協同組合の連帯に向けて

著者: 日本労協連が特別学習会

 日本労働者協同組合連合会(ワーカーズコープ)が、下記の要領で「パレスチナの歴史、現在と協同組合運動~日本とパレスチナの協同組合の連帯に向けて~」と題する特別学習会を開催します。 【開催の狙い】   イスラエルによる攻撃

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経済産業大臣 齋藤 健様 経産省は原発政策を見直してください。

著者: 「経産省前テントひろば」有志

経済産業大臣 齋藤 健様          経済産業省の皆様 資源エネルギー庁長官 村瀬 佳史様  資源エネルギー庁の皆様 経産省は原発政策を見直してください。 2024年7月22日 「経産省前テントひろば」有志 私たち

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結局、「中国式」と「改革」の連呼、合わせて「習ヨイショ」で幕 ―中国共産党「3中全会」終わる

著者: 田畑光永

 慣例に背いて半年以上も開かれず、様々な憶測を呼んでいた中国共産党の第20期3中全会(中央委員会総会)は7月15日から18日までの4日間、北京で開催されて幕を閉じた。  前回も書いたように、今回の会議は2022年秋の共産

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元スイス陸軍大佐/戦略アナリスト・ジャック・ボー氏が語る「ウクライナ紛争」: 『ロシアはヨーロッパを攻撃するつもりはない』

著者: グローガー理恵

はじめに 《ロシアがヨーロッパを攻撃してくる!》 これが西側の政治家やマスメディアの今日の主張であり、このような主張にヨーロッパの市民は恐怖感を覚えている。 例えばドイツの公共放送局 “Deutschlandfunk“の

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