ISHIZUKAの執筆一覧

NPO活動家

音と音楽――その面白くて不思議なもの(9)

著者: 野沢敏治・石塚正英

第9回 再生装置について >往< 石塚正英さんへ 野沢敏治から  近ごろ、パソコンから取り入れた音楽をイヤホンで聴いている若者をよく見かけます。ちゃちな器具に見えるけれど、楽しめるんですね。考えてみれば、高級な再生装置だ

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生産者と消費者が解りあうことをめざした会誌――『土に生きる』創刊号を手にして(2)

著者:  野沢敏治

手仕事のガリ版刷り 創刊号は1975年11月20日の発行。ガリバン刷りで簡素な仕上げ。今では見ることはできないがある世代にとってはなつかしいスタイルである。全28頁。表紙はタイトル・ページで目次がつく。裏表紙に手書きで千

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「単元単位制」導入論はユニークではない―大学講義のあいまに(7)

著者: やすい・ゆたか

 大学生に「ちきゅう座」での「単元単位制導入」論議を紹介したところ、中には大学でのややこしい受講登録の悩みを反映して、「自身の向き・不向きや得手・不得手を把握した上で自身の方向性を自己決定するのは小学生には無理」ではない

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(5)

著者: 二本柳隆著(石塚正英編)

4.1792年のマインツ――フォルスターとマインツ革命の烽火  キュスティースを指揮官とするフランス革命軍に対し、マインツの人々は力をもってするよりは従うことを選んだのである(1)。占領されたマインツでは、フランスのジャ

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義務教育論と単元単位制導入についてー宇井さんの再反論に応えるー

著者: やすい・ゆたか

 宇井宙さんの再反論を早速いただき、議論が弁証法的に発展しつつあるので、非常に喜んでおります。  まず宇井さんは、単元単位制の義務教育への導入に限って反対だということらしい。義務教育をやすいはどう考えるかということだが、

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型を学ぶことの意味―学年制とか単位制とかを考える素材―

著者: 石塚正英

 もう10年以上前になりますが、友人たちに誘われてスキーに行ったことがあります。スキー発祥の地(新潟県上越市)に生まれた私は、4、5歳のころから滑っていましたから、誰よりも得意のはずです。でも意外なことに、ゲレンデのイン

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意志で記憶する自然農業と提携、生活――『土に生きる』を手にして(1)

著者: 野沢敏治

待っていた本が出る  こういう本を私は求めていた。『村と都市を結ぶ有機野菜』である。それは「安全な食べ物をつくって食べる会」が編集して2005年に発行したもの。出版はブロンテ。同会は今から40年ほど前に千葉県南房総市にあ

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学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)

著者: やすい・ゆたか

 大阪市の橋下市長が小中学校にも留年制をということだが、私は学年制そのものを再検討すべきだと思う。もう大量生産時代ではないのだから、すべての科目で一斉に進級という必要はない。各科目、到達目標に達したら次の段階に進むという

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神山伸弘ほか著『ヘーゲルとオリエント』(跡見学園女子大学・神山伸弘、2012.03)紹介

著者: 石塚正英

B5判で754ページというボリュームで刊行された本書は、当代のヘーゲル哲学(研究)者 の看板をなしている執筆陣を擁している。本書は哲学専門書であり、市販本でなく非売品(科学研究費による研究成果報告書)であり広く江湖に行き

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哀愁の漂う小話一つ二つ――「流れ勧進」と「冬の三十日荒れ」に涙して(下)

著者: 石塚正英

「冬の三十日荒れ」 高い山に雪のおとずれがきかれ、人のはく息も白く、荒涼とした日本海のうえを渡り鳥が北の国から南へやってくる秋十一月も末。陽気な三味線や太鼓、四つ竹で賑わしていた渡り芸人達が「では来年までお達者で」と言葉

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