宇井宙さんの見方では、新自由主義的な教育改革によって、それまで問題のなかった学校教育が混乱させられ、学力低下が深刻になったので、そういう間違った教育改革を止めれば、教育が正常化されて問題がなくなるということのようである
本文を読むISHIZUKAの執筆一覧
歴史における神話のアクチュアリティ(3)
著者: 石塚正英三 20世紀における近代化=合理化神話 世界大で環境破壊が進行し、その悪影響を懸念する今日、先進諸国の人々はもはや近代化=工業化・合理化の神話に騙されはしない。ただし、そのように悟るには甚大な対価を払うこととなった。け
本文を読む音と音楽――その面白くて不思議なもの(9)
著者: 野沢敏治・石塚正英第9回 再生装置について >往< 石塚正英さんへ 野沢敏治から 近ごろ、パソコンから取り入れた音楽をイヤホンで聴いている若者をよく見かけます。ちゃちな器具に見えるけれど、楽しめるんですね。考えてみれば、高級な再生装置だ
本文を読む青山森人の東チモールだより 第207号(2012年4月16日夜9時半ごろ)
著者:大統領選挙速報 タウル=マタン=ルアク候補、圧勝の兆し 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 4月16日、きょう、大統領選挙の決選投票がおこなわれました。いま夜9時20分ごろですが、途中
本文を読む単元単位制への疑問(その3)
著者: 宇井 宙やすい・ゆたかさんの単元単位制導入論(4月7日「学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)」)に対してこれまで2度にわたり疑問を提起した(4月8日「小中学校への単位制導入論への疑問」、4月9日「「教育の危機」
本文を読む生産者と消費者が解りあうことをめざした会誌――『土に生きる』創刊号を手にして(2)
著者: 野沢敏治手仕事のガリ版刷り 創刊号は1975年11月20日の発行。ガリバン刷りで簡素な仕上げ。今では見ることはできないがある世代にとってはなつかしいスタイルである。全28頁。表紙はタイトル・ページで目次がつく。裏表紙に手書きで千
本文を読む青山森人の東チモールだより 第206号(2012年4月13日)
著者:ゴミ問題、庶民と大統領の境なし 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 決戦の日、間近 大統領選挙の決選投票日(16日)が近づいてきました。一ヶ月前の第一回戦の選挙運動期間中もわたしは感じ
本文を読む「単元単位制」導入論はユニークではない―大学講義のあいまに(7)
著者: やすい・ゆたか大学生に「ちきゅう座」での「単元単位制導入」論議を紹介したところ、中には大学でのややこしい受講登録の悩みを反映して、「自身の向き・不向きや得手・不得手を把握した上で自身の方向性を自己決定するのは小学生には無理」ではない
本文を読むネオヒューマニズム入門 (下)
著者: やすい・ゆたか6 現代ヒューマニズムの超克 ネオヒューマニズムというのは現代ヒューマニズムを超克するという面があるからで、現代ヒューマニズムとの区別をはっきりさせなければならない。それは何故脱ヒューマニズムではないのかもよく問われると
本文を読む単元単位制への石塚さんの懸念に応える
著者: やすい・ゆたか私は既成の学校制度、それ自体が耐用年数が過ぎていて、解体すべきだという意見である。それに代わるのに共に働き、共に学ぶような場所の形成を目指すべきだ。単元単位制というのは、学科によっては順序を踏んで学んでいくべき学科があ
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(5)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)4.1792年のマインツ――フォルスターとマインツ革命の烽火 キュスティースを指揮官とするフランス革命軍に対し、マインツの人々は力をもってするよりは従うことを選んだのである(1)。占領されたマインツでは、フランスのジャ
本文を読む義務教育論と単元単位制導入についてー宇井さんの再反論に応えるー
著者: やすい・ゆたか宇井宙さんの再反論を早速いただき、議論が弁証法的に発展しつつあるので、非常に喜んでおります。 まず宇井さんは、単元単位制の義務教育への導入に限って反対だということらしい。義務教育をやすいはどう考えるかということだが、
本文を読む「教育の危機」とは何か
著者: 宇井 宙やすい・ゆたか氏の単位制導入論に対して疑問を呈したところ、やすい氏から反論を頂戴しました。まずはそのことに御礼申し上げます。 やすい氏はまず、氏の単位制導入論が「既存の学校制度を前提に」しているという私の勘違いを指摘して
本文を読む青山森人の東チモールだより 第205号(2012年4月6日)
著者:言語論争に母語がようやく参戦 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 第一回戦より決選投票の投票率が上がるか 山岳部の住民に被害を出し都市部の河川近辺の住民を脅かした暴風雨は、先月の大統
本文を読む型を学ぶことの意味―学年制とか単位制とかを考える素材―
著者: 石塚正英もう10年以上前になりますが、友人たちに誘われてスキーに行ったことがあります。スキー発祥の地(新潟県上越市)に生まれた私は、4、5歳のころから滑っていましたから、誰よりも得意のはずです。でも意外なことに、ゲレンデのイン
本文を読む単位制導入論への宇井さんの批判に応える
著者: やすい・ゆたか宇井 宙さんから私の単位制導入論への批判をいただいたので、じっくり検討させていただくことにする。今回は大雑把な形で述べておきたい。まず学校という近代教育制度はもうぼちぼち耐用年数がきたのではないか、イリイチはいみじくも
本文を読む教育と研究の場での単位制について
著者: 石塚正英やすいさんと宇井さんの書き込み、これぞ公共空間メディア「ちきゅう座」が求めているものです。 私は、大学での単位(従量)制に関して利点と欠点を実感しています。個々の単位は落としても学年がないので落第しない。1講座〇〇〇円で
本文を読む意志で記憶する自然農業と提携、生活――『土に生きる』を手にして(1)
著者: 野沢敏治待っていた本が出る こういう本を私は求めていた。『村と都市を結ぶ有機野菜』である。それは「安全な食べ物をつくって食べる会」が編集して2005年に発行したもの。出版はブロンテ。同会は今から40年ほど前に千葉県南房総市にあ
本文を読む学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)
著者: やすい・ゆたか大阪市の橋下市長が小中学校にも留年制をということだが、私は学年制そのものを再検討すべきだと思う。もう大量生産時代ではないのだから、すべての科目で一斉に進級という必要はない。各科目、到達目標に達したら次の段階に進むという
本文を読むネオヒューマニズム入門 (上)
著者: やすい・ゆたか1 人間は生物学的概念ではない 倫理学入門『鉄腕アトムは人間か?』のリポートで、ロボットは機械だし、子供も産まないし、修理次第で不死なので人間ではないという反応が多い。そういう意味では人間ではないのは前提である。既成の人
本文を読む歴史における神話のアクチュアリティ(2)
著者: 石塚正英二 ミュトスからロゴスへ、あるいは神話の非神話への転用 先ほど記したメソポタミヤ最古の叙事詩ギルガメシュ神話には、「エンキドゥ」という始原の人間が登場する。彼は、主人公でウルクの王ギルガメシュがあまりの暴君であったため
本文を読む神山伸弘ほか著『ヘーゲルとオリエント』(跡見学園女子大学・神山伸弘、2012.03)紹介
著者: 石塚正英B5判で754ページというボリュームで刊行された本書は、当代のヘーゲル哲学(研究)者 の看板をなしている執筆陣を擁している。本書は哲学専門書であり、市販本でなく非売品(科学研究費による研究成果報告書)であり広く江湖に行き
本文を読む絆について2―東日本大震災によせて―(5)
著者: 唐澤太輔筆者は前回、〈絆〉と「絆」を区別し、それぞれを定義した。「絆」が人間と他の存在者との「関係」を成り立たせる場であるのに対し、〈絆〉は、「生命そのもの」と人間との「関係」を成り立たせる場である、と定義した。「絆」と〈絆〉は
本文を読む大阪都に向けて
著者: やすい・ゆたか平松邦夫さん(前大阪市長)の敗因は受身だったことであろう。 大阪都構想を批判するだけで、ビジョンがなかった。大阪府民、大阪市民は真剣に沈滞からの脱出を求めているのだ。だからたとえデメリットの方が多いかもしれない大阪都
本文を読む4.21清家竜介研究報告会「交換と主体化」
著者: 19・20世紀古典読書会19・20世紀古典読書会 第91回報告会の案内 日時:2012年4月21日(土)14:00~18:00 会場:東京電機大学北千住キャンパス1号館2階 1213セミナー室です。 (定員30名)。北千住駅東口(電大口)徒歩2
本文を読むホワイト・シューベルト
著者: 木村洋平シューベルトは白い。真っ白い。それは、曇り空の下の雪原のようでもあり、そこには寒さと死も横たわっている。 シューベルトは、1797年にウィーン郊外に生まれた。わずか31歳で人生を閉じる。1828年のこと。ベートーヴェン
本文を読む青山森人の東チモールだより 第204号(2012年3月29日)
著者:心の傷を癒す人たち 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 訂正:大統領選挙の決選投票日は4月16日 前号の『東チモールだより』で「大統領選挙の決選投票日は「4月14日(土)」と書きました
本文を読む絆について1―東日本大震災によせて―(4)
著者: 唐澤太輔東日本大震災以降、絆という言葉が世の中で一つのキーワードとなった。大震災によって我々は、人と人との絆は勿論、人と動物との絆、人と自然との絆など、絆の大切さ、絆あり方の重要性を、改めて深く考えさせる契機を与えられた。 絆―
本文を読む哀愁の漂う小話一つ二つ――「流れ勧進」と「冬の三十日荒れ」に涙して(下)
著者: 石塚正英「冬の三十日荒れ」 高い山に雪のおとずれがきかれ、人のはく息も白く、荒涼とした日本海のうえを渡り鳥が北の国から南へやってくる秋十一月も末。陽気な三味線や太鼓、四つ竹で賑わしていた渡り芸人達が「では来年までお達者で」と言葉
本文を読む青山森人の東チモールだより 第203号(2012年3月26日)
著者:決選投票は「政党 対 市民」で 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 選挙管理委員会による最終結果 3月22日、日本でいう東チモールの選挙管理委員会は最高裁判所に相当する控訴裁判所へ提出
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