正治安岡の執筆一覧

セルビアにおける「リベラリズム」=大使館政治――アメリカ大使の自省的述懐――

著者: 岩田昌征

 最後の駐ユーゴスラヴィア大使W.モンゴメリー著『民主的移行闘争』(2010年、ベオグラード)は、紹介に値する注目すべき内容を有する。去年の10月末日にベオグラードの書店見本市でその英語版を入手出来たので、セルビア語版と

本文を読む

1月11日(金)の法廷で吉田嘉明尋問採否の決定 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第142弾

著者: 澤藤統一郎

DHCと吉田嘉明を反訴被告とするDHCスラップ反撃訴訟 次回法廷は1月11日(金)午前11時00分 東京地裁415号法廷(東京地裁・4階) 吉田嘉明本人尋問採否決定の法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。 どなたでもなんの

本文を読む

貴方は「明治学院大学事件」をご存じだろうか?-学問の自由のために! 

著者: 合澤 清

『大学における〈学問・教育・表現の自由〉を問う』寄川条路編(法律文化社) 年末に読んだこの本に強いショックを受けた。 この事件のことは、「東京新聞」(2017年1月7日付)の記事で一応知ってはいた。しかし、詳しい経緯まで

本文を読む

総理大臣・安倍晋三の仕事始めは伊勢神宮参拝から

著者: 澤藤統一郎

皆様、安倍晋三でございます。明けましておめでとうございます。 内閣総理大臣としての年頭記者会見に当たり、天皇陛下と皇族の方々、そして国民の皆様にも謹んで新年のご挨拶を申しあげます。 平成31年、平成最後となる新年の仕事始

本文を読む

「困難なときに、沈黙しなかったこと。それが闘ったことの意義」

著者: 澤藤統一郎

話題の韓国映画「共犯者たち」。今日(1月4日)ようやく観る機会を得た。 ドキュメンタリーの迫力に圧倒された。隣国でのこの大きな出来事について、あまりに無知だったことを悔いている。韓国の社会に対する親近感を新たにするととも

本文を読む

「天皇制と調和する民主主義」とは、まがい物の民主主義でしかない。

著者: 澤藤統一郎

本日(1月3日)の各紙社説のうち、産経と毎日が天皇代替わりのテーマを取りあげている。極右路線で経営危機を乗り切ろうという産経の相変わらずの復古主義の論調には、今さら驚くこともない。言わば、「犬が人に噛みついた」程度のこと

本文を読む

労働運動よ、興れ、輝け、もっともっと強くなれ。

著者: 澤藤統一郎

未来を口にすることなく過去をのみ語るのは、まぎれもなく老いの徴候である。しかし、何かしら昔の記憶を書き残しておくことも、無駄ではなかろうと思う。正月くらい、昔話もゆるされよう。 もう死語になったのかも知れないが、「労働弁

本文を読む

2月24日(日)/紅林進編『社会主義って何だ、疑問と討論』出版記念討論会 社会主義をめぐる討論を!

著者: 紅林 進

紅林進編『社会主義って何だ、疑問と討論』出版記念討論会 ――――――――――――――――――――――――― 社会主義をめぐる討論を! ――――――――――――――――――――――――― 日時:2019年2月24日(日)午

本文を読む

2019年を「アベ改憲阻止の年」に

著者: 澤藤統一郎

あらたまの年のはじめ。2019年の元日に、それらしいことを書き留めておきたい。 まずは、今年の願い。何よりも、今年を「アベ改憲阻止の年」としたい。改憲勢力の側からすれば、「改憲断念を余儀なくされる年」。改憲派にとっては、

本文を読む

アベ政治を終わらせて、「災」転じて「福」とせよ。

著者: 澤藤統一郎

大晦日。2018年最後の日である。世のならいでは、この日に旧年を振り返る。 財団法人日本漢字能力検定協会が発表する恒例の「今年の漢字」は、「災」であった。災難・災厄・災害の「災」である。その選定は、公募によるもの。この年

本文を読む

1・12ポスト資本主義研究会公開講座:フランスの現代政治を対抗運動から見る―「立ち上がる夜」(2016)と「黄色いベスト」―

著者: 大越正法

2017年5月、フランスで「右でもない、左でもない」を標榜する若いマクロンが大統領に当選した。彼が社会党政権の経済大臣だった時に起きた「立ち上がる夜」(2016年)と、大統領になった今起きている「黄色いベスト」の2つの対

本文を読む

パロディ版 「童謡・アベ政治を許さない」

著者: 澤藤統一郎

当ブロクは、アベ2次内閣発足直後から書き始めたもの。改憲の現実的危機感を感じてのこと。何と本日で、2100回の毎日更新となった。まだ、こんな憲法の理念とはほど遠い人物が行政のトップに居座り続けている。いまだに改憲の危機は

本文を読む

アベ内閣は、「あたらしい憲法のはなし『地方自治』」をよくお読みなさい

著者: 澤藤統一郎

私は、文部省発行の中学生教科書「あたらしい憲法のはなし」(1947年発行)を批判的に紹介してきた。しかし、この教科書は、発刊間もなく保守政治から嫌われ、逆コースのなかで姿を消したものである。表面にこそ出てこないが、「平和

本文を読む

変えよう選挙制度の会・1月例会「選挙制度改革と地方分権化により、地方政治はどう変わったのか!」

著者: 紅林 進

変えよう選挙制度の会・1月例会「選挙制度改革と地方分権化により、地方政治はどう変わったのか!」   日時:2019年1月9日(水)18:30~20:30   テーマ:「選挙制度改革と地方分権化により、

本文を読む

原敬とアベ晋三、100年間の進歩はあったか。

著者: 澤藤統一郎

昨日(12月27日)は盛岡だった。少し時間に余裕があったので、原敬記念館に足を運んでみた。初めての見学。年末だからであろうか、閑散として見学者は他になかった。 館自身の案内はこうなっている。  「大正時代に平民宰相として

本文を読む

金子みすゞは獲られた鯨の子を想い、アベ晋三は鯨をエサに票を獲る。

著者: 澤藤統一郎

「金子みすゞ」。何という清澄な響き。その名を耳にすれば、心が洗われる。 「安倍晋三」。何という汚濁にまみれた響き。その名を聞くだに心がきしむ。 みすゞと晋三。およそかけ離れた、対照的な存在。住む世界が根本的に異なるのだ。

本文を読む

第165回ラテンアメリカ探訪のお知らせ(1月22日)内的な亡命者と詩人――ビクトル・エリセの映画『エル・スール』(1983)が表していること

著者: 土方美雄

『ミツバチのささやき』(1973)で名高いスペインの映画監督ビクトル・エリセは、1939年のスペイン内戦終結間もない、1940年の生まれである。スペイン内戦(1936-1939)は、民主的国家の樹立を目指す共和派と、それ

本文を読む

ハイデガー哲学における歴史と真実(3)――「日本会議研究会」のために 

著者: 野上俊明

<前回のおさらいー映画「ゲッペルと私」をみて>  ポムゼルは、中学卒という低い学歴でありながら、チャンスを得て時代の寵児である宣伝省大臣ゲッペルスの秘書団の一人となりました。彼女の経歴のハンディキャップは、他の知識人女性

本文を読む

天皇誕生日に昭和天皇の戦争責任を思う

著者: 澤藤統一郎

本日は、天皇誕生日。読売の社説が、「天皇陛下85歳 平成最後の誕生日を祝いたい」とある。さて、何ゆえに「祝いたい」のだろうか。本当に目出度いのだろうか。 佛教では、人の逃れ得ぬ不幸を、生・老・病・死の「四苦」と教える。そ

本文を読む

こちら特報部に、澤藤大河「『自衛隊マンガ』から見えるもの」

著者: 澤藤統一郎

本日(12月22日)の「東京新聞・こちら特報部」。タテの見出しに、「沢藤弁護士に聞く」とある。「沢藤弁護士」とは、私のことではない。澤藤大河のインタビュー記事。ヨコ見出しは、「『自衛隊マンガ』から見えるもの」。そして、「

本文を読む