私は、長年の習慣として赤旗は丹念に読む。貴重な情報が提供されているからでもあるし、同紙の意見や論評に敬意を有してもいるからだ。 昨日(2017年4月1日)も、いつもと同じように赤旗に目を通したが、問題となった紙面の変化に
本文を読む正治安岡の執筆一覧
ナチスの残虐は、「希望を語っていた教員」も、「誠実を胸にきざんでいた学生」も惨殺した。
著者: 澤藤統一郎5年目に突入した「憲法日記」の第1ページ。 春にふさわしく、教育についてなにがしかを語ろうと思ったのだが、私には過ぎた課題。やむなく、ルイ・アラゴンの詩の有名な一節を取り上げる。アラゴン讃歌ではない。私は、アラゴンにはな
本文を読むNATO大空爆記念日
著者: 岩田昌征ベオグラードの日刊紙『ポリティカ』の3月24日と3月25日の紙面は、主に18年前のNATOによるセルビア大空爆に関する記事で占められている。3月24日はDan sećanja「記憶の日」とされている。 私自身、1999年
本文を読む日の丸・君が代は、勅語・ご真影とともに従順なる臣民撫育のツールだ。ー「憲法日記」連載4年、到底矛を収められる状況ではない。
著者: 澤藤統一郎当ブログ「澤藤統一郎の憲法日記」が、本日(2017年3月31日)で、連載満4年になる。2013年4月1日スタート以来の満4年。月数にして48か月。日数にすれば1461日。盆も正月も日曜も休日も出張の日も欠かさずに、毎日書
本文を読む肥田舜太郞医師の証言に感動した元裁判官の新聞投稿
著者: 澤藤統一郎昨日(3月29日)の毎日新聞「みんなの広場」欄に、元裁判官・森野俊彦さんの投書が掲載されている。「肥田舜太郎さんの遺志生かせ」という表題。全文を転載させていただく。 「広島原爆で被爆し、医師として被爆者医療に尽力した肥田
本文を読む「忖度」「口利き」「アッキード」「神風」「見えない力」「安倍晋三記念小学校」「名誉校長」「私人・公人」「何むきになっているんですか」。そして「恫喝」と「満額回答」。
著者: 澤藤統一郎今年の流行語大賞は早くも決まりだ。「忖度」以外にないだろう。これに、「口利き」「アッキード」「神風」「見えない力」などが有力に競う。そして、「安倍晋三記念小学校」「瑞穂の國記念小学院名誉校長」「私人・公人」「何むきになっ
本文を読む「被爆者である私は、日本政府の姿勢に心が裂ける思いです。」
著者: 澤藤統一郎世の中には、落ちついて耳を傾けると「なるほどそういうことだったのか。よく聞いてみて初めてわかった」と納得できることがある。しかし、その反対に、聞けば聞くほど「さっぱり分からん。やっぱりおかしい」と思うこともある。日本政府
本文を読む「マイナンバー使用は 自尊心が許さない」
著者: 澤藤統一郎先日、少人数の学習会の席で、マイナンバーを話題にした。「みなさん、役所への書類にマイナンバーを書いていますか?」と振ったら、一人の女性がこう言った。 「私には、ちゃんとした名前があります。役所から勝手に12ケタの番号を押
本文を読む風の神の心変わりー神風変じて逆風の冷たさ
著者: 澤藤統一郎おや、ご存じなかったのですか。この秋津島瑞穂の國は、八百万の神々がしろしめす神域なのですよ。山川草木のすべてに神々が宿りたまい、天が下の森羅万象はことごとく神様の思し召し。ほら、思い出してください。何代か前の首相が、つい
本文を読む社会主義理論学会第28回研究集会「トランプで世界はどう変わるか」
著者: 紅林進社会主義理論学会第28回研究集会 統一テーマ:トランプで世界はどう変わるか 討論者:岩田昌征(千葉大学名誉教授)・大西広(慶應義塾大学教授)・瀬戸岡紘 (駒澤大学名誉教授)・村岡到(日本針路研究所)
本文を読む「法と民主主義」516号(『特集・象徴天皇制をめぐる今日の議論』)購入の再度のお願い
著者: 澤藤統一郎過日(3月19日)、当ブログで日民協機関誌「法と民主主義」の516号(『特集・象徴天皇制をめぐる今日の議論』)購読のお願いをしたところ、昨日(3月21日)までに21人の方から当ブログを契機の購読予約をいただきました。まこ
本文を読むリース労働の未来は?!――『ニューヨーク・タイムス』がキリル文字版を出すことがあれば、私もリースで使ってもらえるのに。
著者: 岩田昌征私の感想。西欧・日本のリベラルと新左翼は、旧左翼・スターリン主義を打倒するのに成功した。その結果、こんな資本主義が全世界にはびこっている。 ベオグラードの日刊紙『ポリティカ』(2017年3月5日)の第1面に「リースされる
本文を読む「朋友相信シ」の蜜月変じて、「朋友相食ム」の醜悪
著者: 澤藤統一郎ボクって愚かなんだ。あんなこと言わなきゃよかった。いつものことだが、もう少し落ちついて、言葉を選んでものを言うべきだったんだ。でも、ついついカーッとなって、「何をムキになっているんですか」なんて言われちゃうんだ。 あのと
本文を読む3/24(金)【供託金違憲訴訟・第3回裁判】@東京地裁103号法廷(大法廷)
著者: 紅林進3/24(金)【供託金違憲訴訟・第3回裁判】@東京地裁103号法廷(大法廷) https://kyoutakukin.jimdo.com/ 開催日:3月24日(金) ・午後1時15分、東京地裁前(東京メトロ霞ヶ関
本文を読む都教委よ、裁判官よ、教員の良心の叫びを聞け。
著者: 澤藤統一郎3月15日の東京地裁527号法廷で、東京「君が代」裁判第4次訴訟の第15回口頭弁論。この日の法廷で弁論は終結し、判決言い渡しは9月15日午後1時10分と指定された。この日、一審最後の法廷で、二人の原告が結審
本文を読む『共謀罪法案』社説ー朝日・毎日・東京は「反対」、日経は「慎重」、読売は「賛成」、産経は掲載なし
著者: 澤藤統一郎昨日(3月21日)政府は「共謀罪法案」を閣議決定し、国会に上程した。政府と自公両党は、4月中に法案の審議に入り、通常国会の会期末(6月18日)までに成立を目指す、としている。そんなことをさせてはならない。 「共謀罪」とい
本文を読む「アベ友疑惑学園疑惑」の構造ーだれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度」程度じゃ収まらぬ。
著者: 澤藤統一郎アベ友学園疑惑とは、アベの口利きによって、国有財産がただ同然で払い下げられたとの嫌疑である。 だれが名付けた「アッキード」。だれが言ったか「疑惑の3日」。だれの言葉か「疑惑のキーマン」。だれもが疑う「口利き疑惑」。「忖度
本文を読むアベの「論理」ー「東京は世界有数の安全都市“だ・か・ら”、オリンピックは『共謀罪』がなければ開催できない」
著者: 澤藤統一郎「二度あることは三度ある」というが、さすがに「四度目もある」とは言わない。「仏の顔も三度まで」であって、通常四度目はない。 アベは、籠池を指して「非常にしつこい」と評し、「簡単に引き下がらない」「教育者としていかがなもの
本文を読む「法と民主主義」516号(『特集・象徴天皇制をめぐる今日の議論』)のお薦め
著者: 澤藤統一郎日本民主法律家協会(日民協)の機関誌「法と民主主義」(「法民」)は、年10回刊。2・3月と、8・9月号が合併号となる。2017年2・3月合併号が予定通りに校了し、3月24日に発刊の運びとなる。通巻第516号である。ぜひ、
本文を読む原発避難者訴訟ー「笑顔なき勝訴」から「笑顔に満ちた勝訴」を目指して
著者: 澤藤統一郎昨日(3月17日)、前橋地裁(原道子裁判長)が「福島第1原発事故 避難者訴訟」の判決を言い渡した。全国各地の原発事故損害賠償集団訴訟は20件を数え、原告総数1万2000人と言われる。その集団訴訟最初の判決として注目されて
本文を読む天皇退位問題の議論に、国会が萎縮してはならない。
著者: 澤藤統一郎天皇(明仁)の退位希望を可能とする法整備に関し、異例のこととして、衆参両院の正副議長が議論のとりまとめを行った。一昨日(3月15日)その成案が各会派に示され、本日(3月17日)午後、そのとりまとめによる提言書が、首相に手
本文を読む都教委よ、裁判官よ、憲法の叫びに耳を傾けたまえ
著者: 澤藤統一郎昨日(3月15日)、東京「君が代」裁判第4次訴訟の最終弁論。 2014年3月17日に提訴し、以来3年間15回の口頭弁論を経て、本日弁論終結した。判決言い渡しの指定日は9月15日である。 私は、この裁判の弁護団の一員として
本文を読む「共謀罪」は、法案として提出されても4度目の廃案に追い込める。
著者: 澤藤統一郎本日の憲法学習会例会にお招きの電話をいただいた際に、二つ返事で承諾申しあげました。3月15日を特に選んでの共謀罪をテーマにした学習会。これは、お引き受けしなければならない、と思ったわけです。 この地域のみなさまが、10年
本文を読むシベリア抑留と砂糖
著者: 岩田昌征富田武著『シベリア抑留』(中公新書)を通読した。現代日本人の円満な歴史的自我を形成する上での必読書であろう。が、ここで本書を論評しない。関心事に触れるだけにする。 本書の113ページに「日本軍捕虜の給食基準(1人1日グラ
本文を読む「3・15」弾圧を繰り返すことのないよう、共謀罪への反対を訴えます。
著者: 澤藤統一郎本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま。毎月第2火曜日の昼休みに続けております、「本郷湯島九条の会」からの訴えです。 春に似つかわしくない陰鬱な日に、陰鬱な話題となりますが、皆さま、しばらく耳をお貸しください。 今日は3月1
本文を読む「アベ友疑惑」解明に、背任罪告発でメスの試み
著者: 澤藤統一郎世の中のできごとは、9分9厘までは常識的な理解の範囲にある。ところが、1厘にも達しない確率ではあるが、ときに常識では理解し難い驚くべきできごとが明らかになる。 豊中市では、路線価を基準に値踏みすれば10億円を下るはずのな
本文を読む古稀を迎えた第五福竜丸ー負の遺産忘却の潮流に負けずに
著者: 澤藤統一郎本日(3月12日)は、江東区夢の島で公益財団法人第五福竜丸平和協会の理事会。私は協会の監事として、理事会にも評議員会にも出席する立場。もっとも、私の実務はたいしたことはない。理事・評議員の役員全員が核廃絶の理念に共鳴した
本文を読む教育勅語とは、天皇のために死ねという教典である。これを持ち上げるイナダを防衛大臣に居座らさせてはならない。
著者: 澤藤統一郎今日は、3・11。震災・津波・原発の被害について、ぜひとも書かなければならないところだが、思いがまとまらない。PKO部隊の南スーダンからの撤退問題も、アベ友小学校設立認可問題の新局面も、共謀罪も沖縄も韓国も豊洲も軍学共同
本文を読む春宵のまどろみにラジオのニュースがこう聞こえたー韓国憲法裁判所大統領罷免決定のインパクト
著者: 澤藤統一郎2012年4月26日、「日民協 韓国司法制度調査団」は韓国憲法裁判所を訪問した。我が国の、高邁な憲法理念と高邁ならざる最高裁判決との落差に臍を噛んでばかりの日本の弁護士には、韓国憲法裁判所の判決は驚嘆の内容。行政に対する
本文を読むクロマグロ捕獲規制と民主主義
著者: 澤藤統一郎最近、漁業・漁民との関わりの機会が増えている。 本日(3月9日)午後、お誘いを受けて参議院会館1階講堂で行われた「沿岸漁民の視点からクロマグロの漁獲規制を考える」シンポジウムに参加した。「全国沿岸漁民連絡協議会」(JCF
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