合澤清の執筆一覧

文学渉猟:シラノ・ド・ベルジュラックの悲劇-「人生は歩く影法師、あわれな役者だ」

著者: 合澤清

書評:『シラノ・ド・ベルジュラック』エドモン・ロスタン作 辰野隆・鈴木信太郎訳(岩波文庫) 「…消えろ、消えろ、はかない灯の光!人生は歩く影法師、あわれな役者だ。束の間の舞台の上で、身振りよろしく動き回ってはみるものの、

本文を読む

6/14国会包囲行動(「戦争法案反対!」「憲法9条を守れ!」)参加レポート

著者: 合澤清

なんとも蒸し暑い天気だったが、それでも大勢の方々が予定の午後2時前には国会を大方包囲していた。私も連れ合いと一緒に1時頃には日比谷図書館に着いたのだが、さすがにまだ早すぎるのではないかと考えて、図書館の中でしばらく待機、

本文を読む

名勝「小金井サクラ」と武蔵野ゆかりの文学散歩 

著者: 合澤清

「武蔵野」という名前から直ちに連想するのはやはり国木田独歩の『武蔵野』である。 独歩の『武蔵野』の一節に最初に触れた時の記憶は今でも割にはっきりしている。小学生だった頃手に取った漫画で、手塚治虫が描いた「赤猫」(?)とい

本文を読む

2/26東京地裁の「テントひろば撤去判決」を断固糾弾する!

著者: 合澤清

26日は朝から雨が降る寒い天気だったが、それにもかかわらず大勢の人たちが「テントひろば」前に集まり、そのまま地裁法廷へと向かった。 法廷内にはおよそ80人ほどの人が入って座り込む。やがて裁判官が出てきたと思うと同時に何や

本文を読む

文学渉猟:この世は不条理から成る―「極限状況」において知る不条理の遍在

著者: 合澤清

アルベールカミュ著『ペスト』上・下 宮崎嶺雄訳(新潮社文庫1962) この本の舞台設定は、194x年、当時フランス領だったアルジェリアのオラン県の県都であるオラン市(当時20万人ほどの人口を擁していた港町)での出来事であ

本文を読む

7.21の参院選挙結果に一喜一憂している暇はない―歯車の狂った日本

著者: 合澤清

猛暑の中の選挙となった2013年の参議院議員選挙は、大手マスメディアの読み通りに、自民党・公明党の連立与党の圧勝に終わった。僕には、このメディアの読みがあまりにも的中し過ぎていたこと、しかもかなり早い時期から「連立与党圧

本文を読む