ドイツにいたため、8月30日の抗議集会には参加できなかった。いよいよ国会が大詰めを迎えたこの日、なにがなんでもこの悪法案を阻止したいと、国会前の抗議集会に参加した。 8月30日の参加者の体験から、遅い時間になれば地下鉄の
本文を読む合澤清の執筆一覧
2015年ドイツ逗留日記(10)
著者: 合澤清1.身辺雑話(新しい知り合い、「寿司パーティ」など) ドイツ滞在も残すところ一週間程度になってきた。そろそろ帰り支度を、と考えてはいるのだが、相変わらず飲む機会が多くて、一向に身辺整理ができないでいる。 ここに来て少し変
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(9)
著者: 合澤清1.Nebraへの小旅行(8月18日) この日は終日雨にたたられてしまった。朝早く起きて、コーヒーと卵入りスープ(Suppe)の簡単な朝食をとり、8時半にこの家の女主人(Petra)の運転で、僕ら夫婦とPetraの孫娘2
本文を読む書評:『帝国解体―アメリカ最後の選択』…「軍産学複合体」は破滅への道-断末魔の米・日経済状況
著者: 合澤清書評:『帝国解体―アメリカ最後の選択』チャルマーズ・ジョンソン著 雨宮和子訳(岩波書店2012) „Dismantling The Empire : America’s Last Best Hope“ by Chalme
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(8)
著者: 合澤清1.今季初めての小旅行(エアフルト、イエナ)-8月8日 ドイツ滞在も残り1カ月を割り込んだ。8月に入ると友人たちからのお誘いやら何やらで例年大忙しになる。今季、週末に自分らで旅行ができるとすれば、8、9の日か15,16の
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(7)
著者: 合澤清1.ゲッティンゲンで一番古い居酒屋に行く(8月5日) このところ暑さがぶり返してきた感がある。猛烈な暑さが連日続いている。しかし、朝晩が涼しいのと、からっとした暑さなので、日本に比べれば格段に過ごしやすい。この暑さもあと
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(6)
著者: 合澤清1.ギリシャ問題と難民問題 行きつけの居酒屋のギリシャ人従業員に、言葉は何ヶ国語を喋れるのかと聞いて見た。ドイツ語、英語、ギリシャ語とユーゴスラヴィア語だという。ユーゴスラヴィア語と一口で言っても多様である。確かに古代ギ
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(5)
著者: 合澤清1.ギリシャ危機の波紋 「ギリシャ人はキリギリスで、日ごろ遊び暮らしているからああいうことになったのだ」というまことしやかな噂話が、特に「勤勉なドイツ人」の間で飛び交っているとも聞くが、真相はどうか? この「アリとキリギ
本文を読む国庫は赤字、それでも税金は庶民が払い、大金持ちは払う必要なし!
著者: 合澤清国庫は赤字、それでも税金は庶民が払い、大金持ちは払う必要なし! 書評・紹介:『タックス・ヘイブンの闇―世界の富は盗まれている!』ニコラス・シャクソン著 藤井清美訳(朝日新聞出版2012) „Treasure Island
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(4)
著者: 合澤清1. この頃の身辺雑感 このところ、やっとドイツらしい天気になってきた。時々は夜になっても暑くて窓を開け放って眠るが、まあ、大体は涼しい(夜明けごろは寒い)。 毎週決まって水曜日の夕方、いつもの居酒屋でドイツ人の友人たち
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(3)
著者: 合澤清1.またまたお天気の話題から このところ雨の多い天気が続いている。ドイツには「梅雨」というはっきりした季節は無いはずだが、それでも今の時期は一種の「梅雨」に当たるのかもしれない。昔、語学学校に居た時分にドイツ人の女教師か
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(2)
著者: 合澤清1.このごろのドイツ(ニーダーザクセン州)の気候、その他 7月5日の日曜日、窓と部屋のドアを全開にして眠るがそれでも暑くて何度も目が覚める。朝食の後、さすがに疲れたので、少し昼寝をした。この時間だと窓(東窓)から涼風が入
本文を読む文学渉猟:シラノ・ド・ベルジュラックの悲劇-「人生は歩く影法師、あわれな役者だ」
著者: 合澤清書評:『シラノ・ド・ベルジュラック』エドモン・ロスタン作 辰野隆・鈴木信太郎訳(岩波文庫) 「…消えろ、消えろ、はかない灯の光!人生は歩く影法師、あわれな役者だ。束の間の舞台の上で、身振りよろしく動き回ってはみるものの、
本文を読む2015年ドイツ逗留日記(1)
著者: 合澤清1.1日目(7月1日)―くれぐれもドイツの列車に精確な時刻を求めないことです 今回はいつものSAS(スカンジナビア航空)の便を使わなかった。というのは、成田からコペンハーゲン経由でドイツのハノーファーに行く便に乗り継ぐの
本文を読む6/14国会包囲行動(「戦争法案反対!」「憲法9条を守れ!」)参加レポート
著者: 合澤清なんとも蒸し暑い天気だったが、それでも大勢の方々が予定の午後2時前には国会を大方包囲していた。私も連れ合いと一緒に1時頃には日比谷図書館に着いたのだが、さすがにまだ早すぎるのではないかと考えて、図書館の中でしばらく待機、
本文を読む名勝「小金井サクラ」と武蔵野ゆかりの文学散歩
著者: 合澤清「武蔵野」という名前から直ちに連想するのはやはり国木田独歩の『武蔵野』である。 独歩の『武蔵野』の一節に最初に触れた時の記憶は今でも割にはっきりしている。小学生だった頃手に取った漫画で、手塚治虫が描いた「赤猫」(?)とい
本文を読む「安倍政権NO! 3.22大行動」に参加して
著者: 合澤清今年に入ってから今までの統一行動日は、生憎の強風や雨や寒さに祟られ続け、闘いの困難さ、多難さを天候の上からも十分味あわされてきた。ところがこの日は、これまでと打って変わった好天気、絶好の「デモ日和」となった。 日比谷野外
本文を読む3/8 NO NUKES DAY(反原発統一行動)参加記
著者: 合澤清春先はどうしても天気が不安定なものであるらしい。この日も午前中は雨模様、午後からどうやら雨はあがってきたものの、肌寒い天候だった。 この日の日比谷公園は、公園全体が「脱原発」「平和」「反戦」の声でうめつくされた感があった
本文を読む2/26東京地裁の「テントひろば撤去判決」を断固糾弾する!
著者: 合澤清26日は朝から雨が降る寒い天気だったが、それにもかかわらず大勢の人たちが「テントひろば」前に集まり、そのまま地裁法廷へと向かった。 法廷内にはおよそ80人ほどの人が入って座り込む。やがて裁判官が出てきたと思うと同時に何や
本文を読む危機の時代における「治安維持法」と「特定秘密保護法」
著者: 合澤清書評:来栖宗孝著『治安維持法 断想―─徳田球一上申書に寄せて―─社会的・思想的視点から』(社会批評社2014.9.15発行 1500円+税) 著者来栖宗孝先生は、1920年の生まれ、御年94歳になる。確か、名古屋大学名誉
本文を読むドイツ・ゲッティンゲンの友人たちから「クリスマスおめでとう」の便り
著者: 合澤清Weihnachtliche Grüsse aus Göttingen!!!!! Wir wünschen Euch auch ein gutes schönes 2015! Alles alles Liebe und
本文を読む文学渉猟:誘惑する者とされる者の間の危険なゲーム
著者: 合澤 清『危険な関係』上、下 ラクロ作 伊吹武彦訳(岩波文庫1998) 1.イントロダクション ごく一般的な紹介から入ってみたい。この書簡体の小説は、一人の復讐に燃える悪魔的な女性(メルトイユ侯爵夫人
本文を読む文学渉猟:啄木と北一輝/市川正一の不屈神話を暴く
著者: 合澤清*書評:下里正樹著『京子浪淘』(五月書房 1995)2060円 実に興味深い小説である。まずこの本の作者のキャリアからして興味をそそる。下里正樹は日本共産党の機関紙「赤旗」の敏腕記者だった。ところが、彼が青森県弘前市の文
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その5)
著者: 合澤 清1.バンベルク、イエナ、エアフルトを駆け足で旅行 そろそろ我々のドイツ滞在も終盤に近付いてきた。毎年訪れているBamberg、Jena、Erfurtを駆け足で回ってきた。Bambergは、趣のある石橋を渡って入る旧市街地
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その4)
著者: 合澤清このところドイツでも非常に不順な天候が続いている。極端な暑さ(日中の温度が40℃以上)がしばらく続いた後、今度はまた湿度の高い「じめじめ」した日にちが何日も続き、ドイツ各地にGewitter(小台風)による大雨(ところに
本文を読む麻生副総理の「ナチスの戦術を手本に」発言の波紋
著者: 合澤清当然のことながら、この麻生副総理のナチス発言はドイツでは大変な波紋を起こしている。すぐさま「DIE ZEIT」紙が連日にわたってこの記事を載せて批判、「Die Welt」紙も同じく直ちに批判を掲載、そのほか各紙が、この麻
本文を読む文学渉猟:この世は不条理から成る―「極限状況」において知る不条理の遍在
著者: 合澤清アルベールカミュ著『ペスト』上・下 宮崎嶺雄訳(新潮社文庫1962) この本の舞台設定は、194x年、当時フランス領だったアルジェリアのオラン県の県都であるオラン市(当時20万人ほどの人口を擁していた港町)での出来事であ
本文を読む7.21の参院選挙結果に一喜一憂している暇はない―歯車の狂った日本
著者: 合澤清猛暑の中の選挙となった2013年の参議院議員選挙は、大手マスメディアの読み通りに、自民党・公明党の連立与党の圧勝に終わった。僕には、このメディアの読みがあまりにも的中し過ぎていたこと、しかもかなり早い時期から「連立与党圧
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その3)
著者: 合澤清1.エジプトの混乱を憂う このところドイツの新聞、ラジオ、週刊誌は、こぞってエジプトの記事であふれている。これらの記事から推測するに、対立は非常に複雑な様相を呈してきているようだ。なかなか我々外国人の、それも素人の目では
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その2)
著者: 合澤清1.身体を動かすことの好きなドイツ人-環境が大切だ! 相変わらずの寒い日が続いている。時折陽は射すが、セーターや長袖シャツは手放せない。 26日に友人のユルゲンと待ち合わせのSzuelten Buergerに出かけた折、
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