坂井定雄の執筆一覧

トランプ政権、最後の1年(23) 金子敦郎論文紹介―鋭く明快なトランプ黒人差別批判

著者: 坂井定雄

 米大統領選挙まで2か月を切った。「リベラル21」にも随時執筆していただいている国際問題ジャーナリスト金子敦郎さん(元共同通信ワシントン支局長)が、オンライン誌「現代の理論」最新号に、「トランプ、苦し紛れの強硬策、バイデ

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トランプ政権、最後の1年(22) “ハートのないトランプ”へのジュネーブの怒り

著者: 坂井定雄

わたしは、「リベラル21」に書いた原稿を友人たちに転送しているが、8月21日の「大坂なおみ、黒人市民殺傷に強い抗議」に、ジュネーブに住む親しい故人の夫人から、すぐ返事をいただいた。筆者の了解をいただいて、全文を紹介したい

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トランプ政権、最後の1年(21) やった!大坂なおみの全米オープン前哨戦準決勝拒否・・・

著者: 坂井定雄

やった!大坂なおみの全米オープン前哨戦準決勝拒否 怒りを込めて暴虐なトランプ政権への抗議 世界ランキング現在10位、昨年はトップにもなったテニス選手大坂直美さんが、警察官による黒人市民殺傷続発に対して全米で広がる抗議運動

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トランプ政権、最後の1年(21) 米大統領選挙戦、トランプ、郵便投票補助金の支出を拒否・・・

著者: 坂井定雄

米大統領選挙戦、トランプ、郵便投票補助金の支出を拒否 ハリス上院議員が副大統領候補で民主党さらに優勢  11月3日に迫った米大統領選は、トランプ大統領と民主党の大統領候補バイデン前副大統領が、それぞれ現ペンス副大統領、カ

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トランプ政権、最後の1年(20) 米大統領選まで、3か月切る。・・・

著者: 坂井定雄

米大統領選まで、3か月切る。重要14州のうち、トランプが前回勝利した10州のうち 優勢は3州だけ。逆上、暴言を重ねる大統領。  11月3日の米大統領選が近づいてきた。信頼度が高いすべての世論調査で、民主党のバイデン候補が

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日本の外国人再入国拒否継続は非人道的 すでに4か月、解除の見通しなし

著者: 坂井定雄

 日本政府は、4月3日以降、4か月以上、日本国の在留資格を持っている日本在住の外国人の、再入国を原則拒否している。政府側の非公式な説明は、再入国の際の新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査態勢が整っていないためだとい

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トランプ政権、最後の1年(19) 100日を切った米大統領選挙―焦点はコロナ対策 民主党バイデン氏が10%以上堅いリード  

著者: 坂井定雄

 アメリカ大統領選挙まで100日を切った。  27日のワシントン・ポストは、「なお、トランプに一つの質問をする:なぜ、コロナウイルスの危機を解決するために、もっと努力しないのか?」の見出しで大きく報じた。その書き出しはー

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トランプ政権、最後の1年(18) 新型コロナウイルス大流行 中国で武漢の再来はないー北京では8日連続0人も

著者: 坂井定雄

 新型コロナウイルス感染症流行は、昨年12月下旬、中国の武漢市(人口約1千百万)から始まったとする見方が定説だ。一月に中国政府は同市を厳重に封鎖したが、感染症は中国国内そして世界に広がっていった。  そして7月17日現在

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トランプ政権、最後の1年(17) トランプと戦う米民主党の有色女性下院議員4人組 大統領は「出てきた自分の国に帰れ!」と激しい敵意

著者: 坂井定雄

 4人組の先頭に立つのはアフリカのソマリア生まれ、イルハン・オマールさん(1981年生まれ、3児の母)。  2018年11月の米下院選挙にミネソタ州第5選挙区で民主党から立候補、当選した。初のソマリア生まれ、初のアフリカ

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トランプ政権、最後の1年(16) イスラエルの占領地併合に抗議高まる  欧州25ヵ国、日本でも抗議署名多数

著者: 坂井定雄

 イスラエルのネタニヤフ政権は、事実上イスラエルの軍事支配下にあるパレスチナ・ヨルダン川西岸地区の領土併合作業を、7月1日以降から開始しようとしている。実際の作業は、領土化宣言、国民投票、入植地の周辺を拡大して防護壁の強

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トランプ大統領、最後の1年(15) 剛腕右派のボルトン前補佐官が暴露本出版 

著者: 坂井定雄

 共同通信は23日早朝、同日米国で出版され、同国内で大騒ぎを起こしている、ジョン・ボルトン前国家安全保障担当補佐官の著書について、次のように速報した。 「 【ワシントン共同】ボルトン前米大統領補佐官は23日出版の回顧録で

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黒人殺害の白人警官を非難しないトランプ大統領 全米に広がる抗議デモ弾圧に州兵出動を要請 英BBCが代表する国際世論の非難

著者: 坂井定雄

 米国中西部ミネソタ州で5月15日、白人警官が黒人市民のジョージ・フロイドの首を押さえつけたまま離さず、殺した事件。全米で激しい抗議デモが広がり続けている。トランプ大統領は、警官の行為を一切非難せず、デモを鎮圧するために

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トランプ大統領、最後の1年(14) 新型コロナ対策で大きく後れ、増え続ける世界最悪の感染者数 ―WHOと中国を攻撃したが孤立

著者: 坂井定雄

 新型コロナウイルスの世界感染状況は5月23日現在、全体で感染者521万5253人、死者33万8265人。1位の米国は感染者160万1434人(31.7%)、死者9万6007人(28.3%)。数字は、世界各国が毎日の感染

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トランプ大統領、最後の1年(13)  トランプ大統領、コロナウイルスを「真珠湾よりも悪い!」と中国非難 ―世界で高く信頼されている英BBCの報道

著者: 坂井定雄

その公正な幅広さで、世界で高く信頼されている英国の世界的公共放送BBCは7日、トランプ米大統領が、新型コロナウイルスCOVID19の世界的大流行の責任は中国にあると断定、第2次大戦の真珠湾への日本軍の攻撃や20年前の9・

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トランプ大統領、最後の1年(12) 新型コロナ感染症対応で国際協力に害悪(上) 米国民の支持は低下

著者: 坂井定雄

昨年末、中国武漢から始まった新型コロナ・ウイルスのパンデミック(世界的大流行)、との国際社会の戦いに、トランプ米大統領は少なからぬマイナスの役割を果たした。トランプは中国との協力、互助を拒否し、パンデミックとの戦いの国際

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「東京都立大学」が9年ぶりに復活 石原慎太郎知事時代の悪政の終わり

著者: 坂井定雄

 4月から、「東京都立大学」が9年ぶりに復活した。おめでとう!  1949年に戦後日本を象徴する民主的、開放的な首都の大学を目指して開学した同校は、特に文科系学部の教授陣には、リベラルな、あるいは左派的な著名学者もかなり

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森友疑惑、財務省の担当者自殺の真相明らかに 「週刊文春」が遺書公開、遺族は1億1千万円の賠償を提訴

著者: 坂井定雄

 森友疑惑。直接の担当者、赤木俊夫・上席国有財産管理官(57歳)の自殺にもかかわらず、安倍首相・同夫人―麻生財務相―佐川元理財局長(当時、事件の全容を指揮)は国会での厳しい再調査要求を拒否し続けている。2年前の2018年

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第二次大戦以来の、市民の団結が重要な事態  メルケル独首相の演説

著者: 坂井定雄

 ドイツのメルケル首相は3月18日、「コロナウイルス対策について」と題した重要演説を、全ドイツ、全世界に向けて行いました。ドイツ語翻訳家・林美佳子さんの全文翻訳(ネット公開)から約1ページ半を紹介します。林さんに連絡する

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アフガン戦争報道で、女性を忘れないBBC(下) タリバンと交渉した女性ファウジア・コーフィ

著者: 坂井定雄

 1996年から2001年のタリバンの支配下では、タリバンは女性たちの学校教育と雇用を禁止し、彼ら流の解釈による厳格なイスラム法を押し付けた。それには、石投げによる死刑とむち打ちが含まれた。  これまでの人生、アフガニス

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アフガン戦争報道で、女性を忘れないBBC(上) タリバンと交渉した女性ファウジア・コーフィ

著者: 坂井定雄

  2000年以来、反政府勢力タリバンに対してアフガニスタン政府軍、米軍主力の多国籍軍が戦い続けてきたアフガン戦争の報道で、BBC(英公共放送)はアフガン女性の現状と地位、主張をたびたび紹介してきた。今回のトランプ政権と

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トランプ大統領、最後の1年(11) アフガニスタンから14か月以内に米軍撤退 和平のカギは、アフガン政府とタリバンの合意

著者: 坂井定雄

 トランプ米政権とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは2月29日、2018年10月から中東カタールで断続的に行ってきた和平交渉を妥結、首都ドーハで正式な調印式を行った。それに基づき米国は、同国に残留してタリバンと戦っ

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トランプ大統領、最後の1年(10) イスラエル、聖地エルサレムの「壁」まで、占領地に地下鉄道を延長、駅名を「ドナルド・トランプ」に決める

著者: 坂井定雄

 イスラエル政府のカッツ運輸相は2月17日、ユダヤ教とイスラム教の聖地エルサレム旧市街の「嘆きの壁」(西壁)まで、エルサレムとテルアビブ間の高速鉄道を地下に延長し、「壁」から数十メートルの場所に地下駅を建設、駅名を「ドナ

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トランプ大統領、最後の1年(9) 軍事予算を大幅拡大、核戦力の使いやすさを強化、対人地雷の使用拡大など軍拡を推進

著者: 坂井定雄

 トランプ政権は軍事予算を大幅増、中距離核戦力(INF)全廃条約を失効させ、使いやすい小型核兵器を原潜に配備、対人地雷の使用制限を撤廃した。オバマ前政権が8年間に進めた、核軍縮の取り組みを逆行させている。トランプ流の冷戦

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トランプ大統領、最後の1年(8) 世界に対する最悪行のパリ協定離脱 次期大統領選翌日に発効

著者: 坂井定雄

 オバマ政権下の米国をはじめ世界の主要国のすべて196ヵ国が参加を表明した、気候変動抑制ための国際的枠組み(パリ協定)。2016年11月4日に正式発効した。しかし16年11月の米大統領選挙で勝利したトランプ大統領は、公約

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トランプ大統領、最後の1年(7) BBCも追及―好都合なデータを寄せ集めた一般教書(下)

著者: 坂井定雄

 トランプの主張:「私はまた、米国の家族たちに、契約前の状態にかかわらず、常に患者を守ると誓った」  事実チェック:この主張は真実ではない。彼はこの誓いを言ったかもしれないが、彼の行動はこの誓いを守っていなかった。  医

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トランプ大統領、最後の1年(6) 弾劾訴追裁判、下院は可決、上院は否決で無罪押し切る BBCも追及―好都合なデータを寄せ集めた一般教書(上)

著者: 坂井定雄

 トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」を追求する米上院弾劾裁判は、5日、トランプの「権力乱用」などの罪状について採決、与党共和党の多数票で無罪判決を下した。下院は昨年12月18日、民主党による賛成多数で弾劾訴追を決定して

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トランプ大統領、最後の1年(5) エルサレムを首都と公認、大使館を移転

著者: 坂井定雄

 トランプはこの3年、米国が最も重要な責任を担っているパレスチナ・イスラエル紛争で、イスラエルの利益、パレスチナに打撃を与えるために、その権限を駆使してきた。28日発表のトランプの和平案は、最後の1年に入り、イスラエルび

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トランプ大統領、最後の1年 (4) イスラエル入植地拡大を承認する中東和平案―BBC報道から

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領は28日、ワシントンでネタニヤフ・イスラエル首相と会談後、トランプ政権としては初めてのパレスチナ紛争の解決案を発表した。トランプは記者会見で「パレスチナ人もイスラエル人も、彼らの住まいから追い立てられるこ

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トランプの任期切れまであと1年(3) ―中国、日本、環太平洋諸国と経済連携見直し

著者: 坂井定雄

トランプは第二次大戦後の世界の平和と協力、発展に米国が担ってきた大きな役割りを次々と一方的に放棄した。イランと主要6ヵ国の核合意脱退、イランへの経済制裁の復活は、トランプが就任早々から強行した国際的取り決め破棄の一部にし

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トランプの任期切れまであと1年(2)  ―なぜこれほどイランへの憎悪、嫌悪が強いのか

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領の命令によって米国は2018年5月、オバマ前政権の尽力で実現したイランと主要6ヵ国(米、ロシア、中国、英国、フランス、ドイツ)との核合意(2015年10月発効)から一方的に脱退し、イランに対する厳しい経済

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