「放送法遵守を求める視聴者の会」なるものがある。 「国民主権に基づく民主主義のもと、政治について国民が正しく判断できるよう、公平公正な報道を放送局に対して求め、国民の『知る権利』を守る活動を行う任意団体です」と自ら称して
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
那覇地裁「沖縄戦・国賠訴訟判決」の冷酷さには承服しかねる。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月16日)那覇地裁(鈴木博裁判長)で「沖縄戦被害・謝罪及び国家賠償訴訟」の判決が言い渡された。請求棄却。沖縄戦で筆舌に尽くしがたい被害を受けたとして、住民とその遺族79人が、国を被告としてその責任を問い、被害に対
本文を読む東京は思想・信仰弾圧の野蛮都市だ。オリンピック開催都市として恥ずかしくないか。
著者: 澤藤統一郎安倍晋三は「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」と言った。私は、右翼も軍国主義者も大嫌いだ。しかし、保守政治家一般を毛嫌いしているわけではない。むしろ正統保守には、しかるべき敬意を払ってきた。舛添要一と
本文を読む「保育園落ちた日本死ね」怒りのブログに、曾野綾子の「大きなお世話」
著者: 澤藤統一郎これ以上はない大きな反響を呼んだ話題のブログの冒頭の一節。 保育園落ちた日本死ね!!! 何なんだよ日本。 一億総活躍社会じゃねーのかよ。 昨日見事に保育園落ちたわ。 どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。 子供
本文を読む財界奉仕と憲法破壊ー党大会におけるアベ総裁の決意表明
著者: 澤藤統一郎第83回自由民主党々大会にあたり、党総裁としてごあいさつを申し上げます。 大変お忙しい中、こうしてたくさんのおカネをいただいているスポンサーのみなさまにお集まりいただきました。党を代表して厚く厚くお礼を申し上げます。 厳
本文を読む野党共闘の成立をもって、「厚い土着の人びとの壁」を突き崩さねばならない。
著者: 澤藤統一郎さて、今日はクイズである。 ある識者が、政治と運動の情勢について、次のとおりの発言をしているという。この発言をお読みになって、発言の主が誰だか当てていただきたい。 この問題の正解者はたいへんな知恵者だ。尊敬に値する。この
本文を読む内閣法制局はねじ伏せた。裁判所が相手だこれからは。
著者: 澤藤統一郎3月11日の各紙に溢れた被災関連記事の中で、もっとも心に響いたのが朝日川柳欄の次の一句。 泣くなとは無理をいうなよ千の風 (神奈川県 石井彰) どんな説明も蛇足とする鎮魂の歌。心に刻んでおきたい。 3・11関連ではないが
本文を読む3月11日津波のあとに漁師になることを決意してくれた息子が継承できる漁業をー「浜の一揆訴訟」法廷で
著者: 澤藤統一郎3月11日である。この日が、特別の感慨をもって語り合われるようになってから、今日が5回目の「3・11」。この日私は、沿岸の漁民の皆さんと盛岡にいた。午後2時46分、集会を中断して一分間の黙祷を捧げた。今日は、何よりも鎮魂
本文を読む明日(3月11日)「浜の一揆訴訟」第2回法廷
著者: 澤藤統一郎けっして忘れることができない、あの「3・11」被災の日から、明日(2016年3月11日)が5年目の日となる。たまたま、その日が盛岡地裁での浜の一揆訴訟、第2回口頭弁論の日となった。 盛岡の各メティアに宛てた、取材依頼と記
本文を読む皇位も含む「女性に対するあらゆる形態の差別」
著者: 澤藤統一郎女性差別撤廃条約(外務省の訳では「女子差別撤廃条約」)の正式名称は、「女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」という。 この条約は、「男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別を
本文を読むメディアは、スラップ訴訟の害悪を世に広く知らしめる努力を -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第77弾
著者: 澤藤統一郎昨日(3月7日)の朝日新聞社会面が、スラップ訴訟関連の記事を取り上げた。 見出しは、「言論封じ『スラップ訴訟』」「批判的な市民に恫喝・嫌がらせ」というもの。デジタル版では、「批判したら訴えられた…言論封じ『スラップ訴訟』
本文を読むこれが酷薄アベ流「ダ・マ・シ・ウ・チ」
著者: 澤藤統一郎古来、正義が勝つ…ことは稀である。正邪にかかわらず強い者が勝ち残る。また、狡い者が勝ちをおさめる。これが冷徹な現実だ。 大坂冬の陣では、手痛い反撃を受けた家康は、和睦して休戦中に大阪城の外堀ばかりか、内堀まで埋めてしまう
本文を読む「国旗国歌に敬意を表することだけが正しい」と教えることの異様さー東京君が代裁判・代理人陳述
著者: 澤藤統一郎東京君が代裁判4次訴訟のこれまでの法廷では、毎回原告一人と代理人弁護士一人が各意見陳述をしてきた。単に書面を提出して各裁判官に目で読んでもらうだけでなく、真摯さに溢れた生身の声や息遣いを裁判官の胸に響かせたいという思いか
本文を読む「逝いて還らぬ教え兒」を再び作ってはならないー「君が代裁判」原告教師の意見陳述
著者: 澤藤統一郎昨日(3月4日)、「東京君が代裁判」第4次訴訟法廷での原告陳述を紹介したい。 毎回の法廷での原告陳述が、例外なく感動的なものである。それぞれが、個性溢れる語り口で教師としての使命感を述べ、その使命感に照らして、国旗国歌(
本文を読むゴリ押しはヤバイ。選挙のあとにしよう。ー「辺野古訴訟」和解受諾
著者: 澤藤統一郎あー、面白くない。どうしてこんなことになっちゃったんだ。総理大臣の私に、できないことが多すぎる。やっぱり、憲法がよくない。憲法を眠り込ませたヒトラーはエライ。ナチス政権が羨ましい。 ホントのことを言うと、国と沖縄県との間
本文を読むえっ? アベが「在任中に改憲」だって?
著者: 澤藤統一郎昨日(3月2日)の「首相の改憲意欲発言」が各紙に大きく報道されている。参院予算委員会での答弁に際してのもの。安倍が何を口にしたかもさることながら、「安倍首相『改憲、在任中に』」と各紙が揃って報じたことが、実は大きなニュー
本文を読む『バナナの逆襲』から見えてくるスラップの萎縮効果 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第76弾
著者: 澤藤統一郎一昨日(2月29日)の毎日新聞夕刊。特集ワイドが、「『バナナの逆襲』フレドリック・ゲルテン監督に聞く」を掲載した。全面に近いスペースを割いた、文字どおりの「ワイドな特集」。 http://mainichi.jp/arti
本文を読む逆襲される安倍自民党ー偽りの看板がはげ落ちて
著者: 澤藤統一郎本日の朝日川柳欄に 己こそ党名変えよ自由民主(西崎敦子) なくてもがなの選者のコメントが「看板倒れ」。党名という看板と党の実態との大きなギャップが、川柳子の嘲笑の種になるのだ。 もっとも、「自由民主党」の党名は、「自由党
本文を読む「原発や安倍晋三首相や橋下徹氏……を『悪』と断罪」してはならないか
著者: 澤藤統一郎毎日新聞に、評論家若松栄輔の連続対談企画がある。「理想のかたち」という標題。 その第11回がゲストとして作家吉村萬壱を招いて「先進国でのテロ事件」を論じている。一昨日(2月27日)の朝刊。 リードは、「きれいごとでは済ま
本文を読む子曰く、必らず已むを得えずして、アベ政権を去らん。
著者: 澤藤統一郎私は、「論語」をたいしたものとは思わない。所詮は底の浅い処世術としか理解できないと公言して、顰蹙を買うことがしばしばである。しかし、警句として面白いとは思う。どうにでも自分流に解釈して便利に使えばよいのだ。多分、使い手に
本文を読むニントク君の回想ーボクって何者? ボクってなんの役に立っている?
著者: 澤藤統一郎畏くも、第16代の天皇となられたオホサザキノミコトに「仁徳」の諡が献じられています。「仁」とは為政者としての最高の徳目ですから、この天皇こそが古代日本の帝王の理想像なのであります。 その仁政を象徴するものが、「民の竈は賑
本文を読む2月26日ー「戒厳令」と「緊急事態条項」とを比較すべき日
著者: 澤藤統一郎本日は、2月26日。80年前の今日、雪の降る東京の中枢部で、クーデターが起こった。翌2月27日、「戒厳」が宣せられている。今年の「2・26」は、「戒厳令」とともに話題にしなければならない。アベ政権の改憲構想が、緊急事態条
本文を読む「消費者主権」の視点からスラップ訴訟対策を考える -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第74弾
著者: 澤藤統一郎1月28日、DHCスラップ訴訟控訴審判決言い渡しの日の夕方、「バナナの逆襲」を作製したスウェーデン人の映画監督フレデリック・ゲルテンさんとお話しする機会があった。 その中で印象的だったのは、世界的大企業Dole社から仕掛
本文を読むスラップ逆襲映画『バナナの逆襲』をお薦めする -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第73弾
著者: 澤藤統一郎真正面からスラップ訴訟をテーマにしたドキュメント映画である。是非多くの人にご覧になっていただきたい。吉田嘉明だけでなくDHCの関係者にも広くお薦めしたい。自分のやっていることを見つめ直す機会になるだろうから。 スラップの
本文を読む安倍晋三の反知性。情けないだけではなく、恐ろしいといわねばならない。
著者: 澤藤統一郎2016年2月15日(月)の衆議院予算委員会の議事の記録を掲記する。政権与党の総裁であり、内閣総理大臣となっている安倍晋三という人物の反知性とそれを必死で覆い隠そうという低俗な人間性がよく表れている。これは国民必見の内容
本文を読む「AGAINST WAR LAW」「GO VOTE」
著者: 澤藤統一郎高等学校生徒諸君 プラカードを高く掲げて街頭に躍り出た諸君よ AGAINST WAR LAW GO VOTE 諸君こそは 颯爽たる未来圏から吹いて来る 透明で清潔な風そのものだ 諸君はこの時代に強ひられ率いられて 奴隷の
本文を読む学校行事での「日の丸・君が代」に賛成する人々の「理由」
著者: 澤藤統一郎もうすぐ卒業式の季節。そして、入学式の季節が続く。春は、国旗国歌の季節であり、「日の丸・君が代」強制の季節なのだ。 なぜ、公権力はこうまでして全国の学校儀式に国旗国歌を浸透させたいのだろうか。敢えて現場の抵抗を押し切って
本文を読む「日の丸・君が代」強制の信教の自由侵害
著者: 澤藤統一郎頑迷な都教委との、10・23通達関連訴訟は熾烈に継続している。とうてい先は見えない。国旗・国歌(「日の丸・君が代」)に対する敬意表明の強制は違憲・違法である、との主張をめぐる攻防である。 愚かな都教委が強制をやめるか、最
本文を読むボクたち、アベ政治応援団。がんばれ高市総務相。
著者: 澤藤統一郎ボクたち「放送法順守を求める視聴者の会」。顔ぶれに新味のない、いつもの右翼の常連ですが、アベ政治応援団としてまたやりました。どうです、「放送法4条守れ」のキャンペーン。2月13日付読売新聞への全面広告ですよ。あのぎらぎら
本文を読むカール・クラウスの「炬火」に沈黙を強いた巨大な闇
著者: 澤藤統一郎池内紀著の「カール・クラウス 闇にひとつ炬火あり」(講談社学術文庫2015年11月10日)に目を通した。世の中は広い。歴史は深い。このような驚嘆に値する人物もいるのだ。 カール・クラウス(1874~1936年)は、ウィー
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