田畑光永の執筆一覧

今度は高校に「近現代史」―止むを知らない安倍内閣の挑発路線

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(132)  特定秘密保護法制定、集団的自衛権容認閣議決定、沖縄普天間基地の辺野古移転工事開始強行と矢継ぎ早に「戦時体制」整備に余念のない安倍政権が今度は教育に目をつけて、高校に「近現代史」科目の新設を検討し

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「周永康を審査」の意味するもの―習近平は強くなったのか

著者: 田畑光永

(管見中国43) ***周永康とは? 中国の政治がまたきな臭くなってきた。7月29日、「周永康の重大な規律違反に鑑み、中共中央は『中国共産党規約』および『中国共産党規律検査機関案件検査工作条例』の関係規定に基づいて、本人

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情けない首相を持った! 論理なしの「決断」は匹夫の勇にすぎない

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(128)  また「靖国」である。安倍首相は26日午前、靖国神社に参拝した。7年前の第1次安倍内閣の時に「靖国神社参拝を果せなかったのは痛恨のきわみ」と繰り返していた本人にとっては、この決断は「どうだ、やった

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中国の防空識別圏設定 危険回避の話合いを急げ -「不作為」による事故は共同責任だ-

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(127)  尖閣問題は打開の道が見えないどころか、ますます危険の度を増して年を越すことになりそうだ。危険が増したのは中国による防空識別圏設定と言う新たな要因が加わったためである。  これが発表された11月2

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懲りずに4度目のピョンヤン管見記(2) -直接君主制?を味わってみると-

著者: 田畑光永

 前回の(1)ではは去年から今年にかけて北朝鮮が実施した経済面でのいくつかの新政策を紹介した。農村では昨年6月から「分組管理令」を徹底する措置が取られ、農作業を請け負う基本単位を農民3人から5人という小規模にして、メンバ

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懲りずに4度目―ピョンヤン管見記(1) -「一物三価!」経済が招くものは?-

著者: 田畑光永

 9月上旬、今年もまたピョンヤンを覗いてきた。そうとしか言いようのない訪れ方で、これが4年連続の4度目である。受け入れ機関の案内役とは勿論、毎日言葉を交わすし、ほかの人との会話もなかったわけではない。でも、なるほどこの国

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「出し物」はつきた、サアどうする3代目―北朝鮮、漂流の行方は?

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(126)       先週の7月27日は朝鮮戦争休戦協定が調印されてから60周年にあたった。今年に入ってから、この日のことをいったい何度、われわれは北朝鮮から聞かされてきたことか。この日に向かって、北朝鮮は

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狡猾と鉄面皮―靖国参拝「批判」を「脅し」と断じた安倍答弁

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(124)  円が下がって、株が上がって、安倍首相の頭の中のネジが1本緩んでしまったのではないだろうか。小泉元首相流の「高姿勢とごまかし」答弁が突然再登場した。元首相にあった一種の愛嬌が欠けているのが違いだが

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「尖閣」で注目される中国側2人の発言―日本も交渉を真剣に考える時

著者: 田畑光永

(暴論珍説メモ122)  中国の「両会」(全人代・全国政協)の季節が終わった。習近平国家主席、李克強首相の時代が始まったが、この「両会」の時期には多くの記者会見が開かれ、時には有名人にいわゆる「ぶる下がり」取材も行われて

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尖閣に「領有権問題はない」は呪文にすぎない -野田内閣は中国と対座する勇気を持つべし-

著者: 田畑光永

暴論珍説メモ(117) 自民党の安倍総裁は15日、党本部で来日中の米バーンズ国務副長官と会談した際、尖閣諸島問題について、「話し合いの余地はない。尖閣については領土問題はないのだから、われわれは1ミリたりとも譲るつもりは

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中国・南通市の排水管建設、デモでとん挫 -成長モデルの壁が目前に 管見中国(40)-         

著者: 田畑光永

先月28日、中国江蘇省の南通市啓東県というところで、市が計画していた排水管の建設に反対する住民のデモが県政府の庁舎に押し入り、内部を荒らしたうえで排水管の「永久建設中止」を勝ち取るという成果を上げた事件があった。この事件

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「尖閣」は中国でどう報道されているか -管見中国 (39)-

著者: 田畑光永

 今年4月、東京都の石原知事が「国が守らないなら、東京都が守る」、「なにもしない国の役人らにほえ面をかかせてやる」と、埼玉県の栗原家所有の尖閣諸島に対する東京都の購入計画を明らかにして以来、起こる必要のない波風が日中間に

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