暴論珍説メモ(134) いよいよ選挙である。この選挙、「瓢箪から駒」でのことかと思ったら、そうではなくて、これから最大限の長期政権を狙うためには「今でしょ」ということで決まったらしい。政権支持率の動向、来年の国会論議の主
本文を読む田畑光永の執筆一覧
政治(家)の矮小化、見るに耐えず―安倍・習近平会談を嘆く
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(133) 実現するのか、しないのか、長いこと憶測が飛び交っていた日中首脳会談が11月10日、折から北京で開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議の場を借りてようやく実現した。確かに隣国同
本文を読む今度は高校に「近現代史」―止むを知らない安倍内閣の挑発路線
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(132) 特定秘密保護法制定、集団的自衛権容認閣議決定、沖縄普天間基地の辺野古移転工事開始強行と矢継ぎ早に「戦時体制」整備に余念のない安倍政権が今度は教育に目をつけて、高校に「近現代史」科目の新設を検討し
本文を読む「周永康を審査」の意味するもの―習近平は強くなったのか
著者: 田畑光永(管見中国43) ***周永康とは? 中国の政治がまたきな臭くなってきた。7月29日、「周永康の重大な規律違反に鑑み、中共中央は『中国共産党規約』および『中国共産党規律検査機関案件検査工作条例』の関係規定に基づいて、本人
本文を読む日米TPP協議決裂を歴史の転回点に
著者: 田畑光永(暴論珍説メモ 131) 4月23日~25日のオバマ米大統領来日の「成果」とするべく、日米の担当閣僚が協議を重ねてきたTPPをめぐる関税その他の交渉は、同大統領の離日直前に至っても妥結に至らず、結局、持越しとなってしま
本文を読む転機は近いか―キューバ社会主義の今
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(130) 消える社会主義 3月の上旬から中旬にかけて駆け足でキューバを見てきた。「北朝鮮から、今度はキューバか、また物好きな」と言われそうだが、自分の中では一応の理由はある。やや自虐的に言えば、「社会主義
本文を読むケンカは高くつく 漁夫の利はあの男に?
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(129) 安倍首相は国会審議の合間を縫って、2月7日のソチ五輪の開会式に出席し、翌8日にはロシアのプーチン大統領との「個人的な信頼関係をさらに強固なものにするために」、就任以来5回目となる首脳会談を行っ
本文を読む情けない首相を持った! 論理なしの「決断」は匹夫の勇にすぎない
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(128) また「靖国」である。安倍首相は26日午前、靖国神社に参拝した。7年前の第1次安倍内閣の時に「靖国神社参拝を果せなかったのは痛恨のきわみ」と繰り返していた本人にとっては、この決断は「どうだ、やった
本文を読む中国の防空識別圏設定 危険回避の話合いを急げ -「不作為」による事故は共同責任だ-
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) 尖閣問題は打開の道が見えないどころか、ますます危険の度を増して年を越すことになりそうだ。危険が増したのは中国による防空識別圏設定と言う新たな要因が加わったためである。 これが発表された11月2
本文を読む懲りずに4度目のピョンヤン管見記(2) -直接君主制?を味わってみると-
著者: 田畑光永前回の(1)ではは去年から今年にかけて北朝鮮が実施した経済面でのいくつかの新政策を紹介した。農村では昨年6月から「分組管理令」を徹底する措置が取られ、農作業を請け負う基本単位を農民3人から5人という小規模にして、メンバ
本文を読む尖閣問題―中国の方針変更に日本は応えるべし
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) このところ日中関係はかなりの程度に落ち着きを取り戻してきた。中国の国家旅遊局が10月8日に発表した数字では、1日の国慶節に続く「黄金週」に日本へ出かけた中国人観光客は3万8600人、昨年同時期の
本文を読む懲りずに4度目―ピョンヤン管見記(1) -「一物三価!」経済が招くものは?-
著者: 田畑光永9月上旬、今年もまたピョンヤンを覗いてきた。そうとしか言いようのない訪れ方で、これが4年連続の4度目である。受け入れ機関の案内役とは勿論、毎日言葉を交わすし、ほかの人との会話もなかったわけではない。でも、なるほどこの国
本文を読む中國の「今」を映した薄熙来裁判
著者: 田畑光永管見中国(45) 薄熙来裁判が終わった。判決はこの後、「日を選んで」下されるそうだが、さまざまな意味で中国の「今」を感じさせる裁判だった。日本でも報道によってたくさんの情報が伝えられたが、とりあえずメモ風にこの裁判の要
本文を読む尖閣の「偶然」再考―安倍総理!「匹夫の勇」は捨てよ
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) 私は7月21日の本ブログに「安倍総理!『尖閣は日本領』は偶然の結果なのですぞ」という一文を書いた。そこで私は、第二次大戦後、尖閣諸島が国際的にどう扱われてきたかをたどり、結局、同諸島は1972年
本文を読む「出し物」はつきた、サアどうする3代目―北朝鮮、漂流の行方は?
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(126) 先週の7月27日は朝鮮戦争休戦協定が調印されてから60周年にあたった。今年に入ってから、この日のことをいったい何度、われわれは北朝鮮から聞かされてきたことか。この日に向かって、北朝鮮は
本文を読む安倍総理!「尖閣は日本領」は偶然の結果なのですぞ
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(125) 米中首脳会談でのやり取りは? 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立は話し合いへのめども立たず、依然として睨み合いが続いている。最近の動きで注目されるのは、いささか旧聞になってしまったが、6
本文を読む狡猾と鉄面皮―靖国参拝「批判」を「脅し」と断じた安倍答弁
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(124) 円が下がって、株が上がって、安倍首相の頭の中のネジが1本緩んでしまったのではないだろうか。小泉元首相流の「高姿勢とごまかし」答弁が突然再登場した。元首相にあった一種の愛嬌が欠けているのが違いだが
本文を読むなにが障害か -日中韓三国首脳会談の延期
著者: 田畑光永管見中国(44) 5月下旬にソウルで開かれると予想されていた日中韓三国首脳会談が、尖閣諸島問題を背景に中国が応じない構えを見せているために開催が困難になったと、4月18日の各紙に一斉に報じられた。これで当分、安倍・
本文を読む「尖閣」で注目される中国側2人の発言―日本も交渉を真剣に考える時
著者: 田畑光永(暴論珍説メモ122) 中国の「両会」(全人代・全国政協)の季節が終わった。習近平国家主席、李克強首相の時代が始まったが、この「両会」の時期には多くの記者会見が開かれ、時には有名人にいわゆる「ぶる下がり」取材も行われて
本文を読む読者への新年のご挨拶―安倍内閣へきびしく対峙
著者: 田畑光永本ブログ「リベラル21」がスタートしたのは2007年3月であった。6回目の新年を迎えることができた。「護憲・軍縮・共生」という1つの方向性だけを掲げて、各人が自由な立場で参加し、自由に発言する場である本ブログが6年も続
本文を読む「外見第一」、「猫かぶり政権」を見張ろう
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(121) また安倍内閣が誕生した。前回、2006年の時の何とも言えない不吉な予感を思い出す。人気抜群の小泉首相(当時)に重用され、自らにあたかも神通力があると錯覚したかのごとく、意気揚々と「美しい日本」
本文を読む自民圧勝の影の功労者、その名は?
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(121) あらためて今度の選挙の党派別当選者数の一覧表を眺める。12党もが参戦した中で自民党が480議席のうちの294を取ったのだから恐れ入る。しかも、自民党自身が「さほど風が吹いているとは感じなかった」
本文を読むさあ、何を仕出かすか、安倍政権
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(120) 総選挙が終わった。今回は自民党の圧倒的勝利と予測されていたが、果たしてその通りとなった。喜んでいる人もいるだろうし、がっかりした人もいるだろう。 選挙だからそれは当然だが、それでは今度の選挙で有
本文を読む難しいぞ、北朝鮮への対応
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(119) 北朝鮮が12日午前、長距離弾道ミサイルを発射した。もっとも北朝鮮自身はこの発射を人工衛星「光明星」3号の打ち上げと言っており、その真偽はまだ国際的に確認されていない。いずれにしろ長距離弾道ミサイ
本文を読む尖閣問題で中国に2つの論調
著者: 田畑光永管見中国(42) 9月半ばの尖閣諸島をめぐる中国のあの激しい反日デモから2か月近くが経過した。現場の海域ではその後もほぼ毎日、中国の「海監」などの公船が日本の「領海」ないしその「接続水域」を航行して、「主権確認行為」を
本文を読む「お話にならない」党大会であった
著者: 田畑光永管見中国(41) 中国共産党の第18回大会が終わった。ご承知のように中国共産党はこの20年余りは5年に1度の間隔でしか大会を開かない。そして大会の役割は主として中央委員(候補も含めて)を決めることである。その選ばれた中
本文を読む尖閣に「領有権問題はない」は呪文にすぎない -野田内閣は中国と対座する勇気を持つべし-
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(117) 自民党の安倍総裁は15日、党本部で来日中の米バーンズ国務副長官と会談した際、尖閣諸島問題について、「話し合いの余地はない。尖閣については領土問題はないのだから、われわれは1ミリたりとも譲るつもりは
本文を読む3度目にして迷う――北朝鮮報告
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(116) 9月7日に出発して、中国の瀋陽(1泊)経由で北朝鮮に入り、15日に帰国した。一昨年の5月、昨年の9月に続いて3度目の訪問であった。1回目より2回目は確かに物事が見えるようになった気がしたのだが、2
本文を読む中国・南通市の排水管建設、デモでとん挫 -成長モデルの壁が目前に 管見中国(40)-
著者: 田畑光永先月28日、中国江蘇省の南通市啓東県というところで、市が計画していた排水管の建設に反対する住民のデモが県政府の庁舎に押し入り、内部を荒らしたうえで排水管の「永久建設中止」を勝ち取るという成果を上げた事件があった。この事件
本文を読む「尖閣」は中国でどう報道されているか -管見中国 (39)-
著者: 田畑光永今年4月、東京都の石原知事が「国が守らないなら、東京都が守る」、「なにもしない国の役人らにほえ面をかかせてやる」と、埼玉県の栗原家所有の尖閣諸島に対する東京都の購入計画を明らかにして以来、起こる必要のない波風が日中間に
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