青山森人の執筆一覧

青山森人の東チモールだより 第241号(2013年7月1日)

著者: 青山森人

<道を誤らないでほしい> 六月の洪水 早いもので今年も半分が過ぎ7月になりました。先月半ばに帰国しましたが、今回の東チモールで得たネタを書き続けたいと思います。 前号の『東チモールだより』で「6月7日、朝から雨が降り出し

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青山森人の東チモールだより 第240号(2013年6月8日)

著者: 青山森人

子どもを守れ 六月の梅雨? 6月に入っても70%を超える湿度の高い日々が続いています。雨季は惰性的に続いているようです。6月7日、朝から雨が降り出しました。首都デリ(Dili、ディリ)には南方の山を越えてきた雲に町全体が

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青山森人の東チモールだより 第239号(2013年6月2日)

著者: 青山森人

教育向上への挑戦 大統領も首相も、ゴミに嘆く  5月の後半、「独立回復の日」つまり独立記念日をまたいで、南方の山から雲が流れ首都の空をおおう曇り模様の天気が続きました。短い時間ながら雨が降る日もありました。そして1日や2

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青山森人の東チモールだより 第238号(2013年5月24日)

著者: 青山森人

祝!東チモール民主共和国、独立11周年 バウカウ地方のファトマカにて 独立11年目を地方ですごす  最近の『東チモールだより』でわたしはファトマカの総合技術学校の創設に寄付・協力を呼びかけていますが、実はわたし自身、まだ

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青山森人の東チモールだより 第237号(2013年5月14日)

著者: 青山森人

警察内部から送付された嘆願書 3Dの封切り映画を鑑賞  東チモールの一大ショッピングセンター「チモール プラザ」に、去年12月、別館として新たに映画館が完成しました。入り口が一つでも、中に入れば複数の映画館がある型の映画

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青山森人の東チモールだより 第236号(2013年5月7日)

著者: 青山森人

道路工事、道路工事、しかし「道路に質はない」 訂正:前号の「東チモールだより」で、「『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』の閣僚3名を含む168人が……」と書きましたが、「閣僚3名と『みんなで靖国神社に参拝する国会議

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青山森人の東チモールだより 第235号(2013年4月28日)

著者: 青山森人

援助=未来志向=過去をなかったことにする この式が成り立つと思ったら大間違い 訂正:前号『東チモールだより』(234号)で控訴裁判所の所長の名前を「グライデオ=シメネス」と書きましたが「クラウデオ=シメネス」の間違いでし

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青山森人の東チモールだより 第234号(2013年4月22日)

著者: 青山森人

ルシア=ロバト前法務大臣周辺が騒がしくなってきた 言語調査に基づいて言語問題を論争してほしい  最近、明け方の室温は28℃前後です。30℃を下回るという東チモールとしては低い気温が続き、とても助かっています。明け方の室温

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青山森人の東チモールだより 第232号(2013年4月7日)

著者: 青山森人

シャナナ首相は汚職疑惑にまみれる政府をどう運営するのか 蜂蜜売りの老人と少女  去年までほぼ毎日見かけていた蜂蜜売りの老人と少女の二人の姿を見なくなりました。老人は、女の子のお祖父さんでしょうか、白い口鬚が似合い、肌つや

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青山森人の東チモールだより 第231号(2013年3月30日)

著者: 青山森人

“外国人”に土地を買われる東チモール 浸み込んでいる中国人の経済力  国連と国際部隊が去って外国人の数が激減する東チモールで生じうる変化と予想していたことが外れました。国連と国際部隊に勤務する外国人が去れば、そのぶん居残

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青山森人の東チモールだより 第230号(2013年3月27日)

著者: 青山森人

新聞記者へ罰金、反発するジャーナリストたち “春休み”をまえにして子どもたちの笑顔がこぼれる  今年の冬、弘前市は積雪量が青森市を上回るという異常な大雪にみまわれ、弘前市やその周辺の津軽地方は大寒波と大雪に苦しみました。

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青山森人の東チモールだより 第229号(2013年3月21日)

著者: 青山森人

国連が去った東チモール 外国人がめっきり減った首都  贅肉がとれてスッキリしたともいえるし、ひっそりとして寂しくなったともいえなくもない。  国連と国際治安部隊(オーストラリア兵士と若干のニュージーランド兵士の混成部隊)

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青山森人の東チモールだより 第227号(2012年12月31日)

著者: 青山森人

エミリア=ピレス財務大臣、疑惑に対しノーコメント 医療機器購入をめぐる疑惑 前号の「東チモールだより」で、エミリア=ピレス財務大臣が縁故主義の批判をうけていることについて「病院への設備事業(ベッド購入)が大臣の夫が経営す

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青山森人の東チモールだより 第226号(2012年12月26日)

著者: 青山森人

美しいビルの陰に隠される貧困と惨めさ  1998年3月11日、ジャカルタに囚われの身となっている解放軍のシャナナ=グズマン総司令官に代わって現場の闘争指揮を執っていたニノ=コニス=サンタナ司令官が亡くなりました。「3.1

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青山森人の東チモールだより 第225号(2012年12月9日)

著者: 青山森人

借金の世界に踏み込んでしまった東チモール 日本から52億7800万円の円借款  前号の『東チモールだより』(第224号)で、11月「民主主義フォーラム」が開催中のバリ島でシャナナ=グズマン首相と榛葉外務副大臣が会談したさ

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青山森人の東チモールだより 第224号(2012年12月7日)

著者: 青山森人

歴史的な三者会談 国連の派遣組織は撤退するが重大犯罪調査は未完  10月31日、UNMIT(国連東チモール統合派遣団)のUNPOL(国連警察)からPNTL(東チモール国家警察)へ治安維持の全権を委譲する調印式が行われ、U

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青山森人の東チモールだより 第223号(2012年12月4日)

著者: 青山森人

今度はうまくいくか、自前の治安維持態勢 国連PKOと国際治安部隊の撤退  思えば8年前に同じ事がありました。  2002年5月20日に東チモールが独立して国連暫定統治機構の任務は完了、規模が縮小されたPKO部隊を有するU

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蘭嶼島のタオ人、生存をかけた闘い 【台湾訪問記 その4】

著者: 青山森人

台湾の先住民 「青森を核のゴミ捨て場にするな」― 青森県内で反原発の抗議行動があるとき、必ずといってよいほどこの文言が声そして文字となって登場する。「核のゴミ捨て場」とは六ヶ所村にある核燃料サイクル施設の低レベル放射性廃

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93蘭嶼(らんゆ)島の放射性廃棄物問題、台湾の“公聴会”にて 【台湾訪問記 その3】

著者: 青山森人

低レベル放射性廃棄物が高線量地点の原因か 台湾環境保護連盟(TEPU)の活動家たちと一緒にわたしが「核一」敷地内に建設中の使用済み燃料乾式貯蔵施設と「核二」の低レベル放射性廃棄物貯蔵施設を見学した9月29日の前日、立法院

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台湾「核一」、使用済み燃料乾式貯蔵施設の建設現場 【台湾訪問記 その2】

著者: 青山森人

台湾でも「中間貯蔵」のごまかし 9月29日11時20分ごろ、われわれを乗せたバスは「核二」の敷地から出て「核一」に向かった。バスはすぐ町のなかに入って、そして11時45分ごろ「核一」の門の前に到着した。「核一」と「核二」

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青山森人の東チモールだより 第222号(2012年10月24日)

著者: 青山森人

チモール海の攻防 孤軍奮闘ではなく、団結を 「共同開発区域」の天然資源開発をめぐる問題について、もう少し話を続けたいと思います。 東チモールの国家経費の90%以上をチモール海からの収入に依存しています。つまり東チモールが

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台湾「核二」の低レベル放射性廃棄物施設 【台湾訪問記 その1】

著者: 青山森人

台湾原発の概観 この9月下旬から10月初旬にかけて台湾を訪問し、反核団体と地元活動家に原発のある町や放射性廃棄物場を案内してもらう機会に恵まれた。 尖閣諸島(台湾名は釣魚台)の領有権をめぐって台湾と日本の巡視艇が放水しあ

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青山森人の東チモールだより 第221号(2012年10月16日)

著者: 青山森人

「なぜ、そんなことをするの」 チモール海に浮かび上がる企業の業 タシマネ計画 シャナナ=グズマン首相は9月12日に国会で第五次立憲政府の政策大綱を発表しました。今年は「ささやかな勝利」として独立(「独立回復」)10周年を

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