ニューヨーク原油先物市場の価格はまだ1バレル100ドルを超えているが、3月9日の108ドル台をピークにここ数日は上げ止まっている。イランの核施設に先制爆撃をかけることを辞さないとしているネタニヤフ・イスラエル首相が、オバ
本文を読むアメリカの執筆一覧
イランとアメリカに怨念の歴史 -ペルシャ湾緊張の原因-
著者: 伊藤力司欧州共同体(EU)外相理事会は1月23日、米国の対イラン制裁に呼応して加盟27カ国が7月1日からイラン産原油の輸入をやめることを決定した。イラン側はこの決定を非難し、対抗措置として石油輸送の大動脈、ペルシャ湾のホルムズ海
本文を読むアメリカを弱体化させたテロ戦争 -「9・11」同時多発テロから10年-
著者: 伊藤力司ニューヨークの超高層ビル「世界貿易センター」と「ペンタゴン」ことワシントンの国防総省ビルなどに、ハイジャックした民間航空機を体当たりさせるという「9・11」同時多発テロ事件が起きてから10年。アメリカではこの間大規模なテ
本文を読むアメリカの原理主義(2)・(1)
著者: 宇井 宙アメリカの原理主義(2) 原理主義者(ファンダメンタリスト)という言葉は福音主義者(エバンジェリカル)と同じ意味で用いられることもあるが、一般的には福音主義者よりもさらに頑迷なクリスチャン、という意味合いで使われること
本文を読む元アメリカ大使が語ったユーゴに対する干渉工作
著者: 岩田昌征超大国の大使とは気分の良いものだ。本人にそこそこの器量があれば、小国や小民族の進む方向を、つまり政体や国体を決定できる。少なくとも、決定に影響できる。以下に述べる事は、知る人ぞ知るの既知の事実であり、ちきゅう座で書きもし
本文を読むアメリカの地方にはびこる反知性主義 -共和党を勝たせた根底にあるもの-
著者: 伊藤力司先日のアメリカ中間選挙で、オバマ民主党が「歴史的敗北」を喫したことを巡って多くの論評が既に発表されている。草の根保守派「ティーパーティー」旋風を背に受けた共和党の躍進の主な原因は、多額の公的資金を投入したオバマ政権の景気
本文を読むオバマ民主党、中間選挙は敗色濃厚 -人事刷新で大統領再選へ布石-
著者: 伊藤力司オバマ米大統領に対し米国民の審判が下される11月2日の中間選挙が近づいてきた。10%近い失業率がちっとも改善せず景気回復も遅れているところへ、ティー・パーティーなどの右翼バネが利いているアメリカの底流から見て、オバマ民主
本文を読む2010.07.30 オバマ政権下で無人機による爆撃急増
著者: 伊藤力司昨年1月20日オバマ政権が誕生して以来、アフガニスタンとパキスタンではリモコン操作による無人機による爆撃が急増している。対象はタリバンやアルカイダなど米国の言うテロリストだが、巻き添えで殺される民間人も多く、現地民衆の
本文を読む日本は「原爆加害国」になったと断ず -占領史家・笹本征男さんを悼む-
著者: 岩垂 弘今年も「反核の夏」が近づいた。今夏も広島原爆の日の「8月6日」、長崎原爆の日の「8月9日」を中心に核兵器廃絶を目指す大会や集会、イベントが繰り広げられるだろう。そんな季節を前にして、私は一人の人間の問いかけを心の中で反
本文を読む2010.07.17 訓練中のアフガン政府軍兵士、英軍教官3人を殺害
著者: 伊藤力司舌禍事件で解任されたマクリスタル将軍の後任として、在アフガニスタン米軍兼ISAF(国際治安支援軍)司令官に任命されたペトレアス米陸軍大将は7月4日着任した。新司令官の任務は、来年7月と決められた米軍撤退開始を実現できる
本文を読むスターリンの国境線引きが悪の根源-キルギス人とウズベク人の民族紛争
著者: 伊藤力司キルギスと聞けば記憶の良い読者は、1999年8月キルギス南部で日本人鉱山技師4人がイスラム過激派に誘拐され、2カ月にわたって関連ニュースが紙面を飾ったことを覚えておられるだろう。時の小渕内閣が身代金300万㌦を払って(日
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