イデオロギーに頼る欧州左翼の弱点 ギリシア政権のもう一つの誤解は、問題をイデオロギー対決へ持ち込めば、欧州ではなんとかなるという旧左翼的発想の誤りである。 欧州議会では政策対応を軸に、国を横断して、議会会派が形成され
本文を読むギリシャの執筆一覧
ギリシア問題の所在 (上)
著者: 盛田常夫ことの本質 ギリシアのデフォルトが現実味を帯びてきた。返済の目処がつかない債務が次から次へと返済期限を迎える。もっとも、デフォルトよりも、その次に来るギリシアのユーロ圏離脱がユーロ圏およびEUの今後の発展にとって、大き
本文を読むギリシャで緊縮推進派と反緊縮派の議席数を逆転させたプレミア議席制度の弊害
著者: 紅林進紅林進です。 経済危機の負担、犠牲を労働者、民衆に押し付ける「緊縮策」か、それに反対するかどうかで争われ、先月5月に行われた ギリシャの総選挙(一院制、定数300)では、「緊縮策」反対の「急進左翼連合」が躍進し、第一
本文を読む「祖国から成る欧州」か「欧州合衆国」か -それとも「南北分裂」か-
著者: 伊藤力司1999年1月に欧州単一通貨ユーロが華々しくスタートしてから13年。ギリシャの債務問題から1年半くすぶり続けてきたユーロ危機は、5月6日の総選挙でギリシャ国民が「緊縮政策ノー」を突きつけたため、一挙に爆発した。この総選挙
本文を読む浜矩子教授の「財政危機」講演を聴く ―「国債バブル」は本当だろうか(9)―
著者: 半澤健市ある勉強会で浜矩子(はま・のりこ)同志社大学教授の講演を聴いた。 「国家経済破綻」がテーマであった。以下はその聞き取りノートである。 浜教授は次の3点に絞って話した。 第1に、ギリシャ問題をめぐるEU(欧州共同体
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