タリバンの執筆一覧

タリバン政権下のアフガニスタン半年(下)

著者: 坂井定雄

▼経済  経済学者のナシール・モハダシブザグ氏によると、イスラム首長国(現タリバン政権)の支配下では、銀行システムの崩壊、アフガン資産の凍結、国際社会による現政権の不承認、国際援助の削減などが起こり、経済成長に影響を与え

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自信深めるタリバン暫定政権(3) 中国、パキスタンはじめ中東諸国の支援拡大

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンのタリバン暫定政権が発足してからほぼ5カ月。人口4千万人のこの国に対する国連、各国の人道支援、経済支援が次第に拡大され、タリバン政権と外交関係を正式に復活する動きがはじまっている。引き続き、国際的な水準で

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自信深めるタリバン暫定政権 広報責任者がパジュワク通信社に詳細に語る(2)

著者: 坂井定雄

▼パジュワク通信社:ウルズガンとパクチアの州当局者は、州政府職員に対し、ひげを生やしターバンを着用すべきだと述べ、パクチア州では、楽器が燃やされました。 暫定政府は他の重要な優先事項を先取りしているのに、この危機的状況下

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自信深めるタリバン暫定政権、最高指導者の会見も近い? 広報責任者がパジュワク通信社に詳細に語る(1)

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンから全米軍が撤退し、武装勢力タリバンが全土をほぼ支配し、首都カブールに暫定政権を樹立(昨年8月15日)してから5カ月が過ぎた。タリバン政権は最高指導者のアミール・アルムミニン以下、アクンド首相、バラダール

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アフガニスタン 暫定政権発足から4か月 パジュワク通信社が伝える現状(7)

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンにタリバンの暫定政権が発足(8月15日)してから4か月。国連を中心に大使館や外交代表が首都カブールに復活する動きも始まる一方、飢餓寸前の子供たちを抱えた母親たちの苦闘も、国内各地から伝えられる。  全国に

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アフガニスタン、暫定政権が女性の権利で行政命令発布 パンジュワク通信社が伝える現状(6)

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンのタリバン暫定政権が発足してから4カ月近くが過ぎた。政権最高指導部は3日、女性の権利に関する行政命令を発表し、すべての関連機関、組織、ウラマー(イスラム教指導者)、裁判官たちに伝達した。暫定政権の最高指導

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アフガニスタン、暫定政権発足から3か月 パジュワク通信社が伝える現状(4)

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンの現状を世界に伝える同国のパジュワク通信社については、前回に紹介した。英語版のWikipediaは、次のように紹介しているー  「アフガニスタン最大の通信社。本社はカブール、地域支局が8か所、全国にあり、

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タリバン政権下の現状報道を回復(3) アフガニスタンのパジュワク通信社

著者: 坂井定雄

 国際社会はアフガニスタン・タリバン政権を早く承認すべきだ。前政権もその軍も崩壊し、タリバン政権の支配は確固としている。アフガニスタンと関係が深い隣国パキスタンのカーン首相が「承認すべきだ」と明確に発言したのは10月2日

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タリバン政権下の現状報道を回復 アフガニスタンのパジュワク通信社

著者: 坂井定雄

 アフガニスタンで、タリバン暫定政権が発足してから2か月。人々の困難な生活が続いている。国連世界食糧計画(WFP)は10月25日、「WFPは、アフガニスタンで11月以降、人口の半分以上の2、280万人が飢餓状態になる」と

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米国とタリバン代表がカタールで公式会談 国際社会への復帰、復興支援拡大に道を開く

著者: 坂井定雄

 米国とアフガニスタンのイスラム武装勢力タリバンは、昨年2月、湾岸アラブ国カタールのドーハで開いた会談で、2018年から断続的にかさねてきた和平協議に最終合意、米軍、同盟国軍ともに14か月以内に大使館警備要員などを除き完

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アフガニスタンでの暫定政権構想進む 凶悪なテロ組織「イスラム国」のテロの一方で

著者: 坂井定雄

 カブール空港での爆弾テロで170人を超す犠牲者を出したアフガニスタンで、米軍は事件の翌日(27日)、犯行グループのテロ組織「イスラム国」(IS)の同国東部拠点をドローンで攻撃した。一方、全土を制圧したタリバンは暫定政権

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】438 タリバン、アルカイダ、アキム

著者: 平田伊都子

 個人も国家も、「さ~どうする?」と追いつめられると、本音と本性が出てくるようですね?! ABCテレビ・ジョージ記者のアフガニスタン米軍敗退に関する質問を受けて、アメリカ大統領は自信なげに取り繕っておりました。 はっきり

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アフガニスタンと付き合った私の42年間(3) 米軍撤退後、政府とタリバンは新たな国造りへ協力も

著者: 坂井定雄

 20年間、アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンとの戦争を続けてきた米軍と同盟国軍は、今月末までに全面撤退する。すでに、大使館の警備部隊などを残し、ほとんどが撤退を完了した。  この外国軍撤退は、2015年からカタール

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“タリバンは厳しすぎる”とのひそかな訴えも アフガニスタン、BBCの現地取材から(3)

著者: 坂井定雄

 私たちの取材には、常にタリバンが同行していた。わたしたちがインタビューした住民たちはすべて、タリバンへの支持を口にし、治安が良くなり、犯罪が減ったと話した。一人の年長の住民は「政府軍が支配していた時には、彼らは私たち住

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近づく米軍全面撤退。「イスラム首長国」めざすタリバン アフガニスタン、BBCの現地取材から(1)

著者: 坂井定雄

 2001年9月11日の国際テロ組織アルカイダによる米国への同時多発テロ攻撃から20年。アルカイダが根拠地としていたアフガニスタンに対する米国はじめ同盟国の戦争の20年間が、今年9月11日までに終わる。最盛時1万3千人以

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アフガン戦争報道で、女性を忘れないBBC(下) タリバンと交渉した女性ファウジア・コーフィ

著者: 坂井定雄

 1996年から2001年のタリバンの支配下では、タリバンは女性たちの学校教育と雇用を禁止し、彼ら流の解釈による厳格なイスラム法を押し付けた。それには、石投げによる死刑とむち打ちが含まれた。  これまでの人生、アフガニス

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アフガン戦争報道で、女性を忘れないBBC(上) タリバンと交渉した女性ファウジア・コーフィ

著者: 坂井定雄

  2000年以来、反政府勢力タリバンに対してアフガニスタン政府軍、米軍主力の多国籍軍が戦い続けてきたアフガン戦争の報道で、BBC(英公共放送)はアフガン女性の現状と地位、主張をたびたび紹介してきた。今回のトランプ政権と

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トランプ大統領、最後の1年(11) アフガニスタンから14か月以内に米軍撤退 和平のカギは、アフガン政府とタリバンの合意

著者: 坂井定雄

 トランプ米政権とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは2月29日、2018年10月から中東カタールで断続的に行ってきた和平交渉を妥結、首都ドーハで正式な調印式を行った。それに基づき米国は、同国に残留してタリバンと戦っ

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トランプ米大統領、アフガン和平トップ交渉をキャンセル

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領は7日、昨年10月から中東カタールで9回重ね、9月1日に基本合意した、米国とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンとの和平交渉の仕上げとして、ひそかに準備していた、ガニ・パキスタン大統領、タリバン代表との

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アフガニスタン戦争解決に転機 - 米国・タリバン交渉合意、政府とはこれから -

著者: 坂井定雄

本欄でも途中経過をリポートしてきたが、昨年10月から中東カタールで断続的に行われてきた、米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンの和平交渉が、9回目の9月1日、基本的合意に達した。トランプ米大統領の承認はこれから。米交渉

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アフガニスタン和平への道開く  タリバンと米国―最長の和平交渉終る

著者: 坂井定雄

 2月末からカタールの首都ドーハで開かれていた、アフガニスタンの反政府イスラム武装勢力タリバンと米国の和平交渉が終わった。17年間にわたるアフガニスタン紛争のなかで、最も長い16日間続いた交渉で、重要な合意点と解決すべき

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タリバンで最も尊敬されているムラー・バラダールが対米和平交渉の首席に

著者: 坂井定雄

ラシッド記者が内戦解決への期待を込めて米紙に寄稿  反政府武装勢力タリバンと、政府軍・米軍(現在約1万4千人)の戦闘が続くアフガニスタン内戦が、和平に進展する見込みが大きくなってきた。国際的な責任、条約、協定を一方的に破

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イスラム圏でアフガン和平交渉の準備進む -まだ覚悟決まらぬオバマ政権だが-

著者: 伊藤力司

オバマ米大統領は今年7月からアフガニスタンからの米軍撤収を始めることを公約している。その意味で今年はアフガン和平にとって勝負の年だが、現地情勢は必ずしも米軍撤収戦略に有利に進んでいる訳ではない。一方、アフガニスタンのカル

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常岡さんの解放を喜ぶ -タリバンが諸悪の根源か-

著者: 伊藤力司

アフガニスタンで武装勢力に拉致、監禁されていたフリージャーナリスト、常岡浩介さん(41)が5カ月ぶりに解放され、元気な姿で帰国した。常岡さんの拉致が伝えられて以来心を痛めていた一人として、無事の帰国を心から喜んでいる。ま

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