ハンガリーの執筆一覧

東欧コロナ事情続報 ハンガリーでは10日から「非常事態措置」

著者: 盛田常夫

明日、国会で政府に非常事態権限を付与する法案が成立する見込みです。90日間の権限付与になりますが、とりあえず30日限定の非常事態措置が導入されます。 導入される制限措置は以下の通りです。 1.すべての集会の禁止 2.レス

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ライク外務大臣粛清の全容(3) - ライク裁判と処刑(下) -

著者: 盛田常夫

共産主義ファシズム:スターリン主義 ライク処刑の報奨を兼ねて、翌11月末に、ハンガリー勤労者党(ハンガリー共産党)はガヤテトゥー(ハンガリー北東部のマトラ山)にてコミンフォルム会議を主催する栄誉を得た。ユーゴスラヴィア問

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ライク外務大臣粛清の全容(3) - ライク裁判と処刑(上) -

著者: 盛田常夫

1940年代末から50年代初めにかけて、中・東欧の保安警察を指揮・監視していたのは、ソ連国家保安省の中・東欧責任者であるベルキンであり、彼の上司は国家保安省大臣アバクモフである。他方、ハンガリーのラーコシはアバクモフ-ベ

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ライク外務大臣粛清の全容(2) - フィールド一家の悲劇 -

著者: 盛田常夫

 ライク逮捕・起訴において、ノエル・H・フィールドの存在と「自供」(氏名リスト)は決定的な証拠とされた。フィールド逮捕は極秘事項であり、フィールドは自らの拉致を外に知らせる手段をもっていなかった。 チェコスロヴァキアの諜

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ライク外務大臣粛清の全容(1) - ノエル・H・フィールド拉致事件 - 

著者: 盛田常夫

 東欧社会主義の成立過程で、冷戦が始まり、ユーゴスラヴィアが国際共産主義運動からの「破門」された1948年以降、ソ連共産党の指示で、各国共産党では「共産党内の敵を摘発する闘い」が始まった。1949年10月のハンガリー外相

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ライク・ラースロー再埋葬式 - ハンガリー動乱の引き金になった大衆的示威行動 -

著者: 盛田常夫

 1956年10月に勃発したハンガリー動乱は社会主義諸国のみならず、資本主義国の左派に大きな衝撃を与えた。左派知識人たちが得られる情報はソ連共産党が発する公式声明であり、動乱を惹き起こした背景や戦後東欧社会主義国の社会主

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国庫経済の罠に落ちたハンガリー  ―ハンガリー経済に未来はあるか―  

著者: 盛田常夫

公務時間に副業-蔓延する腐敗 つい先日のことだ。水道局からメーター取り換え工事にきていた作業員が、「メーターから先の継ぎ手が古いので、交換した方が良い」という。ただし、「メーターから道路側の配管管理は水道局の責任だが、メ

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