国家神道の執筆一覧

『国家神道と日本人』への批評について――とくに子安宣邦氏の論説に応答する

著者: 島薗 進

7月21日刊の奥付をもつ拙著、『国家神道と日本人』(岩波新書)が刊行され、3ヶ月ほどがたった。まだまだ内容に立ち入った書評は少ないが、直接間接にさまざまな感想・批評に接し、大いに啓発されている。感想・批評をお寄せ下さった

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「怒りを忘れた国家神道論」―島薗進『国家神道と日本人』批判

著者: 子安宣邦

1 村上重良の怒り  村上重良は『国家神道』(岩波新書、1970)を激しい怒りをもって書いた。その怒りとは、日本(台湾・朝鮮をも含んだ)国民の肉体とともに精神を支配し、抑圧した〈戦争する日本国家〉の原理であり、装置である

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