天皇制の執筆一覧

宗教的な熱狂の政治との結びつきは危険である。天皇教もオウムも、そして統一教会においても。

著者: 澤藤統一郎  

(2022年8月14日)  統一教会をめぐる一連の議論の中で、「この団体は本当に宗教団体なのか、実は反共を掲げる政治団体に過ぎないのではないか」という疑問が散見される。もちろん、このような団体に「信教の自由」を口にする資

本文を読む

国葬は民主主義に反する制度である。やっぱりごめんだ、安倍晋三の国葬。

著者: 澤藤統一郎

(2022年7月19日)  かつて、「国葬令」というものがあった。特定の個人の死を国家として悼む制度を法制化したものである。帝国議会の協賛を経ない勅令という法形式。1947年の日本国憲法施行にともなって失効した。  その

本文を読む

差別はあってはならない ー 在日も被差別部落も天皇も、人間の尊厳においてまったくの対等平等である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年6月16日)  人は平等である。これは民主主義社会における公理だ。差別はあってはならない。差別を間近に見ることもおぞましい。差別に曝されている人の辛さは想像を絶する。この世からあらゆる差別をなくさねばならない

本文を読む

「昭和天皇の肖像燃やすシーン」は、公権力介入の根拠とならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年5月27日)  一昨日(5月25日)、名古屋地裁での「『あいトレ』未払い費用請求訴訟」の判決言い渡し。その報道の見出しを、産経は「昭和天皇の肖像燃やすシーン『憎悪や侮辱の表明ではない』 名古屋地裁」とした。『

本文を読む

「政教分離」とは、いったい何なのだ。那覇地裁の判決は?

著者: 澤藤統一郎  

(2022年3月28日・連続更新9年まであと3日)  先週の水曜日、3月23日に那覇地裁(山口和宏裁判長)で、政教分離に関する訴訟の判決が言い渡された。市民2人が原告となって那覇市を訴えた住民訴訟でのこと。請求の内容は、

本文を読む

本日が多喜二の命日。多喜二を虐殺したのは、天皇・裕仁である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月20日)  小林多喜二は虐殺された。天皇の手先である思想警察の手によってである。多喜二の無念を忘れてはならない。権力の暴虐を忘れてはならない。  子どものころに教えられた。あの壮大なピラミッドを作ったのは

本文を読む

産経の「主張」は、戦前の文部省と同じことを繰り返している。再びこれに騙されてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月12日) 「建国記念の日」にこだわりたい。昨日付の産経社説(「主張」)が、「建国記念の日 子供たちに意義を教えよ」というもの。この非論理、このバカバカしい論調が危険極まりない。陳腐なアナクロと看過するので

本文を読む

本日は、天皇制の罪悪を再確認すべき日である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月11日) 「建国記念の日」である。言わずと知れた旧紀元節。かつて、この日が当てずっぽうに「初代天皇即位の日」とされ、それゆえに「建国の日」とされた。天皇制の発祥と、日本の建国とは同義だった特異な時代でのこ

本文を読む

天皇制の行方(3)憲法との矛盾、整理してみると

著者: 内野光子

今年の「歌会始」  私のしたことが。18日の「歌会始」のNHK中継を見逃してしまった。カレンダーにも、日記帳にも書いておいたのに。その頃、何をやっていたのだろう。加齢現象とするには悔しい。18日のNHK、夜7時のニュース

本文を読む

「命」が尊いので、「戦死」は尊くない。兵の死を美化する思惑に乗せられてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年12月28日)  菅原龍憲という方がいる。浄土真宗本願寺派の僧侶で、政教分離や靖国問題に関心を持つ人たちの間では著名な存在。右顧左眄することのない、その発言の歯切れの良さが魅力である。公開されているFaceb

本文を読む

どうしても言い続けたいこと~天皇制はどこへゆく

著者: 内野光子

 また、狭い短歌の世界の話、歌会始の話であるが、天皇制とも密接にかかわっていることは間違いないのだから。  ことしの歌会始は、新型ウイルス感染拡大のため一月から三月に延期された。さらに、密を避けるため、いわゆる招待者であ

本文を読む

批判されない権力は間違う。批判を許さない権力は間違を修正できない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年12月9日)  昨日の当ブログの記事「1941年12月8日、このときの過ちを繰り返さないために」を読み直すと不満足と言うしかない。本日はその補訂である。  不満足は、なによりも「繰り返してはならない12月8日

本文を読む

「大嘗祭支出、高裁も適法」(産経)というミスリード。

著者: 澤藤統一郎

(2021年11月18日)  天皇の交替に伴う儀式を違憲とする幾つかの訴訟の中で、最も規模の大きなものが、東京地裁に提訴された「即位・大嘗祭違憲訴訟」。これが、1次・2次訴訟とあり、各訴訟がいくつかに分離され、さらに高裁

本文を読む

「愛国無罪」などあってはならない。大村知事リコール署名偽造に厳正な捜査を。

著者: 澤藤統一郎

(2021年11月16日)  いま振り返って、2019年9月の「あいちトリエンナーレ・表現の不自由展その後」は、日本社会の嘆かわしい現状をあらためて教えてくれた。  問われたのは、この日本の社会に表現の自由がどれほど根付

本文を読む

象徴天皇制とは、誰をも幸福にしない制度である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年10月26日)  秋篠宮の長女が本日婚姻届を提出した。本来結婚は私事でしかない。当事者の周囲だけが祝意を表すれば良いだけのこと。にもかかわらずの、なんという大騒ぎ。そして、目出度い様子はない。  婚姻当日の新

本文を読む