(2022年8月22日) 統一教会の正式名称は、「世界基督教統一神霊協会(Holy Spirit Association for the Unification of World Christianity)」であった。
本文を読む天皇制の執筆一覧
「全国戦没者追悼式」での岸田文雄式辞全文解説
著者: 澤藤統一郎(2022年8月16日) 昨日(8月15日)は終戦記念日だった。「敗戦記念日」と称すべきとの意見もあるが、私は「終戦記念日」でよいとする。敗戦したのは天皇制国家であって、民衆ではないからだ。心ならずも戦禍に巻き込まれ、
本文を読む宗教的な熱狂の政治との結びつきは危険である。天皇教もオウムも、そして統一教会においても。
著者: 澤藤統一郎(2022年8月14日) 統一教会をめぐる一連の議論の中で、「この団体は本当に宗教団体なのか、実は反共を掲げる政治団体に過ぎないのではないか」という疑問が散見される。もちろん、このような団体に「信教の自由」を口にする資
本文を読む国葬は民主主義に反する制度である。やっぱりごめんだ、安倍晋三の国葬。
著者: 澤藤統一郎(2022年7月19日) かつて、「国葬令」というものがあった。特定の個人の死を国家として悼む制度を法制化したものである。帝国議会の協賛を経ない勅令という法形式。1947年の日本国憲法施行にともなって失効した。 その
本文を読む差別はあってはならない ー 在日も被差別部落も天皇も、人間の尊厳においてまったくの対等平等である。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月16日) 人は平等である。これは民主主義社会における公理だ。差別はあってはならない。差別を間近に見ることもおぞましい。差別に曝されている人の辛さは想像を絶する。この世からあらゆる差別をなくさねばならない
本文を読む「昭和天皇の肖像燃やすシーン」は、公権力介入の根拠とならない。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月27日) 一昨日(5月25日)、名古屋地裁での「『あいトレ』未払い費用請求訴訟」の判決言い渡し。その報道の見出しを、産経は「昭和天皇の肖像燃やすシーン『憎悪や侮辱の表明ではない』 名古屋地裁」とした。『
本文を読む沖縄を捨て石にした天皇(裕仁)の弁解と本音。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月19日) 昭和天皇(裕仁)は、皇太子時代に欧州5か国を歴訪の途上沖縄に立ち寄ってはいる。が、摂政・天皇の時代を通じて一度も沖縄訪問の機会を得なかった。戦前も戦中も、そして40年を越える長い戦後も、一度と
本文を読む9条改正「不要」57%ー北海道新聞世論調査の朗報
著者: 澤藤統一郎(2022年4月29日) 本日は「昭和の日」。大型連休の初日だが、東京は生憎の本降りの雨。しかも肌寒い。ツツジも、サツキも、フジも、冷雨にうたれて気の毒の限り。 このぐずついた天候のごとく、このところよいニュースがな
本文を読む「政教分離」とは、いったい何なのだ。那覇地裁の判決は?
著者: 澤藤統一郎(2022年3月28日・連続更新9年まであと3日) 先週の水曜日、3月23日に那覇地裁(山口和宏裁判長)で、政教分離に関する訴訟の判決が言い渡された。市民2人が原告となって那覇市を訴えた住民訴訟でのこと。請求の内容は、
本文を読む「あらゆる差別の根源としての天皇制」を容認してはならない
著者: 澤藤統一郎(2022年3月19日) 「週刊金曜日」(22/03/18・1369号)が、天皇制と水平社宣言を並んで取りあげて、それぞれが熱のこもった誌面を構成している。各記事の中では触れられてはいないが、偶然にこう並んだはずはない
本文を読む本日が多喜二の命日。多喜二を虐殺したのは、天皇・裕仁である。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月20日) 小林多喜二は虐殺された。天皇の手先である思想警察の手によってである。多喜二の無念を忘れてはならない。権力の暴虐を忘れてはならない。 子どものころに教えられた。あの壮大なピラミッドを作ったのは
本文を読む十五の春の悲哀。逃れようのない監視圧力の脅威。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月17日) 「志学」と言えば、15歳。学問を志す15歳は稀少でも、誰もが高校入試の試練を受けなければならない歳。かつて、高校全入をスローガンに「15の春は泣かせない」と言ったのは、京都の蜷川虎三革新府政だ
本文を読む産経の「主張」は、戦前の文部省と同じことを繰り返している。再びこれに騙されてはならない。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月12日) 「建国記念の日」にこだわりたい。昨日付の産経社説(「主張」)が、「建国記念の日 子供たちに意義を教えよ」というもの。この非論理、このバカバカしい論調が危険極まりない。陳腐なアナクロと看過するので
本文を読む本日は、天皇制の罪悪を再確認すべき日である。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月11日) 「建国記念の日」である。言わずと知れた旧紀元節。かつて、この日が当てずっぽうに「初代天皇即位の日」とされ、それゆえに「建国の日」とされた。天皇制の発祥と、日本の建国とは同義だった特異な時代でのこ
本文を読む天皇制の行方(3)憲法との矛盾、整理してみると
著者: 内野光子今年の「歌会始」 私のしたことが。18日の「歌会始」のNHK中継を見逃してしまった。カレンダーにも、日記帳にも書いておいたのに。その頃、何をやっていたのだろう。加齢現象とするには悔しい。18日のNHK、夜7時のニュース
本文を読む天皇(裕仁)が口にした松川事件の「真相」
著者: 澤藤統一郎(2022年1月7日) 年末に、「拝謁記」が出版された。「拝謁」とは、臣下が王や君主に面会することである。もっとも、この出版は古代・中世の記録ではない。20世紀後半の、現行日本国憲法制定後における、大真面目な「凡庸な君
本文を読む「命」が尊いので、「戦死」は尊くない。兵の死を美化する思惑に乗せられてはならない。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月28日) 菅原龍憲という方がいる。浄土真宗本願寺派の僧侶で、政教分離や靖国問題に関心を持つ人たちの間では著名な存在。右顧左眄することのない、その発言の歯切れの良さが魅力である。公開されているFaceb
本文を読む天皇制はどこへゆく(2)
著者: 内野光子12月22日、今後の皇室のあり方を検討してきた政府の有識者会議(清家篤座長)は、最終報告書を岸田首相に提出した。報道に拠れば、二つの案というのも、不明確な物言いで、何が言いたいのかわかりにくい。要するに、結論的には、皇
本文を読むどうしても言い続けたいこと~天皇制はどこへゆく
著者: 内野光子また、狭い短歌の世界の話、歌会始の話であるが、天皇制とも密接にかかわっていることは間違いないのだから。 ことしの歌会始は、新型ウイルス感染拡大のため一月から三月に延期された。さらに、密を避けるため、いわゆる招待者であ
本文を読む皇族諸君、お濠を飛び越せ。自由な外界に脱出せよ。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月18日) 「AERA dot.」が、週刊朝日の記事として、「皇室の今後はどうなる? 原武史、石川健治、河西秀哉、八木秀次の各氏が語るあるべき姿とは」を掲載している。 https://dot.asahi
本文を読む批判されない権力は間違う。批判を許さない権力は間違を修正できない。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月9日) 昨日の当ブログの記事「1941年12月8日、このときの過ちを繰り返さないために」を読み直すと不満足と言うしかない。本日はその補訂である。 不満足は、なによりも「繰り返してはならない12月8日
本文を読む「天皇信仰」も「皇室愛」も、押し売り押し付け御免蒙る。
著者: 澤藤統一郎(2021年11月22日) 本日の毎日新聞夕刊一面のほぼ全面のスペースに、「ジャーナリストが見た眞子さん結婚」「揺らいだ私の『皇室愛』」「長年取材の久能靖さん」という記事。 https://mainichi.jp/ar
本文を読む「大嘗祭支出、高裁も適法」(産経)というミスリード。
著者: 澤藤統一郎(2021年11月18日) 天皇の交替に伴う儀式を違憲とする幾つかの訴訟の中で、最も規模の大きなものが、東京地裁に提訴された「即位・大嘗祭違憲訴訟」。これが、1次・2次訴訟とあり、各訴訟がいくつかに分離され、さらに高裁
本文を読む「愛国無罪」などあってはならない。大村知事リコール署名偽造に厳正な捜査を。
著者: 澤藤統一郎(2021年11月16日) いま振り返って、2019年9月の「あいちトリエンナーレ・表現の不自由展その後」は、日本社会の嘆かわしい現状をあらためて教えてくれた。 問われたのは、この日本の社会に表現の自由がどれほど根付
本文を読む女性・女系天皇容認論の立ち位置
著者: 澤藤統一郎(2021年11月15日) 秋篠宮家の長女が結婚して皇族から離脱した。皇族の女性が一人減ったということは、女性天皇を認めた場合の有資格者が一人減ったことにもなる。 天皇という地位は世襲とされている(憲法第2条)。世襲
本文を読む湯島天神菊まつりでの天皇談義
著者: 澤藤統一郎(2021年11月13日) 抜けるような青空。高い空というべきか、深い空というべきか。風はなく、寒さもない。今後のことはいざ知らず、コロナも小康状態である。こんな日は、アリも巣穴から這い出してくる。鳥も鳴き交わす。人も
本文を読む75年前に三笠宮(崇仁)が語った女性天皇時期尚早論
著者: 澤藤統一郎(2021年11月11日) 昨日に続いて、裕仁の末弟・三笠宮(崇仁)の「新憲法と皇室典範改正法案要綱(案)」(1946年11月3日、新憲法公布の日)からの引用である。「女帝について」と表題した個所。当然に彼は女帝容認論
本文を読む三笠宮(崇仁)の《天皇皇族・籠の鳥》論。
著者: 澤藤統一郎(2021年11月10日) 大正天皇(嘉仁)には4人の男子があった。長男が昭和天皇(裕仁)で、裕仁の末弟が三笠宮(崇仁)である。オリエント史学者として知られた人だが、リベラルで硬骨な発言者でもあった。 その三笠宮が、
本文を読む象徴天皇制とは、誰をも幸福にしない制度である。
著者: 澤藤統一郎(2021年10月26日) 秋篠宮の長女が本日婚姻届を提出した。本来結婚は私事でしかない。当事者の周囲だけが祝意を表すれば良いだけのこと。にもかかわらずの、なんという大騒ぎ。そして、目出度い様子はない。 婚姻当日の新
本文を読む戦時中の国民学校は、「死のみちを説きし学舎」だった。
著者: 澤藤統一郎(2021年10月11日) 「南日本新聞」は鹿児島県の地方紙。発行部数は25万部を超えるそうだ。九州の地方紙としては西日本新聞に次ぐ規模だという。そのデジタル版の昨日(10月10 日)11:03の記事を知人から紹介された
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