(2023年3月29日・連日更新満10年まであと2日) ロシアがウクライナに侵攻して以来の1年有余。この両国がウクライナ全土を戦場とする戦争当事国となってきた。驚いたことに、唐突にロシアがベラルーシへの「戦術核配備」を
本文を読む核廃絶の執筆一覧
核軍事国家ロシアの、危険な核依存・核威嚇体質。
著者: 澤藤統一郎(2023年3月25日・連日更新満10年まであと6日) 昨年の2月24日以後、ウクライナでの戦争が頭を離れない。大規模な殺戮と破壊が繰り返されていることに、怒りと苛立ちが治まらない。1日も早い平和の回復を祈るしかないが
本文を読む「はだしのゲン」は、なにゆえに行政に疎まれるのか。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月27日) 私は、爆心地近くの広島市立幟町小学校に入学している。「原爆の子の像」のモデル佐々木禎子さんの母校。小学校一年生だった私は、原爆ドームの瓦礫の中で遊んだ。広島が被爆して4年目のこと。そして、同じ
本文を読む忘れてはならない。忘れさせられてはならない。ビキニも第五福竜丸の被ばくも、そして「2・26」も。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月26日) 昨日、公益財団法人第五福竜丸平和協会の役員懇談会。来年2024年は、ビキニ事件・第五福竜丸被ばくから70年になる。その翌々年2026年は、展示館開館50周年。どのような基本理念で、どのような企
本文を読む「核の脅威に対する唯一の解決策は核兵器を一切持たないこと」ー グテーレス
著者: 澤藤統一郎(2022年8月6日) 8月6日。「広島原爆の日」である。77年前の今日、広島市民の頭上で原子爆弾が炸裂した。人類史上最大規模の残虐な殺戮行為である。広島が軍都であったにせよ、明らかに過剰な民間人に対する虐殺と破壊。余
本文を読むNPTと核禁条約の落差 ー NPT再検討会議岸田演説が明るみに出したもの
著者: 澤藤統一郎(2022年8月3日) 7年ぶりとなったNPT(核兵器不拡散条約)運用再検討会議。8月1日の岸田首相一般討論演説(日本語)が、官邸ホームペーに全文掲載されている。 https://www.kantei.go.jp/jp
本文を読む「ラッセル・アインシュタイン宣言」 ー その今日的な意味の再確認を
著者: 澤藤統一郎(2022年3月13日) 本日、公益財団法人・第五福竜丸平和協会の理事会。年度末だから、決算・予算案を確定しなければならない。新年度の事業計画も策定しなければならない。全理事と監事が揃っての会合となった。 事務局が作
本文を読む参院予算委中央公聴会 松井芳郎氏の公述から ー ロシアはどう間違っているのか
著者: 澤藤統一郎(2022年3月12日) 松井芳郎・名古屋大学名誉教授は、国際法の権威として知られる。かつて国際法学会の理事長(2000~2003年)を務め、現在は名誉理事(2003年~)である。その人が、3月8日参院予算委中央公聴会
本文を読むウラジーミルとシンゾー、僕たち「核こそ大事」の2人組み。一緒に核を背負ってゴールまで、駆け抜けようね
著者: 澤藤統一郎(2022年3月1日) 「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありま
本文を読む岸田首相よ。核保有国の声ではなく、ヒバクシャたちの声を聞け。
著者: 澤藤統一郎(2022年1月23日) 核兵器禁止条約は、昨年1月22日に発効した。それから1年である。条約の批准国・地域は現在59。この3月には、オーストリア・ウィーンで第1回締約国会議が開かれる。日本は唯一の「戦争被爆国」として
本文を読むドイツ新政権、核禁条約会議に参加へ。日本は何もしない起承転結。
著者: 澤藤統一郎(2021年11月26日) ドイツが変わる。アンゲラ・メルケルからオラフ・ショルツへ。首相の所属政党は、キリスト教民主同盟(CDU)から民主社会党(SPD)へ、である。 9月のドイツ総選挙で第1党となったのが中道左派
本文を読むちゃんと原稿読めたから、菅義偉君の総理大臣としての評価は一応の合格点。
著者: 澤藤統一郎(2021年8月9日) 昨夜は台風9号が九州を襲った。コロナ禍はさらに深刻な様相。東京五輪の喧噪は昨日ようやくにして終わったが、五輪禍はまだ続く。昨日の万能川柳に、「おもてなし出来ず おみやは五輪株」(吹田 のんさん)
本文を読むコロナ禍・五輪禍、そして「菅義偉禍」の8月6日広島。
著者: 澤藤統一郎(2021年8月6日) あの日から76年、例年のとおり猛暑の8月6日。例年と違うのは、コロナ禍のさなか、そして五輪禍のさなかでの広島である。菅義偉にとっては初めての(そして、おそらくはこれが最後の)広島平和式典(「広島
本文を読む「広島・長崎の火」から、「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマを結ぶ『非核の火』」に。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月12日) 気が滅入ってばかりの3・11報道の中で、たった一つの明るいニュース。東京・上野で30年間灯され続けた「広島・長崎の火」が、昨日(3月11日)原発事故の被災地フクシマ楢葉町に「ヒロシマ・ナガサキ・
本文を読む実は、ゴジラは「反核平和」の語り部なのだ。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月1日) 3月1日、ビキニデーである。1954年のこの日、「ブラボー」と名付けられたアメリカの水爆実験によって遠洋マグロ漁船第五福竜丸が死の灰を被り、乗組員23人が被爆した。45年8月のヒロシマ・ナガサキに
本文を読む「ふね遺産」に認定された第五福竜丸
著者: 澤藤統一郎(2021年2月22日) 3月1日ビキニデーが間近である。 1954年3月1日、アメリカはマーシャル群島ビキニ環礁での水爆実験をして、大気中に大量の放射性物質を撒き散らした。焼津を母港とするマグロ漁船・第五福竜丸は爆心か
本文を読む上野東照宮の「広島・長崎の火」が、今はない。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月21日) かつて上野の山のほとんどは、徳川将軍家の菩提寺である東叡山寛永寺の境内だった。寺領11,790石を拝領して権勢を誇った同寺だったが、幕末上野戦争で多くの伽藍を焼失し、明治政権に境内を取りあげられ
本文を読む核兵器禁止条約発効の歴史的な日に
著者: 澤藤統一郎(2021年1月22日) 現地時間の1月20日正午、アメリカ合衆国での政権交代が行われた。本日(1月22日)の各紙朝刊は、いずれもバイデン新大統領の就任演説と、新政権の特色を押し出した大統領令署名を報じている。 その、新
本文を読む核兵器禁止条約の発効 ー 国民に朗報、政府に悲報
著者: 澤藤統一郎(2020年10月26日) 一昨日(10月24日)、国連が、核兵器禁止条約の批准国数が、条約の発効に必要な50ヶ国・地域に達したと発表した。同条約は、90日後の来年(2021年)1月22日に発効することになった。 同条約
本文を読む長崎被爆の日に見る、地元の真摯さと政権の不誠実。
著者: 澤藤統一郎(2020年8月9日) 8月9日、長崎被爆の日である。犠牲者に対する鎮魂の祈りをともにしたい。そして、この犠牲を繰り返さぬための決意を再確認しなければならない。 長崎市には、「原爆被爆対策部」がある。そこに「平和推進課」
本文を読む「核抑止論は虚構に過ぎない」 ー 広島平和式典挨拶から
著者: 澤藤統一郎(2020年8月6日) 1945年8月には、忘れることのできない諸事件が重なった。8月15日は、日本の歴史を分かつ日として、日本人にとって忘れてはならぬ日。これに対して、8月6日は世界の人類全体が戦慄の感情をもって記憶す
本文を読む教皇のスピーチに共感。― 「軍拡は途方もないテロ行為」。「核の傘の下で平和を語る偽善」。
著者: 澤藤統一郎来日中のローマ教皇が話題となっている。その話題性は、伝統や権威の誇示によるものではない。容貌でも服装でも車でもない。平和を希求する真摯なメッセージの内容にある。虚仮威しの臭み芬々だった天皇交替儀式を見せつけられたあとだけ
本文を読む第五福竜丸展示館4月2日リニューアルオープン
著者: 澤藤統一郎歴史の証人である被爆船第五福竜丸は、東京都江東区夢の島公園の展示館で、多くのことを語り続けている。展示館の老朽化に伴う改修工事が順調に進展して、4月2日(火)に展示を一新してリニューアルオープンの運びとなる。ぜひ、また夢
本文を読む「核と人類は共存できぬ」を掲げて -広島・長崎の平和宣言は訴える-
著者: 安原和雄例年のこととはいえ、8月の広島・長崎の平和宣言には耳を傾けないわけにはゆかない。本年の平和宣言は何を訴えたか。広島では「核と人類は共存できない」という人類としての悲願を前年に続いて強調した。何度繰り返しても過ぎることのな
本文を読む核廃絶・脱原発実現はいつの日か -広島・長崎の平和宣言を読み解く-
著者: 安原和雄広島、長崎の「原爆の日」は今年もめぐってきて、悲しみを新たにした。その悲しみは例年になく大きく広がった。その元凶は「3.11」の東日本大震災と福島原発惨事である。核兵器と原子力発電は核エネルギーとしてつながっている。だか
本文を読む核兵器廃絶から核廃絶へ -福島原発事故で一変した「8・6広島」-
著者: 岩垂 弘今夏も「広島原爆記念日」の8月6日を中心に広島市で、反核平和団体による各種催し、広島市主催の平和記念式典が行われた。「8・6」におけるこれまでの各種催しや記念式典は「核兵器廃絶」と「恒久平和」の実現を内外に訴えるものが
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