現代人は不安を背負っているという。とりわけ、老後の不安とはどのようなものか。片山郷子の第6作品集には、その心情がこまやかに描かれている。胸に染みいる、詩1編と小説5編だ。老若男女を問わず、自分のこととして多くの人に読ん
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片山郷子―わたしの気になる人④
著者: 阿部浪子「パソコンはわたしにとって心をひらける友」というのは、作家の片山郷子である。60代で網膜色素変性症をわずらい、現在、視覚障害者用のパソコンを使って執筆している。口述筆記にたよらず、パソコンを駆使しつつ思いのうちを文章化す
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