貯蓄を吐き出せば価格上昇は感じないか?! それにしても驚いた。黒田日銀総裁は「家計には強制貯蓄が溜まっているから、価格上昇に耐えられる」と発言したという。 この人は自分の主張が意味することを分かっているのだろうか。確
本文を読む盛田常夫の執筆一覧
EU の対ロシア第 6 次制裁の舞台裏
著者: 盛田常夫EUの対ロシア第 6 次制裁には、ロシア産の原油輸入だけでなく、プーチン政権に協力 する個人資産の凍結と EU 内への渡航禁止の新たな制裁リストも含まれる。原油の輸入禁止だけでなく、制裁対象リストをめぐっても、ハンガリ
本文を読むロシア産原油輸入禁止制裁とハンガリーの状況
著者: 盛田常夫対ロシア原油制裁措置 5月30日~31日の2日間にわたって開催された対ロシア原油輸入制裁をめぐるEU首脳会議は、海上輸送分の原油輸入の原則禁止を決定した。ロシアとの「友好パイプライン」を経由する原油輸入については、この
本文を読むウクライナ問題で路線転換か、それとも役割分担か ―ハンガリー新大統領の就任演説
著者: 盛田常夫5 月 14 日、新たに任命されたハンガリー大統領、ノヴァク・カタリンの就任式が行われた。その演説内容はこれまでの フィデス(与党) 政治家の言動とは異なるものであった。ノヴァ ク新大統領は「平和を脅かす戦争が現実のも
本文を読むハンガリーは石油と天然ガスの禁輸制裁にどのように対応するのか
著者: 盛田常夫欧米の対ロシア制裁は物資やサーヴィス面の輸入制限で効力を発揮しつつあるが、国際金融面での効果が思ったほど出ていない。ロシアの外債利払いで、デフォルトが間近いと予想されながら、ロシアは外貨で元利支払いを続けている。その原
本文を読むハンガリーのEUに対する面従腹背政策
著者: 盛田常夫ハンガリー政府がプーチンの要求にしたがって、天然ガス代金のルーブル支払いを検討していることはご存知と思います。EUはロシア制裁の一環として、ロシア通貨の暴落を防ぐために編み出されたルーブル決済を拒否する姿勢を明確にして
本文を読むオペラハウス支配人がハンガリー首相へ引退勧告 ここにも1人、プーチンに頭の上がらない首脳
著者: 盛田常夫3月12日に、ブダペストでオペラハウスの改装記念ガラコンサートが開かれました。アーデル大統領、オルバン首相、ノヴァーク次期大統領が列席する中、オペラハウス支配人のオーコオヴァチ・スィルヴェスターが発した挨拶話題になって
本文を読むなぜ20世紀社会主義は狂気の独裁者を生み出したのか
著者: 盛田常夫ソ連邦社会主義はスターリンのような独裁者を生みだし、第二次大戦後の中東欧諸国にはスターリン率いるソ連型社会主義が移植された。治安警察が超法規的権限をもつソ連型社会主義は人々の社会的自由を奪い、共産党統治に反対する政治家
本文を読む今、日本に到着すると・・・ 空港での水際コロナ対策緩和措置の現状
著者: 盛田常夫3月1日より、日本でも水際対策の緩和が実行された。強制隔離対象国が大幅に減らされ、自主隔離期間も一律に短縮された。また、3回のワクチン接種が済んでいる場合には、自主隔離そのものを求めない措置も導入された。この緩和が実施
本文を読む血に染まった北京パラリンピックは中止すべし ―習近平はプーチンのウクライナ侵攻を承認した?
著者: 盛田常夫1956年10月24日早朝、ソ連はハンガリーの武力制圧のため、ハンガリー駐屯部隊だけでなく、ルーマニアとウクライナからも部隊を進軍させ、ハンガリー全土を武力制圧した。31,500名の兵士、1,130台の戦車、380台の
本文を読むEUのコロナ補助金支出には「法治遵守」が条件 ―欧州司法裁、ハンガリーとポーランドの訴えを却下
著者: 盛田常夫2月16日、欧州司法裁判所はハンガリーとポーランドから提訴されていた訴えを却下する判断を下した。これは欧州委員会がコロナ禍からの経済復興のために設定した構造化補助金支出と「法治制(rule of law)」遵守を結び付
本文を読むプーチン大統領はなぜハンガリーのオルバン首相を冷たくあしらったか ―きびしいが分かりやすいロシア流?
著者: 盛田常夫先日のロシアにおけるロシア・ハンガリー首脳会談でのテーブルの距離、記者会見における両首脳の距離は、ロシア側のハンガリーに対する冷遇をこれ見よがしに演出したものであった、とハンガリーでは受け取られている。 ロシアを全面
本文を読むハンガリー政情報告 オルバン・ヴィクトルの打算と誤算 -オルバン首相はプーチンの靴を舐めたのか
著者: 盛田常夫2月2日、ハンガリーのオルバン首相はモスクワを訪問し、プーチン大統領と長時間の会談を行った。とくに緊急の課題があったわけでもない。にもかかわらず、オルバン首相がこの時期に、敢えてプーチン大統領を訪問しなければならなかっ
本文を読むコロナ規制で萎縮する批判精神
著者: 盛田常夫今月末からサッカーW杯最終予選の2試合が日本で開催される。日本サッカー協会は外国人入国禁止の中で、「政府から外国チームの入国に特別許可をいただいて感謝する」というコメントを発表した。東京五輪を開催した日本政府が、もった
本文を読むコロナ対策の目標は何か - 目標なき場当たり主義が社会経済活動を萎縮させる ー
著者: 盛田常夫テニスのジョコヴィッチ選手のオーストラリア入国問題をめぐって、欧州とアジア・オセアニアのコロナ対応の違いが浮き彫りになった。 スキージャンプの小林陵侑選手は11月27日にフィンランド・ルカで開催されたW杯で優勝した後
本文を読むおかしくないか、日本のオミクロン対策 ほか
著者: 盛田常夫日本のオミクロン対応はあまりに過剰ではないでしょうか。連日、強制隔離の国や地域が発表されていますが、こんなことが何時までも続けられるはずがありません。入国者を日本中のホテルに拡散する馬鹿な措置が限界にぶつかるのは自明な
本文を読むコロナ、スパイウエア、復旦大学受け入れ ハンガリーの政局3つの話題
著者: 盛田常夫ハンガリーでは明日(12月15日)から、5歳~11歳の子供に対するワクチン接種が開始されます。現在の感染拡大は児童を中心に増えており、子供へのワクチン接種が優先課題となっています。児童・生徒の感染が拡大していますが、学校
本文を読むゼロコロナ信仰が生む人権侵害
著者: 盛田常夫政府が打ち出した鎖国政策は撤回されたが、この問題を最初に指摘したのは、橋下徹などの右派の論客たちだった。これにたいして、日頃から、人権擁護や憲法擁護を唱える政党や論客が沈黙しているのは不可解である。 報道によればオミ
本文を読む出張で日本に帰ろうと思っても・・・ 「自主隔離」という強制のカベ
著者: 盛田常夫ブダペスト市内は今冬、初めての冠雪となりました。幸い気温が高く、主要道路の雪は消えましたが、庭は雪景色です。 さて、コロナの新変異株オミクロンの出現報道から間もなく、日本政府は12月一杯の航路旅行客の新規予約停止を航空会
本文を読む政治家に国債無害論を吹き込む手口を暴く ―ネトウヨが頼りの売文デマゴーグ(下)
著者: 盛田常夫スティグリッツの誤り 安倍内閣は消費税率引上げで支持を失うことを恐れ、引上げ延期を狙って「リーマン級」の経済危機があることを証明しようとした。そのために、2017年3月にアメリカからわざわざスティグリッツを招聘した。
本文を読む政治家に国債無害論を吹き込む手口を暴く ―ネトウヨが頼りの売文デマゴーグ(上)
著者: 盛田常夫高橋洋一とは何者? 矢野康治財務事務次官の『文芸春秋』(2021年11月号)への投稿を口汚く罵る御仁がいる。舌禍で内閣官房参与を辞めた件の高橋洋一である。矢野氏を「会計学や金融工学を知らない素人」と罵っている。彼を良く
本文を読む不思議の国・日本 ―すこし離れて自分を見れば
著者: 盛田常夫人は自分のことより他人のことがよく分かる。誰でも自分自身を客観視するのは難しい。それは人に限らず、国も同じだ。 民間人になりたいという眞子さんの結婚に、小姑さながらに意見する国民が多いのに驚いた。もちろん、声を上げて
本文を読む日本の政治家はもっと知性を
著者: 盛田常夫ハンガリーでも来年の総選挙に向けて、与野党が激しい攻防を続けています。9月中旬には野党の共同首相候補が選出されます。これにたいして、与党は「ストップ・ジュルチャーニィ、ストップ・カラチョニィ」の署名活動を始めました。
本文を読むモティヴェーションを失った大坂なおみ、全米の敗戦
著者: 盛田常夫テニス全米オープン3回戦の大阪なおみ(女子)とツィツィパス(男子)は、勝ち試合をみすみす逃し敗退した。ともに、新鋭の勢いのある選手が相手だったが、一瞬の気の緩みが敗戦をもたらした。 大坂なおみの戦い 大坂は連勝が止ま
本文を読む歴史を作る大谷翔平
著者: 盛田常夫落ち着きを取り戻した大坂なおみ 100年以上の歴史を誇るアメリカ大リーグで、大谷翔平がベーブ・ルースを超える歴史を作っている。徹底した分業が確立している現代の大リーグで、大谷は二刀流を貫き、ここまで8勝40本という驚異
本文を読むハンガリーでのコロナ・ワクチン事情 ― その後の報告
著者: 盛田常夫7月30日現在、ハンガリーのワクチン接種1回目の完了者は560万人、うち2回目の接種完了者は542万人となっています。この数値はあまり変動していせん。子供を除く成人の3割300万人は接種を回避しており、接種者の数は未成年
本文を読む独裁政権と盗聴 ― 盗聴アプリ「ペガサス」事件の続報
著者: 盛田常夫ハンガリーのフィデス(Fidesz・ハンガリー市民同盟)政権には「人権侵害」という観念が完全に抜け落ちている。国際的な事件を「国際ヒステリー」(グヤシュ官房長官)と断罪し、一切の言い訳はしない方針のようである。オルバン
本文を読む広がる盗聴スキャンダル(ハンガリー) ー切り抜けられるかオルバン政権
著者: 盛田常夫ハンガリーでは先週末も、官房長官の記者会見で、イスラエル製盗聴ソフト「ペガサス」にかかわるスキャンダルにかんする質問が相次いだ。このソフトウェアを購入したのは、現在明らかになっているところ、ヨーロッパではハンガリーだけ
本文を読む政府が野党指導者や記者をスパイ? ―盗聴事件で揺れるハンガリー政界
著者: 盛田常夫先日来、イスラエルの民間企業NSOグループが開発した携帯電話を盗聴するマルウェア(ソフトウェア名「ペガサス」)が、野党の政治家やジャーナリスト、政府に反対する実業家などを標的に、多くの国で使われていることが国際問題化し
本文を読むハンガリーでのコロナワクチン 中国の影を隠すオルバン首相
著者: 盛田常夫オルバン首相は16日(先週金曜日)、3回目の接種を8月1日から始めることをラジオのインタビューで発表しました。これまで政府は一貫して3回目の接種に消極的な姿勢を示していましたが、ブダペスト市とセンメルワイス大学の検査結
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