ハンガリーの総選挙は与党の圧勝となったが、与党の民族主義的政策に呼応するかのように、扇動的な民族主義政党Jobbikが台頭した。反ユダヤ主義、反ロマ主義を党是とする政党が2割もの得票を得た事実は、国民の間に偏狭な民族主
本文を読む盛田常夫の執筆一覧
パロディ:タケシが語る「心情右翼とアベのジョンイル化」
著者: 盛田常夫その人の能力は付き合っている人を見れば良く分かるって言うけどさ、本当にそうだな。会社でも組織でも有能な上司っていうのはさ、自分より能力がある人を使える人さ。無能な上司は自分より有能な人材を使えないんでね。だから、有能な
本文を読むウクライナ騒乱の歴史的背景
著者: 盛田常夫1990年代の初頭、ソ連邦から独立して間もないウクライナを何度も訪問した。民営化案件で目ぼしいものがないかと物色に行ったのだが、コムソモール(共産党青年組織)出身の青年たちが設立した商社の世話をしただけ、ウクライナはビ
本文を読む佐村河内守氏をめぐる狂騒曲
著者: 盛田常夫佐村河内守氏の「作曲家詐称事件」ほど、日本社会やテレビ界の病弊を見せてくれる事件はない。JSTV(ヨーロッパ日本語衛星放送)でも放映されたNHKスペシャル「魂の旋律―音を失った作曲家」を見て、筆者も早速、Amazonで「
本文を読むアベノミ(ッ)クスは愚民政策 -物価上昇と円安が惹き起こす結末
著者: 盛田常夫アベノミ(ッ)クスを信奉する学者は、消費者の合理的行動に期待して、消費者物価の上昇を見込んだ消費活動の活性化が、生産拡大(GDP成長)をもたらすと信じている。しかし、そもそも消費者が合理的に行動するという前提自体が間違
本文を読む軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか -軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか-
著者: 盛田常夫北朝鮮におけるNo.2張成沢の抹殺は、冷戦が終わった時代には奇異な違和感を抱かせるものであるが、北朝鮮が20世紀社会主義の「どん詰まった」戯画的な姿だと考えると良く理解できる。筆者が『ポスト社会主義の政治経済学』(日本
本文を読む追悼:関 恒義名誉教授
著者: 盛田常夫去る10月23日、関恒義一橋大学名誉教授(享年89歳)が他界された。還暦を過ぎた頃に気胸を患い、体調を崩しながら生活を送られていた。といっても、大学院門下生は長らく先生と連絡が取れないまま、たまに聞く風の便りで、ご健在
本文を読むアベノミックスは「天動説」 -俗流経済学で国民経済は救われない―
著者: 盛田常夫事象の現象と本質を区別できず、あたかも目に見える現象を対象世界のすべてと錯覚するのが、非科学的な俗流理論。地球が動いているのではなく、太陽が地球の周りを回っていると考えた「天動説」は、現象から本質を分析する難しさと、本
本文を読む日本語英語はどこまで通じるか
著者: 盛田常夫もうだいぶん前になるが、夏季講習で学生をアメリカの姉妹校に引率した。日本の大学の語学授業を担当するのは文学専攻の教員がほとんどで、語学教育の専門教育を受けた教員はほんの一握りでしかない。教員が自分の好みに応じて文学作品
本文を読む地獄への道は善意で敷き詰められている ―レトリックを操る政治は破滅への道―
著者: 盛田常夫いったい経済学は科学かそれともイデオロギーか。これは古くて新しい問題。一昔前、マルクス経済学はイデオロギーで、「近代経済学」は科学と断言する学者が多かったが、何のことはない、マルクス経済学が姿を消したら、「近代経済学」
本文を読むパロディ タケシの独談:日本のスポーツ界は零細企業だっての
著者: 盛田常夫それにしても何だね、次から次に日本のスポーツ界の不祥事が暴露されるよな。オイラが見るところ、これらの事件には共通している問題があるね。偉そうに聞こえるかもしれないけどさ、問題の核心は「組織マネージメントの致命的な欠陥」
本文を読むパロディ:「腰ぬけ政治家に、ゴーマンかましてよかですか?」
著者: 盛田常夫ワシが常日頃指摘しているように、今の日本の政治家はみんな腰ぬけだ。アメリカのご機嫌伺いしている奴ばかりだ。人気におぼれた橋下も、アメリカの反撃を食って全面降伏の有様だ。白痴番組が氾濫している日本のテレビで人気があること
本文を読むパロディ:北野武が語る橋下騒動
著者: 盛田常夫オイラなんかがさ、偉い顔して言うこともないんだけどさ、皆が知っているように、オイラも橋下さんと同じでフーゾクが大好きだから、一言、言いたくなるんだよね。だけど、オイラは芸人だけど、橋下さんは市長だからな。それも大都市大
本文を読む偽薬「アベノミックス」に麻痺する批判精神
著者: 盛田常夫これが天皇元首化を目指す議員たちの姿なのか。4月28日の「主権回復」を祝う政府式典で、天皇陛下退席の際に、国会議員たちが「天皇万歳」を三唱し、檀上の安部首相や麻生副総理もそれに加わったという。主権在民国家の行事に、いっ
本文を読む目先の損得に一喜一憂する愚かさ
著者: 盛田常夫人は安物商品を買う時にはいろいろ漁って、価格に不相応なほど時間をかけるが、高額のマンションを買う時などは印象だけで、短時間で判断してしまう。マンションなどは建設現場を見ていないから仕方がないが、価格に比してあまりに短い査
本文を読む日本スポーツ界の前近代性 ― 欧州からの見方 ―
著者: 盛田常夫学校における暴力的スポーツ指導が焦点になっているが、指導者の暴力以上に日本の集団スポーツ競技や格闘技に蔓延している前近代的な人間関係に、もっと目を向ける必要がある。大相撲の部屋組織のように閉じたスポーツ組織では、競技者
本文を読むイデオロギーと化した「金融緩和」と「物価目標」
著者: 盛田常夫政治経済コラム 「世界的権威」の実像 安倍首相は、「デフレは貨幣現象ですから、金融緩和政策で克服できます」と、したり顔に答弁している。浜田宏一内閣参与の受け売りである。その浜田参与をメディアは、「エール大学名誉教授で、
本文を読む寓話「アベのミックソ」 (続)
著者: 盛田常夫第二話 「アベのミックソ」結末 真正維新議員「アベのミックソ総理。金融緩和政策とインフレターゲットについて、質問いたします。まず、追加的金融緩和政策ですが、すでに対GDP 比でみた日銀保有の国債残高は先進国の中でも一番高
本文を読む寓話「アベのミックソ」
著者: 盛田常夫1月3日 ちきゅう座編集部注:原典が、”パロディ「アベのミックソ」”から ”寓話「アベのミックソ」”に改訂されたのに伴い、改訂版を掲載いたします。 第一話 早分かり「アベのミックソ」 J 大学医学部内科医長にアベセンセイ
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