盛田常夫の執筆一覧

心情的民族主義が台頭するハンガリー  ―将来を見通せない不安が、偏狭な民族主義を育む―

著者: 盛田常夫

 ハンガリーの総選挙は与党の圧勝となったが、与党の民族主義的政策に呼応するかのように、扇動的な民族主義政党Jobbikが台頭した。反ユダヤ主義、反ロマ主義を党是とする政党が2割もの得票を得た事実は、国民の間に偏狭な民族主

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パロディ:タケシが語る「心情右翼とアベのジョンイル化」

著者: 盛田常夫

 その人の能力は付き合っている人を見れば良く分かるって言うけどさ、本当にそうだな。会社でも組織でも有能な上司っていうのはさ、自分より能力がある人を使える人さ。無能な上司は自分より有能な人材を使えないんでね。だから、有能な

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アベノミ(ッ)クスは愚民政策 -物価上昇と円安が惹き起こす結末

著者: 盛田常夫

 アベノミ(ッ)クスを信奉する学者は、消費者の合理的行動に期待して、消費者物価の上昇を見込んだ消費活動の活性化が、生産拡大(GDP成長)をもたらすと信じている。しかし、そもそも消費者が合理的に行動するという前提自体が間違

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軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか -軍事的独裁体制下の政敵殺害をどう理解するか-

著者: 盛田常夫

 北朝鮮におけるNo.2張成沢の抹殺は、冷戦が終わった時代には奇異な違和感を抱かせるものであるが、北朝鮮が20世紀社会主義の「どん詰まった」戯画的な姿だと考えると良く理解できる。筆者が『ポスト社会主義の政治経済学』(日本

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アベノミックスは「天動説」 -俗流経済学で国民経済は救われない―

著者: 盛田常夫

 事象の現象と本質を区別できず、あたかも目に見える現象を対象世界のすべてと錯覚するのが、非科学的な俗流理論。地球が動いているのではなく、太陽が地球の周りを回っていると考えた「天動説」は、現象から本質を分析する難しさと、本

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地獄への道は善意で敷き詰められている ―レトリックを操る政治は破滅への道―

著者: 盛田常夫

 いったい経済学は科学かそれともイデオロギーか。これは古くて新しい問題。一昔前、マルクス経済学はイデオロギーで、「近代経済学」は科学と断言する学者が多かったが、何のことはない、マルクス経済学が姿を消したら、「近代経済学」

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パロディ タケシの独談:日本のスポーツ界は零細企業だっての

著者: 盛田常夫

 それにしても何だね、次から次に日本のスポーツ界の不祥事が暴露されるよな。オイラが見るところ、これらの事件には共通している問題があるね。偉そうに聞こえるかもしれないけどさ、問題の核心は「組織マネージメントの致命的な欠陥」

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パロディ:「腰ぬけ政治家に、ゴーマンかましてよかですか?」

著者: 盛田常夫

 ワシが常日頃指摘しているように、今の日本の政治家はみんな腰ぬけだ。アメリカのご機嫌伺いしている奴ばかりだ。人気におぼれた橋下も、アメリカの反撃を食って全面降伏の有様だ。白痴番組が氾濫している日本のテレビで人気があること

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日本スポーツ界の前近代性 ― 欧州からの見方 ―

著者: 盛田常夫

 学校における暴力的スポーツ指導が焦点になっているが、指導者の暴力以上に日本の集団スポーツ競技や格闘技に蔓延している前近代的な人間関係に、もっと目を向ける必要がある。大相撲の部屋組織のように閉じたスポーツ組織では、競技者

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