テント日誌3月5日
- 2020年 3月 8日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
安倍に危機管理能力を求めたってしょうがない 2月29日(土)
陽射しは弱かったが風もなく寒くはなかった。印象に残らないぼんやりとした天気。でも2時を過ぎると冷たい空気が襟元から忍び寄ってきた。人通りはいつになく少なく、それは各鉄道の平日の車内も同じだった。
以前「国難」を連発していた自称最高責任者だが、彼に危機管理能力を求めるのは、それは酷なんです。適材適所が望まれるや切である。
座り込みを終わって引き上げようとするとカラスが呼びかけるように鳴いていた。まだ帰るなといっているのか労をねぎらってくれているのか。(O・O)
蔵田計成さんが亡くなられた 3月1日(日曜日)
蔵田計成さんが亡くなりました。彼は「9条改憲阻止の会」の結成の尽力をされました。安倍の改憲提起に対して1960年安保闘争を闘った世代に闘いを呼びかけ,その先で先陣を担っていました。経産省前のテントの創設にはいろいろと手助けをいただきました。そして、彼は放射線被ばくに関して、研究会を組織し、「100ミリ・シ―ベルト以下は被ばくによる健康への影響はなしとする説」のウソを暴きました。これについては昨年のテント日誌(9月7日版以下四回)に分けて掲載しました。
「徹底検証/「100ミリ㏜健康影響なし説」のウソ
=0~10歳集団、100ミリ㏜被曝リスク、死亡率13%=2019年9月 藏田計成(ゴフマン研究会 )」という論文です。彼は放射線被ばくに関する研究を通して、原発事故の問題に取り組み、事故の本当を隠蔽するだけでなく、ウソの説を流して恥じない面々との闘いをやってきました。蔵田さんがやろうとした仕事、あるいはその成果を受け継いでいきたいと思います。(三上治)
人通りは予想通りに少なかった 3月2日(月)
今日は朝から雨。昼過ぎには止むという天気予報だったが霧雨が一日中降っていた、寒い座り込みであった。今日から小中高校生が一斉休校に入ったので電車は空いていてゆっくり座って来られた。雨が降っていたので荷物は最小限にして経産省前に向かった。座り込み準備は多少時間が掛かったが12時過ぎには終えることができた。
経産省前の人通りは昼食時だというのに何時もより大分少なかった。 経産省のガードマンも何時もなら二人で見回りしているのに今日は一人だったし、国旗なども掲揚してなかった。これもコロナウイルス対策の結果か⁉ こういうわけで経産省前は淋しい限りだったのでその分、原発反対のCDをボリューム大きくして掛けて我々の意気込みを知らしめた。それに対する反応はいまいちだった。通る人は予想外の寒さに顔を強張らせて足早に去っていったから。今日の座り込み者は何時もの常連ばかり!担当者を含めても6人!
来週になれば春の暖かさになり桜も咲くようになるそうなので楽しみである。 (保)
「アベ政治を許さない」に参加する人が寄られ 3月3日(火)
昨日の雨が上がって、昼すぎの経産省前歩道には3月の陽が射しているのに、時折冷たい風が強く吹いて椅子を揺らす。一旦は旗竿に括りつけた横幕を外して座り込む。
今日はひな祭り、国会前の女性たちの行動に参加するという方から、雛あられの差し入れを頂く。その行動が終わった後にもやってきてカンパもして頂いた。2時前、知り合いの女性が地裁での福島避難者裁判の傍聴で通りかかる。自転車で裁判所方向からやってきたI弁護士からは、先日の靖国裁判に関する会議の報告を受ける。後半当番のAさんが来て、あちこちの公立図書館で読書スペースだけでなく書架への立ち入りすらできず、困ったという。
夕方になって寒くなり、立ち寄ったラーメン店では今回の新型肺炎「コロナ騒ぎ」で客足が遠退いた、と店主が嘆いていた。夜の会議ではあちこちで集会、行動が中止や延期になっていることが報告されたが、経産省前の行動は続けることを確認した。(EO)
Fさんの福島原発3号機の説(核爆発)が『週刊朝日』に 3月4日(水)
朝からしとしと雨が降ったりやんだり。寒い一日だった。最初は当番だけなので、当番同士で情報の交換をしたり、安倍批判、国会批判、コロナウイルス問題で安倍が独断で全国の学校を一斉休校にしてしまったことの批判をしたりした。安倍政権は本当に内容のない、恐ろしい政権だと思う。
当番のOさん、勝爺はお休み。そうこうしているとFさんが寄ってくれて、話し込む。Fさんの記事が次号の『週刊朝日』に載るそうだ。福島原発3号機の爆発は水素爆発ではなく核爆発だという主張が載るそうだ。
倉田さんが来て演説、どんどん説得的になる。今日の倉田さんの演説は横浜市議会でのIRを誘致する予算審議について。4億円も計上しているそうだ。市議会の傍聴はかなり騒然としているらしい。グレタさんの行動について称賛していた。大人に対して「大人は金もうけの経済、子どもたちの育つ未来について考えないこと」を批判するグレタは正しいと。
こんな寒いのにレジェンド斎藤が来ていて、倉田に続いて演説。原発をやめて健やかな明日をつくろうと言われた。Kさんが斎藤さんに暖かなスープを持ってきた。暖かなスープを食べても寒いので、さすがに今日は帰られた。
保っちゃんのパンは倉田さん、SさんとTで分けた。(T・I)
強風に悩まされた一日だった 3月5日(木)
天気予報通りの強風に悩まされた。
セッティングの時椅子4つつないで幟を取り付けたが、
下の方から吹き付ける強い風で座っていないとひっくり返ってしまう。
幸い時々来てくれるMさんともう一人の方が来て座ってくれたので助かった。
珍しく雀、ヒヨドリが姿を見せたが、彼らも強風に悩んでいたようだ。
雀が強風にあおられて空中でホバリングしていたのが面白かった。
そんな中通りがかったサラリーマン風の男性がお札を差し出して去って行った。慌てていてチラシをお渡しする暇もなかったけれど、その何気ないカンパに本当に感謝だ。毎日何のために座っているのだろうとむなしくなる時もあるが、ちゃんと見ていてくれる人が居ると言うことが励みになる。
避難計画を作らなければならない産業などあってはならないのだから、為政者は判って欲しい。
先に来て下さっていた二人が帰るころたんぽぽ舎のボランティアのOyさんが来てくれ重し役となる。2時半ごろYさんと遅番のSさんを残してヨーカンさん・Oyさんと私はテントを離れたが、その後大変だったとの知らせが届いた。遅番Sさんが強風にあおられて椅子ごと倒れてしまったとのこと、
通りがかりの人が助けてくれたとのことで有難かったです。
幸いSさんにけがもなかったとのことで安心した。
まさに雨にも負けず風にも負けずですね。
早く脱原発達成すること心から願います。(I.K)
【 JKS47 月例祈祷会 】
日時:2020年3月11日(水)午後3時より
会場:経産省前テントひろば
予定:15:00~ 芸能の刻
15:30~ 「月例祈祷会」 厳修 16:30 終了
JKS47事務局 合 掌
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【案内】3.13経産省本館前抗議行動
経産省前テントひろばからのお願いです。
安倍政権の悪政は、新型コロナウイルス対策にも明確に現われ、クルーズ船の大失態(人命に影響)、PCR検査対応の大幅遅れ、専門家の意見も聞かずに突然の小中高の一斉休み、マスクや消毒用アルコールの品切れ、などなど人命にかかわる数々の失敗を重ねています。
一方で、9年目の3.11を迎える集会など多数が自粛に追い込まれています。
そんな中で、経産省前テントひろばは毎日午後に交代で経産省本館前で座り込みを続けており、野外の行動でもあり、特に自粛することなく抗議行動を続けています。
9回目の3.11を迎えるに当たり、毎週金曜日の抗議行動を一時間拡大して経産省に抗議します。日頃の皆さんの経産省への怒りや私たちへの連帯のメッセージを頂けると大変ありがたいです。
健康に留意しつつ無理のない範囲で、多くの皆さんの参加と発言をお願いします。
金曜経産省抗議行動
日時:2020年3月13日(金)17時~19時
場所:経産省本館正門前
主催:経産省前テントひろば
原子力発電を直ちにやめよ!
1 原子力マネーの闇を明らかに!
2 イチエフの廃炉・汚染水対策を抜本的に見直すべき!
3 「原子力発電はクリーン」は大嘘、「原子力発電は死の灰を製造する」!
4 トリチウム汚染水(トリチウム未処理放射能汚染水)を海に流してはいけない!
5 核のゴミをこれ以上増やすな!
なお、経産省前座り込み行動を経産省本館前で毎日実施しています。
平日:12時~17時 (冬時間)
土・日・休日:12時~15時(冬時間)
3月15日(日)脱原発青空川柳句会12時~15時
淵上さん一周忌 大竹さん・玉中さん追悼句会 句のお持ちを
句会の後に日比谷公園で花見をやります。参加を!
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