YouTubeチャンネル「フランスを読む」を立ち上げました 第一線の識者が語るこの一冊
- 2021年 4月 5日
- 評論・紹介・意見
- 村上良太
この春、YouTubeチャンネルを立ち上げました。「フランスを読む」というシリーズで、毎回、約10分で1冊、フランスの本を中心に識者にその魅力を語っていただくものです。日仏間の翻訳者たちや文学者、出版人やジャーナリスト、科学者、各分野のエキスパートといった人々が今後、参加する予定です。以下はその番組です。
なぜフランスなのか、と思う方もいるでしょう。別段、ロシアでも中国でも英国でも良いのでしょうが、たまたま私が特にフランスの本に惹かれてきたこととその方面に知り合いが一定数いて、参加をお願いしやすいという事情があります。そして、あまり間口を広くして「世界を読む」みたいにしてしまうと、守備範囲が広すぎてかえって見る人に本の選択について疑問を持たれる可能性もあるかと思うのです。フランスに絞れば、まだ一定の密度あるいは濃度を作りやすいのです。
この10数年で身近な書店が少なくなり、本を手に取ってみる機会が減少しています。かといってインターネット上のAmazonの書評欄には鋭い意見もありますが、一定数偏った意見も見られます。「フランスを読む」ではその本に詳しい識者に語り手を絞り込むことで、本についての情報に一定の質を維持し責任を持ちたいと思っています。参加いただいている語り手の方々は第一線の識者です。さらに将来には、本の出版や流通についてもこのチャンネルで情報を提供していければと思っています。本が読みやすい世界を作るためのヒントを集めたいと思います。と言っても、あまり堅苦しくならないようにしたいと思っています。仕事の合間や寝る前にビール片手に、あるいは紅茶を飲みながら、コーヒーを飲みながら気楽に耳を傾けていただけましたら幸いです。
ご関心を持たれた方はぜひ、チャンネル登録をお願いします。
初出:「ニュースの三角測量」2021.4.5より許可を得て転載
https://seven-ate-nine.hatenablog.com/entry/2021/04/05/172043?_ga=2.220465624.1783527784.1617618856-1757877832.1617618856
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion10710:210405〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。