福島県の強制執行に対する緊急オンライン署名&執行ストップのための「担保金支援クラウドファンディング」プロジェクトの賛同人のお願い
- 2024年 3月 24日
- 評論・紹介・意見
- 柳原敏夫福島県の強制執行
原発事故の避難者に対する新たな人権侵害事件の報告とお願いです。
以下、先週18日、東京地裁の福島からの自主避難者追出し裁判の裁判前集会のスピーチです。
https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/03/24318.html
そこでも訴えているのですが、今月8日に福島県が裁判の最中にもかかわらず、避難者の追い出しの強制執行に着手しました。
過去にも、千葉で、公営住宅からの強制執行で、追い出される母子が強制執行の最中に無理心中を図る事件が発生しました。今回の母子家族も同様の境遇に置かれています。
この暴挙をマスコミは朝日が論壇でやっと取上げた以外、どこも取上げません(添付しました)。しかし、これは国際人権法の重大な人権侵害行為であり、この人権侵害行為に以下の不服従アクションを起しました。
以下にその詳細を書きました。どうか、署名と賛同人への参加と拡散をよろしくお願いたします。
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福島県が福島原発事故で福島から東京の国家公務員宿舎(応急仮設住宅)に避難した自主避難者を被告として、提供した応急仮設住宅から退去することを求めて提訴した「避難者追出し裁判」、今、最高裁に係属中なのですが、にもかかわらず、福島県が強制執行に着手。今月3月8日、東京地方裁判所の6名の執行官が、被告避難者の避難先の国家公務員宿舎を訪れ、福島県が建物明渡しの強制執行の申立をしたから1ヶ月以内に荷物をまとめてここから出て行くようにと命じて、冒頭の催告書を置いていきました。
この事件について、強制執行の撤回を求める緊急オンライン署名への参加と強制執行ストップ(停止)のためのクラファンプロジェクトの賛同のお願いです。
以下、その説明です。
1、緊急オンライン署名
まだ「避難者追出し裁判」は終わっておらず、最高裁に係属中です。福島県の強制執行の申立がいかに不当なものであるかは以下の弁護団声明で明らかにしました。
弁護団声明 <” >https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/03/2439.html>
https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/03/2439.html
本来、原発避難者の住宅問題は、強制執行申立の一片の紙で解決するものではなく、行政が避難者の実情をヒアリングした上で、その現実的な解決策を真摯に吟味検討して、双方の納得のいく解決策を見つけ出していくのが本来のやり方であり、国際標準とされています。
このような本来のやり方の実現を求めて、緊急オンライン署名をスタートしました。ぜひ、これに署名とコメントをお願いいたします。
「福島県は避難者に対する強制執行の申立てを撤回し、国際人権法にづく人道的な措置を実行して下さい
<%E3%80%8D” >https://change.org/Jutaku-240311>」
https://www.change.org/Jutaku-240311
一方で、政府が決めた強制避難区域の線引きから漏れた被告(自主避難者)は、放射能のリスクから「子どもを守りたい」と決断して着の身着のまま東京に避難しました。しかも避難先で生活再建のために政府によるサポートもないため、経済的困窮の中で自力でかろうじて生活を維持してきました(以下が被告本人の陳述書です)。その結果、このまま強制執行を強行されたのでは、寒空の下、戸外に追いだされ、たちまち路頭に迷うことになります。
被告(自主避難者)本人の陳述書
https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/03/blog-post_16.html
それを回避するためには強制執行をストップ(停止)する必要がありますが、そのためには裁判所に納める担保金が必要です。そこで、この担保金を私たち市民の手で支援しませんかと近くスタートするのが「担保金支援クラウドファンディング」のプロジェクトです。
そこで、このプロジェクトに賛同していただける方はぜひ、公表する賛同人名簿に名前を連ねて頂けないでしょうか。賛同人になっていただける方は、お名前、所属(職業か市民団体)をメールでお知らせ下さい(賛同人名簿も含め詳細は以下です)。
【NOでは足りない、つつましいYESの提案】避難者を戸外に追い出す強制執行のストップに必要な担保金のクラファンに賛同のお願い
https://seoul-tokyoolympic.blogspot.com/2024/03/noyes24321.html
本来、原発事故の避難者は国際人権法の「国内避難民」として居住権が保障されます。それゆえ、福島県の「避難者追出し裁判」の提訴自体が、2年前、来日した国連特別報告者のダマリーさんから「賛成できない。避難者への人権侵害になりかねない」とイエローカードを出されたように、違法なものです。ましてや、その裁判途中での強制執行は言語道断の人権侵害行為です。
そこで、このような、原発事故の避難者の家族に降りかかった人権侵害から彼らの命と健康と暮らしを守ることは、同時に、
いつ次の原発事故により避難者になるかもしれない私たち自身の家族の命と健康と暮らしを守ることです。さらには、未来の私たちの子孫の命と健康と暮らしを守ることでもあります。
それが、市民みんなの手で支援する「担保金クラファン」プロジェクトです。
急な長文のご相談で申し訳ありませんが、ご検討頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion13624:240324〕
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