年末最後は、小出先生と矢ヶ崎先生のお話/小出先生、焼却炉について「現場テストをしなければ、やってはいけない」
- 2011年 12月 30日
- 交流の広場
- 原発小出裕章松元保昭矢ケ崎克馬
年末最後は、小出先生と矢ヶ崎先生のお話
みなさまへ 松元
永岡さんの「たね蒔きジャーナル」年末最後の12月30日は、小出先生と矢ヶ崎克馬先生のお話です。みなさま、どうぞよいお年を。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
====30日、矢ヶ崎克馬先生のお話====
永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、内部被曝の専門家、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんのお話がありました。おしどりも同席です。電話での出演です。
矢ケ崎さん、夏に3回出ていただき、(1)内部被曝は外部より怖い、体内に入ると放射線を出して分子を切断し、細胞破壊、生命の機能破壊がある、(2)免疫の低下、(3)細胞が生き延びても、DNAが異常になり子孫に影響がある、ことを説明され、(4)核の被害は広島・長崎で経験しているのに、アメリカが核の恐ろしさを小さく見せようとしていたのです。
具体的ケースが出ており、各地で様々な症状が出ており、東京・町田で被曝から子供を守る会、子供に鼻血が出る(3月以前なし)、医者の診方により、ICRPの見方になり、放射線が鼻の粘膜に留まるとひどい被曝をして、傷もないのに鼻血になる(一般には傷から出る)、被曝範囲が小さいところに集中すると下痢・血便があるのです。東京でこの症例があるのです。
ICRPの見方だと、大線量でないと出るはずはないとなり、放射線の影響ではないと医者に考えが多く、子供たちが見捨てられているのです。ICRP=国際放射線防護委員会のやり方で国もやっているのです。福島で、内部被曝をボディーカウンターで調査しており、これについて、逆用されるケースもある、自治体が二つの要素で動き、安全神話により、被害を考えず、事故の際に原発の対応も出来なかった以上に何もできないが、市民がこれをしてくれと言い、それで動き出しているのです。
ホールボディーカウンターでの検査、安全神話より、何をやっていいか分からない国が、原爆投下以来犠牲者を隠す政策をやっており、ホールボディーカウンターで雑な測定で、検出限界を高くしていることもあり、被曝している人なしとの結果も出せるのです。設定は、1時間測定しないと出ないものを5分でやる、そういうこともあり、出てくるものも出ないのです。体内の放射能の証拠なしとされる恐れもあるのです。
おしどりさんの質問で、ホールボディーカウンター、追及しているが、内部被曝を測定しても経口被曝しか分からず、爆発によるものは分からない、飯館村より、3月15日に放射能が降り注ぎ線量が上がった(プルーム)、汚染のひどいところで、口の中で金属の味がすると100人単位で訴え、後から放射能の味と4月に気付き、しかし検査してもらえなかった、この内部被曝の評価は出来るかについて、放射線プルームはどうかとの質問で、金属の味は矢ケ崎さんも味わった、ヨウ素、セシウムの原子が入ると唾液の作用で電気を帯びて、金属の味になるのです。金属の味=大量の内部被曝、放射性物質なのです。
そして、子供にヨウ素131がどれだけ吸収されたか、半減期が8日で、過ぎると測定不能(測定は8月)、しかしヨウ素の被害はベラルーシ、ウクライナで子供の甲状腺被害がひどく、ポーランド、国民にヨウ素剤を飲ませていた。ベラルーシで亡くなった人の体内の放射能、バンダジェフスキー博士が死体解剖で調査して、甲状腺にセシウム137が大量にあり、初期にヨウ素とセシウムが出て、ヨウ素とともにセシウムに甲状腺に入るのです。
矢ケ崎さん、ヨウ素がないから調べられないのではない、セシウムを調べて、丁寧に測定して出来るのです。
矢ケ崎さん、内部被曝の研究会を立ち上げて、今の学会は外部と内部被曝、後者が隠されている、犠牲者を隠すためで、隠し続けないといけない政治支配があり、政治に支配されないまともな科学を立ち上げて、政治支配=命を軽視、命を大切にしたいのです。
政治に支配されない科学が大切なのです。次のコーナーに行きます。
=====小出先生、30日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、スペシャル版であり、水野晶子さん、千葉猛さんの司会、毎日新聞の近藤勝重さんの案内で放送されました。そして、お待たせしました、小出先生の登場です。リスナーより、たね蒔きは政府の情報が正しいかを確認する場との声もありました。小出先生は電話出演で、データのそばにいたいとの意図からです。自分にしか出来ないことをするため現場にいたいのです。
これから、100万年小出先生のお話を聞かないといけない、事故の収束に、リスナーも生きていない。事故が劇的であったのは3月であり、東電も放射能と闘う力を持ち、これから事故が劇的な進行はなくなると言われました。しかし、それは事故後の対処が正しい場合であり、出てくる情報、「腹の立つことばかり」であったのです。
みなさまへ 松元
永岡さんの「たね蒔きジャーナル」年末最後の12月30日は、小出先生と矢ヶ崎克馬先生のお話です。みなさま、どうぞよいお年を。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
====30日、矢ヶ崎克馬先生のお話====
永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、内部被曝の専門家、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんのお話がありました。おしどりも同席です。電話での出演です。
矢ケ崎さん、夏に3回出ていただき、(1)内部被曝は外部より怖い、体内に入ると放射線を出して分子を切断し、細胞破壊、生命の機能破壊がある、(2)免疫の低下、(3)細胞が生き延びても、DNAが異常になり子孫に影響がある、ことを説明され、(4)核の被害は広島・長崎で経験しているのに、アメリカが核の恐ろしさを小さく見せようとしていたのです。
具体的ケースが出ており、各地で様々な症状が出ており、東京・町田で被曝から子供を守る会、子供に鼻血が出る(3月以前なし)、医者の診方により、ICRPの見方になり、放射線が鼻の粘膜に留まるとひどい被曝をして、傷もないのに鼻血になる(一般には傷から出る)、被曝範囲が小さいところに集中すると下痢・血便があるのです。東京でこの症例があるのです。
ICRPの見方だと、大線量でないと出るはずはないとなり、放射線の影響ではないと医者に考えが多く、子供たちが見捨てられているのです。ICRP=国際放射線防護委員会のやり方で国もやっているのです。福島で、内部被曝をボディーカウンターで調査しており、これについて、逆用されるケースもある、自治体が二つの要素で動き、安全神話により、被害を考えず、事故の際に原発の対応も出来なかった以上に何もできないが、市民がこれをしてくれと言い、それで動き出しているのです。
ホールボディーカウンターでの検査、安全神話より、何をやっていいか分からない国が、原爆投下以来犠牲者を隠す政策をやっており、ホールボディーカウンターで雑な測定で、検出限界を高くしていることもあり、被曝している人なしとの結果も出せるのです。設定は、1時間測定しないと出ないものを5分でやる、そういうこともあり、出てくるものも出ないのです。体内の放射能の証拠なしとされる恐れもあるのです。
おしどりさんの質問で、ホールボディーカウンター、追及しているが、内部被曝を測定しても経口被曝しか分からず、爆発によるものは分からない、飯館村より、3月15日に放射能が降り注ぎ線量が上がった(プルーム)、汚染のひどいところで、口の中で金属の味がすると100人単位で訴え、後から放射能の味と4月に気付き、しかし検査してもらえなかった、この内部被曝の評価は出来るかについて、放射線プルームはどうかとの質問で、金属の味は矢ケ崎さんも味わった、ヨウ素、セシウムの原子が入ると唾液の作用で電気を帯びて、金属の味になるのです。金属の味=大量の内部被曝、放射性物質なのです。
そして、子供にヨウ素131がどれだけ吸収されたか、半減期が8日で、過ぎると測定不能(測定は8月)、しかしヨウ素の被害はベラルーシ、ウクライナで子供の甲状腺被害がひどく、ポーランド、国民にヨウ素剤を飲ませていた。ベラルーシで亡くなった人の体内の放射能、バンダジェフスキー博士が死体解剖で調査して、甲状腺にセシウム137が大量にあり、初期にヨウ素とセシウムが出て、ヨウ素とともにセシウムに甲状腺に入るのです。
矢ケ崎さん、ヨウ素がないから調べられないのではない、セシウムを調べて、丁寧に測定して出来るのです。
矢ケ崎さん、内部被曝の研究会を立ち上げて、今の学会は外部と内部被曝、後者が隠されている、犠牲者を隠すためで、隠し続けないといけない政治支配があり、政治に支配されないまともな科学を立ち上げて、政治支配=命を軽視、命を大切にしたいのです。
政治に支配されない科学が大切なのです。次のコーナーに行きます。
=====小出先生、30日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、スペシャル版であり、水野晶子さん、千葉猛さんの司会、毎日新聞の近藤勝重さんの案内で放送されました。そして、お待たせしました、小出先生の登場です。リスナーより、たね蒔きは政府の情報が正しいかを確認する場との声もありました。小出先生は電話出演で、データのそばにいたいとの意図からです。自分にしか出来ないことをするため現場にいたいのです。
これから、100万年小出先生のお話を聞かないといけない、事故の収束に、リスナーも生きていない。事故が劇的であったのは3月であり、東電も放射能と闘う力を持ち、これから事故が劇的な進行はなくなると言われました。しかし、それは事故後の対処が正しい場合であり、出てくる情報、「腹の立つことばかり」であったのです。
小出先生、3月11日を敗北と言われて、近藤さん、懺悔してもしようがないと言われて、水野さんはメディアの敗北と言い、これだけの事故が起こらないと、水野さんも小出先生としゃべることはなかったと言われたのですが、これほどの悲劇が起きた歴史が大切であり、小出先生、こんなことが起きないようにと生きてきて、何のために生きてきたか、なのです。
リスナーより、小出先生の言葉は感情が御用学者と違い入っていると指摘があり、小出先生に異端とレッテルを貼っていた、しかし、小出先生には、だまされた人間には騙された責任がある、小出先生は原子力に抵抗してきた、悲劇の前に原子力を止めさせたかった、その責任は自分にある。小出先生が何を言っても皆さんに届かず、国、マスコミと原子力は安全と言っており、だまされたのは仕方ないが、それを認めると繰り返す、騙された責任を考えて欲しいのです。
近藤さん、広島・長崎、そして福島、核の被害の代表が日本であり、日本だけこれほどの目に会っているのに、日本は変わっていない、国の意思が見えないと言うと、小出先生は原子力をやる、輸出すると言っていて、困った国なのです。変わろうと言う意思がないと近藤さん言われて、小出先生は恥ずかしいと言われました。
水野さん、個人は変わっているのに、団体・組織は変わらないと言われ、近藤さん、人災と言われて、なら原子力はやっていけるという理屈になっていると指摘し、小出先生失笑されて、それなら、まずやめないといけない、人間は間違う、人災は必ずある、必ず間違う、原子力では悲惨すぎるのです。人災なら,誰の責任か考えるべきで、個人の責任を処罰すべきと小出先生言われました。
小出先生、日本が変わるとは思わない、絶望され、政治に絶望したのです。近藤さん、政治が戦争をするなど、政治が人を幸福にしたことはないと言われて、その通りで、しかし小出先生黙っていられないが、この国の政治が変わるかは、一人一人がかしこくならないとだめなのです。
戦争中、巻き込まれた国民は圧倒的で、闘おうとした人は思想があり、しかし殺された、原発の中で、どうすることも出来ずもがいている、10年後、戦争中はどうであったと言われると近藤さん言われて、小出先生、戦争中声を上げたら殺された、しかし、小出先生は声を上げても殺されない、声を上げ続けたい、やり続けたいと言われました。
矢ケ崎先生、政治に支配されない科学と言われて、小出先生、矢ケ崎さんはまじめで、しかし学問の世界はそれを許さない、科学は、無色透明、中立と思われるが、実態はそうではなく、社会の中でしか発展の方向はなく、どういうものかしか発展できない、しかし、反対するものとして、存在したい。中立で真実を求めるものではない歴史なのです。近藤さん、核のゴミ100万年どころか、原爆も出来なかったのです。
おしどりさんが来られて、小出先生うれしいと言われて、事故前から小出先生のことを知りつつ、何もしなかったのが恥ずかしいと言うと、そんなことはないと小出先生言われて、おしどりの活動で、デイズジャパンで見て、うれしく思うと言われました。おしどり、原子力の資格をとろうと言われました。経産省は自治体を分断させて仲たがいさせようとしている、弱者が虐げられ、福島に目を向けないと、福島が原発ノーと言わないと言われて、「弱者が虐げられる」ことに、我々がどう向かうかなのです。
リスナーより、小出先生、講演会の会場に入れない人に、事故を防げなくてすみませんと言われたことの意味を国、東電が理解しろと言い、さらに、原発報道が減っているが、たね蒔きは追及してくれというリスナーもありました。小出先生のことで、生き方の変わった人もいるのです。
最後に、RCサクセションの反原発歌を流して、このコーナーは終わるのです。小出先生、この選曲にうれしいと言われました。
2011年、100何回かこの番組で小出先生のお話を追及しました(その他、自分でも小出先生のお話を何回お伝えしたか、覚えていません(笑))。これを、お伝えいたしました。2012年も、この爆後の続く限りフォローします。それが反核運動を30何年続けている私の闘いです。
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小出先生、焼却炉について「現場テストをしなければ、やってはいけない」
みなさまへ 松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」12月28日、29日分を転送いたします。29日には、福島から滋賀に避難されている井上宗順さんのお話がありましたので、あわせてお届けいたします。
小出先生、焼却炉については「高性能フィルターに匹敵するフィルターをつける必要があり、机上プランではなく、現場でテストをしなければやってはいけない」、「すべての焼却灰は東電に返すべき」と、語っています。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
=====小出先生、28日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。
原発関係のニュース、事故で発生した、放射能汚染の土を保管する施設を双葉郡に置きたいと細野氏が佐藤知事に提案です。佐藤知事はつらい、重いとの話です。大熊町、双葉町を候補地として検討しており、来年度に選定して2013年度に置き、最長30年置きます。
そして、小出先生のお話、大阪府の瓦礫受入れで、被災地の汚染瓦礫、1kg100ベクレルまでのものは受け入れると発表し、燃やした後の灰を管理する基準は1kg2000ベクレルとの基準であり、リスナーより、これで大丈夫なのかについて質問があり、何度も言った通り「放射能に大丈夫と使ってはいけない」、1kg100ベクレルでも危険、何を受け入れることが出来るかの一人一人の価値判断で、大阪府の受け入れは、放射能が環境に出るかどうかで、焼却してどれだけ放射能が出るかが第一の関門なのです。フィルターを付けると除去されるのですが、今の焼却炉で燃やしてはいけない、フィルターで、現場で取れていることを確認しないといけないのです。
環境省、フィルターで99.9%除去できるといい、ならそれですべての原発を覆うべきと水野さんいい、しかし放射能フィルターは99.9%取れる、しかしフィルターは熱に弱く、セラミックフィルターなどで、現場でテストしないといけないのです。机上ではなく、現場で99.9%取れるか判断しないといけないのです。
さらに、反対論もあり、神戸大の山内先生、試算され、99.9%除去できても、あまりに多くの量を処理すると、1日120トンやると44万ベクレル放出されると言われて、なら、ひとつの焼却炉から44万ベクレル出て汚染するが、福島第一の周りは1平方メートル何百万ベクレルの汚染であり、どこかの焼却炉で44万ベクレルは、それが何だと言うほどの、福島は汚れて被曝しているのです。
水野さんもどうしていいか分からず、また灰を海に埋めると言うのですが、小出先生、それはやってはいけない、東電の所有物で、東電に帰すべきなのです。
近藤さん、焼却に設備がいる、自治体が引き受ける意味は、福島に放っておいていいわけではなく、東京も引き受ける、大阪もやるとなると、その方向は、東京が排気のテストもせずやっていることに抗議され、手を挙げても、住民を守れないとダメ、排気の現場テストが要ると言うのです。現場で守れるか、なのです。
今日も小出先生のお話をお知らせいたしました。
=====小出先生、29日のお話=====
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の池田昭さんの案内で放送されました。夜の9時からのレギュラー放送は、年内は今日まで、明日はスペシャルです(明日のスペシャルもできるだけフォローしますが、全部は勘弁してください)。
原発のニュース、東電は福島1号機の建屋に20年前、冷却用海水が漏れてディーゼルが冠水する事故があったと報告し、非常用ディーゼルも起動を想定、配管の腐食が原因で、非常用発電機は地下の、岩盤の強いところにあり、津波対策なしです。
福島県は米の放射能検査を強化して、200ベクレルを越えたらアウトになりました。米農家の検査で、全量調査の模様です。1月末までやります。
そして、小出先生のお話、除染の土の保管、双葉郡に作るので、最終処分なるとの声に、30年以内に最終処分場に持っていく、政権交代しても大丈夫と言っており、「もちろん最終処分場は作れない」、これを言った人は30年後生きているのか、わけの分からないことを言うな、引き取り手のないものを双葉郡に置くことになるのです。
小出先生、除染は出来ず、汚れを移すしか出来ない、子供の遊ぶところは除染しないといけない=この汚染を移さないといけないと主張され、この場所は、猛烈に汚染して人の帰れないところがあるのに、政府は言わない、そのどこかに核のゴミ捨て場を作らないといけない、しかし、汚染はもともと東電の原子炉内のものであり、東電に返すのが原則、福島第1に返せばいい、しかしここは、今は事故収束で戦場化しており、今は受け入れられない、なら福島第2に入れたらいいのです。第2は東電が再稼働しようとしているが、想像も出来ないし、東電は原発を止めるべき、第2の敷地も大きく、ここを核のゴミ捨て場にしたらいいのです。
政府は、冷温停止「状態」と詭弁を使い、収束宣言をして、帰れるかのように言っていることについて池田さんより指摘があり、本当に詭弁、科学的にあり得ないことをいい、除染したら帰れる夢を見せて、自分たちの罪を軽く見せようとしているのです。
神奈川のリスナーから、神奈川の下水の汚泥から、205.5ベクレル/kgのヨウ素があり、半減期が短いのに、なぜか、放射能が降り注いでいるのかについて、難しい、福島事故が収束していない、何が起きても不思議ではなく、核分裂の疑いもあり、それは可能性は低いもののゼロではない、ヨウ素がでる可能性はある、しかし、そうではないと思い、なら、ヨウ素がどこから出るかは、病院でヨウ素131を治療に使い、そういうものが患者に投与され、自宅に帰り排泄する=下水に行く、これが原因の一つで、どうだと断定できないが、医療機関のヨウ素は調査したら分かるので、医療かは、行政が調査すべきなのです。
千葉の柏でのセシウムについて、壊れた側溝に集まったこと、65万ベクレル/kgのセシウムがあり、マイクロスポットについて、各地にある、この原因は小出先生も高すぎると思うが、セシウムは福島から放出された中で最重要、水に溶けて、土にくっつくのであり、雨水に入り土に触れたら付いてしまうのです。条件により、猛烈な濃度であちこちに蓄積するので、子供たちの遊ぶところは要注意、本当は東電が調べないといけないが、普通の人が測らないといけない、子供たちを守らないといけない、マイクロスポットに注意してほしいのです。
3月21日から書き起こしを始めて、2011年の私は小出先生のお話と一緒にありました。明日のスペシャル、そして2012年もお届けする予定です。
=====29日、被災者井上宗順さんのお話=====
永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、原発事故で福島から滋賀に避難されている井上宗順さんをスタジオに招いてのお話がありました。被災者が日本各地で避難し、福島から県外避難が6万人(県の把握している数字、阪神・淡路も10万人以上県外に出たので、もっと多いはず)なのです。栃木、茨城からも避難しています。8月には5万人の避難が、3カ月で9000人増えています。孤立しており、被災者同士の交流も始まり、滋賀県被災者の会の立ち上げの井上さんです。
井上さん50代で、福島市にいて、東北本線が4月20日に開通し、27日に避難し、家族は全員避難しました。
福島の放射能は心配であり、学習塾をやって、渡利の子供が多く、心配(線量が高い)なのです。
井上さんが避難される頃、地震後停電で、半分しか来ない、子供が避難しているのです。
多くの人が避難して、福島に帰れる希望は、8割以上の人は戻れないと思っている、特に若い人は大半なのです。高齢者は戻りたい模様です。警戒区域からの避難者もいます。8割戻れないとは、大変なことであり、なぜ帰れないかは、放射線で、若い人、小さい子供を持つとだめで、避難するとき、家庭内の意見の相違、職場を辞めるときにトラブルがあり、元に戻れないのです。地元では頑張れば大丈夫と言って引き留めようとするものの、問題の過小評価もあるのです。
情報が福島にいるときと外では格差があり、福島だと安全、安心のトーンで、しかし身近に危険があり、小さい子供を育てていると、地元の野菜は食べさせないとしているものの、限界があるのです。
衣食住、雇用の、生活の再建の不安が取り除けないと戻れないと池田さん言われて、故郷を捨てる決断があり、ダメと、踏ん切りをつけているのです。
被災者が何に困っているか、生活費であり、福島と同じ収入はない、母子避難だとご主人が仕送り、それもローンを払いながらで大変なのです。二重生活でないと、子供が危ないから戻せないのです。
滋賀県の支援は公営住宅の家賃無料、期限はバラバラで、避難したのは同じ滋賀なのに、3年無料~あと3カ月でアウトといろいろあり違うのです。収入なしで、家賃を払うのが大変で、厳しいのです。関西は、自主避難者も経済的余裕ゼロで、子供のために避難しているのです。自主避難には、東電の支援はゼロなのです。
住むところ、仕事についての援助も、経済状況が厳しく、避難者が仕事を見つけるのは大変なのです。
交流会で、自分の思いを共感してほしい場であり、行政につなぐ、企業、大学、ボランティアとのつながりは、滋賀でも支援するボランティアはあるものの、どこに避難者がいるか、個人情報保護法もあり分からず困難であり、交流会で、ネツトワークが出来、電話番号が分かるだけで安心なのです。
避難者より、友達募集中の声もあり、出席者は70名、これだけ集まったのは初めてで、福島から滋賀にこんなに避難していたと知ったのが初めてで、避難者は福島が圧倒的、350人中250人が福島(行政、県の把握している数字)であり、個人情報保護法で困っているのです。井上さんの連絡のつく人はいいが、それ以外が困っているのです。
こういう交流会の存在を見せるべきなのです。孤独が問題を複雑化しているのです。
定住するのに仕事の問題で、住宅は都市部から離れてガソリン代がかかる人もいて、滋賀の地理は不明で、行ったところが不便なところと言うこともあるのです。定住のこと、自治体もしてほしい支援は、住宅は収入であり、職である、それがあると住宅は解明するのです。
今、過疎の市町村で受け入れることもあり、仕事があればの問題で、農業を知っている人は少ない、自主避難しているのは都市部の人なのです。中通の人であり、この人たちに収入が必要、定職に就かないと困難なのです。
受け入れの自治体の意識、問題は感じていて、滋賀の大手企業が協力してくれて、雇用を提供してくれているのです。
池田さん、民主党の新しい公共が発揮されるべきと言われました。
今後の活動予定、滋賀県内で多くの人をカバーして、その後関西に広げたいのです。
今日は、滋賀に避難している人のお話をお届けしました。
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