「1万1千人が参加した横浜で開催された[脱原発世界会議]に二日間行ってきました」など―地震と原発事故情報 その301
- 2012年 1月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
4つの情報をお知らせします(1月19日)
1月14日、四国電力伊方2号機が定期検査で停止。
四国の全原発が停止状態。残るは東電2基、関電1基、北電1基、
中国電力1基の計5基、全原発停止へあと一歩
★1.「正常性バイアス」に汚染される官僚たち
「そんなことが起きるはずが無い」という希望的観測、別名「正常性
バイアス」のなせる業にハマった官僚・行政機関
(たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会 山崎久隆)
★2.1万1千人が参加した横浜で開催された[脱原発世界会議]に
二日間行ってきました。 (たんぽぽ舎会員 富永誠治)
★3.<テント日誌 1/15(日)>
横浜では脱原発世界大会
―― 経産省前テントひろば 127日目 ――
★4.読者から(イベントのおさそい、初デモの感想)
★1.「正常性バイアス」に汚染される官僚たち
「そんなことが起きるはずが無い」という希望的観測、
別名「正常性バイアス」のなせる業にハマった官僚・行政機関
たんぽぽ舎・劣化ウラン研究会 山崎久隆
(「ちきゅう座」ではhttp://chikyuza.net/archives/18626に掲載しました)
★2.1万1千人が参加した横浜で開催された[脱原発世界会議]に
二日間行ってきました。 (たんぽぽ舎会員 富永誠治)
最も印象に残ったのは福島から避難している母親と小学生の発言でした。
紹介します。
──福島の郡山市から家族と避難、世田谷に永住することにした
管澤沙織さんはこう発言しました──
-------------------------
「住み慣れた家を、
築き上げた仕事を、
かけがえのない友人たちを、
やっと見つけた夢を、
娘と見つけた保育園を、
孫の成長を近くで見守ってくれていた父母の深い愛情と、
彼女(娘)を取り巻くたくさんの愛情を、
・・・・犠牲にして(福島を)出てきました。
この犠牲の上に成り立っているものは何ですか?
それでも原発は必要ですか!
ここを照らすたくさんの電球の先には,たくさんの人たちの無念と絶望と諦念、たくさんの涙があることを忘ずに、それを無駄にせずに、この二日間を有意義にすごされることを切に願います。・・・」
-------------------------
また、小学4年生の富塚悠吏君の発言は・・・。
-------------------------
「国の偉い人達に言いたいです。大切なのは、僕たちの命ですか、 それともお金ですか。僕は病気になりたくはありません。僕には 将来の夢があります。科学者などの専門家になって環境にやさしい エネルギーの開発や何か人の役に立つ仕事をしたいです。その夢を叶えるため、僕は健康に暮らしたい。絶対死にたくありません。皆さん、子どもたちも原発は要らないと思います」
-------------------------
ユーチューブでアップされていますので、どうぞ。
◎福島から避難している小学4年生と母親の発言
http://www.youtube.com/watch?v=wu5Q79Rus20&feature=related
◎肥田舜太郎氏の発言
http://www.youtube.com/watch?v=4NXRK_gd4bw&feature=related
◎山本太郎氏の発言
http://www.youtube.com/watch?v=MZdEZ8j1vxM&feature=related
◎上野千鶴子氏の発言
http://www.youtube.com/watch?v=ygK0J5eL4IA&feature=related
★3.<テント日誌 1/15(日)>
横浜では脱原発世界大会
―― 経産省前テントひろば 127日目 ――
今日は横浜で行われている脱原発世界大会の2日目です。
経産省前テントひろばの展示もありまして、盛況だそうです。
昨日は脱原発世界大行進という名で横浜駅の裏手の脱原発世界会議の会場を遠望する公園から会場そばを通って山下公園まで。参加者は4500名(主催者発表)。みな思い思いのプラカードやデコレーション、ぬいぐるみまで。サウンドカーも出てにぎやかなデモでした。
土曜日には、テントからも脱原発世界大会&大行進に大勢が参加している裏ではテントひろば横に右翼団体が小さなテントを立てるという動きがあったのですが、居合わせた方に話を聞くと、テントを立て、宅配ピザをとって食べ、記念写真を撮って帰ったそうで、テントひろばに対してなにかするという事も無く、大きな混乱はなかったようです。
土曜日の報道によりますと、経産省の原子力安全保安院は関西電力大飯原発のストレステストの結果を妥当とする方針を決めたそうです。再稼働の前提となるストレステストを通過させることで政府・電力会社による原発再稼働攻勢が始まります。
既に東北電力、中部電力、北陸電力、四国電力、九州電力、日本原子力発電で全ての原発が停止しており、残りは北海道電力泊3号、東京電力柏崎刈羽5号、6号、関西電力高浜3号、中国電力島根2号の計5基となっています。たった5基、505万kWです。
今月中に柏崎刈羽5号と島根2号が止まり、3基、314万kWのみになります。計算上は原発が無くても電気は大丈夫だとわかっていましたが、もうすぐ誰もが実感します。
福島第一原発事故の究明どころか、収束すらおぼつかない中での原発稼働は無責任です。現在動いている原発も速やかに止めるべきです。
中東情勢を考えると、政府等は石油不足を表看板にして再稼働の宣伝をするかもしれませんが、石油の備蓄は200日分はありますし、イランからの輸入は限定的です。石油の輸入が滞ることで産業に影響が出る場合には必要電力も減るために大勢に影響はないハズです。
とは言え、イメージは大事です。エネルギー安全保障という点で、国産石炭や天然ガスの安定確保を広げることで原子力推進勢力を減らすことが出来るでしょう。再生可能エネルギー推進のエネルギーにすることもできるかもしれません。
今後も原発再稼働に強く反対していきましょう。 (H.H)
★4.読者から(イベントのおさそい、初デモの感想)
◇「NO!原発 脱原発 サラバ原発長野県民集会」
1月28日(土)13:00~16:00、場所:県松本文化会館中ホール
基調提言:宮地良彦(元信州大学学長)・中馬清福(信濃毎日新聞主筆)
映像による福島原発現地報告:山本宗輔(フォトジャーナリスト)
私の主張:澤村健一(福島からの避難者)他
詩の朗・歌唱
大会宣言:「サラバ原発・変えよう暮らし方」
参加費:1000円 ※託児あり(100円・要予約)
主催:「サラバ原発・変えよう暮らし方」の会
問合せ:0261-75-2402(田中) 090-4628-8549(水谷)
◇「さよなら原発・あきる野・初デモ」に参加して
(さよなら原発~にしたま~ 辻淑子)
「さよなら原発・あきる野・初デモ」が、1月15日(日)に秋川駅周辺でおこなわれました。東京の中では、人口の少ない地域での初めてのデモ。しかも寒い時期なのでどのぐらい人が集まるか不安でしたが、たんぽぽ舎のメルマガをはじめ、いろいろな方に情報発信していただいたお陰で、予定の50人を大幅に上回る137人の参加がありました!
そのうち37人は子どもたちで、「原発いらない!」の元気なかわいい声が街に響き、デモをしている私たちも胸が熱くなりました。フォルクローレの生演奏あり、沖縄のエイサ踊りあり、さまざま工夫を凝らしたコスチュームあり……。初めてデモに参加したというお子さん連れのお母さんからは、「とっても楽しく、脱原発のアピールできた!」との感想をいただきました。
───────────────────────────────
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容
をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
尚、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の都合上
全てを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
───────────────────────────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を
「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。