「10/24講演会「福島第一原発の現状と再稼働をめぐる問題」」など-地震と原発事故情報
- 2012年 10月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1613】
2012年10月15日(月)地震と原発事故情報(2)-7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.中禅寺湖(日光市)の苦闘―原発放射能
名物のマスが遡上(そじょう)、汚染に苦労しつつ…
★2.練馬で「脱原発行動」写真展
原発葬儀デモ、白装束のパフォーマンスなど多彩な写真
★3.原発事故「対処可能だった」 東電タスクフォース見解
★4.大飯原発再稼働せずとも停電なし
関西電力管内 関西広域連合が検証
★5.浜岡防潮堤 18メートル不十分
下地防災相 津波対策工事を視察
★6.11/9原発いらない市民による「チェルノブイリ報告会」のご案内
報告者:黒田節子(原発いらない福島の女たち)
青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
会 場:郡山市男女共同参画センター
★7.10/24講演会「福島第一原発の現状と再稼働をめぐる問題」
講 師:後藤政志(元原子力プラント設計技術者)
会 場:川崎市・中原市民館
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┗■1.中禅寺湖(日光市)の苦闘―原発放射能
| 名物のマスが遡上(そじょう)、汚染に苦労しつつ…
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秋の深まりで紅葉が始まった栃木県日光市の中禅寺湖。体を婚姻色に染めたヒ
メマスやホンマスが、産卵のため生まれた川に遡上(そじょう)している。(中略)
中禅寺湖は東京電力福島第一原発から約160kmの距離にある。原発事故で栃木
県の山々に放射性物質が降り注ぎ、暖かくなると雪解け水とともに、戦場ヶ原を
流れる湯川などの河川から中禅寺湖に流れ込んだ。動物性プランクトンや昆虫、
小さな魚を食べて成長するマスからは、徐々に高い放射性セシウムが検出された。
事故から約2ヶ月後の2011年5月のヒメマスは1kgあたり54ベクレルだった
が、今年2~3月の測定では、ヒメマス、195・7ベクレル、ニジマス168・9ベ
クレル、ブラウントラウト280ベクレルという数値になった。(中略)
産卵時期に地引き網で捕れた天然魚のヒメマスやホンマスは地元日光の料理と
してホテルや旅館、食堂などに供給されていたが、9月の検査でもヒメマスから
140ベクレルが検出されて流通はできない。
漁協では遡上してきたマスを捕獲し、魚体は廃棄して人工ふ化だけを続けてい
る。卵巣からは51ベクレル、精巣からは37ベクレルが検出されていて、放流用に
他の湖の漁協とこれまで契約してきた受精卵の注文が来るのか、苦悩は続く。中
禅寺湖漁協専務理事の鹿間久雄さん(62)は「1日でも早く3・11以前の湖に戻
ってほしいと話す。(2012年10月14日 東京新聞より抜粋)
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┗■2.練馬で「脱原発行動」写真展
| 原発葬儀デモ、白装束のパフォーマンスなど多彩な写真
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「脱原発」集会やデモ行進の参加者を撮影した写真展が東京都練馬区栄町26
-3、ギャラリー「ペーパームーン」で始まった。「3・11」以降、首都圏を中
心に全国で開催されている大小さまざまな「脱原発行動」をつづった写真からは、
参加者のユーモアや工夫が伝わってくる。「脱原発スモールアクション」が主催
し、年内開催の予定。
明治公園や代々木公園で開催された大集会や首相官邸前デモ行進から、埼玉県
川越市や上尾市、千葉県浦安市、東京・吉祥寺などでの少人数パレードまでの写
真約120点を展示。「スタイルいろいろ行動」のコーナーには、東京・渋谷から
青山墓地までを参加者が「原発供養」のポスターを手に喪服で歩いた「原発葬儀
デモ」、経済産業省前で行われた白装束のパフォーマンスなどユニークな活動を
とらえている。(中略)
月曜休館。午前11時半~午後7時半、入場無料。ギャラリーではプラカードや
缶バッジなど「脱原発」グッズを販売している。
問い合わせは、ペーパームーン 電03-5912-5226
(2012年10月13日東京新聞より抜粋)
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┗■3.原発事故「対処可能だった」 東電タスクフォース見解
| 福島事故の責任は東京電力にある 監視委のデール・クライン委員長
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東京電力の原子力部門の改革のため、同社が設置した「原子力改革特別タスク
フォース」は12日,福島第一原発事故について「事前の備えができていなかった
ことが問題で、対処は可能だった」との見解を明らかにした。タスクフォースの
トップは広瀬直己社長。東電はこれまで、社内の事故調査報告書などで、事故の
責任を明確にしていない。
見解は、改革を監視する有識者の「原子力改革監視委員会」に示した改革の進
め方に盛り込まれた。
見解によると、事前の津波評価の際、深層防護の原則で必要な対策が取れたと
し、過酷事故対策も、外国の事例を参考にして安全設備の多様化を図れたとした。
事故後の対応も、形式的な訓練ではなく、対応能力のある組織の設計などを行う
べきだったとした。
また、監視委のデール・クライン委員長(元米原子力規制委員長)も同日、委
員会の初会合後に会見し、「福島第一原発事故の最終的な責任は東京電力にある」
と述べた。 (2012年10月13日朝日新聞より)
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┗■4.大飯原発再稼働せずとも停電なし
| 関西電力管内 関西広域連合が検証
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関西広域連合は1日、関西電力管内の今夏の電力需給の検証結果を公表し、大
飯原発(福井県)3,4号機が再稼働しなくても電力不足による停電は起きなか
ったとの結論をまとめた。7月2日~9月7日のうち、お盆期間中を除く平日の
46日間を分析した。
検証によると、今夏は節電効果が約300万kwあり、「稼働なし」の場合でも
電力使用率が100%を超える日はなく、緊急節電が必要な97%を超える日が1日
のみ。95%以上97%以下だったのは5日間で、残り40日間は95%未満に収まった
としている。(中略) (2012年10月2日毎日新聞より抜粋)
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┗■5.浜岡防潮堤 18メートル不十分
| 下地防災相 津波対策工事を視察
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下地幹朗防災担当相は13日、政府の要請で運転が停止されている中部電力浜岡
原発(静岡県御前崎市)を就任後初めて訪れ、海抜18メートルの防潮堤など中部
電が1400億円を投じて進めている津波対策工事を視察した。
視察後、川勝平太静岡県知事らと同県焼津市役所で会談し、海抜18メートルの
防潮堤は津波対策として不十分との考えを明らかにした。最大19メートルとされ
た浜岡付近の津波想定を前提に、「再稼働するなら19メートルをクリアした上で
判断を仰ぐのが社会的に分かりやすい」と発言した。
下地氏は会談後の記者会見で「再稼働を認めるかどうかは私の権限ではない」
と前置きした上で「国民が原発を見る目はものすごく厳しい。再稼働を要求する
には想定をクリアするのは当たり前ではないか」と説明した。川勝知事は「もっ
ともだ」と同調。(後略) (2012年10月14日東京新聞より抜粋)
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┗■6.11/9原発いらない市民による「チェルノブイリ報告会」のご案内
└──── 黒田節子@ふくしま
9/24~10/1、チェルノブイリ原発&ウクライナに行って、病院・学校などで
たくさんの子どもたちに会って来ました。「集団移住」をした村落へも訪問し、
話を聞きました。その報告をしたいと思います。
ぜひご参加下さい。(お呼びがあれば、あちこちでミニ報告会をしたいなとも
思ってます)
まずは、、
■11月9日(金)「郡山市男女共同参画センター」
1.12~14時 2.18~20時
■報告者:黒田節子(原発いらない福島の女たち)、
青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
■詳細 :080-3195-0229 までどうぞ。
黒田節子@ふくしま
※問い合わせは主催者へお願いします。
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┗■7.10/24講演会「福島第一原発の現状と再稼働をめぐる問題」
| 講師 後藤政志(元原子力プラント設計技術者)
| 川崎市・中原市民館
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講演会 「福島第一原発の現状と再稼働をめぐる問題」
講 師 後藤政志(元原子力プラント設計技術者)
日 時 10月24日(水)
場所・問い合わせ 川崎市・中原市民館(044-433-7773)
入場無料・事前申し込み不要
内容:福島第一原発事故から1年半たち、今その現状はどうなっているのかを解
説するとともに、原発再稼働の何が問題か、国会事故調査委員会報告書の意味す
るものについて、政府ストレステスト意見聴取会委員を務めた後藤氏が技術者の
視点から語り、原発の問題点を明らかにします。
なお、この講演会は「なかはら平和セミナー・とことん原発を考えよう」の
一環として行われる公開講座です。
市民有志が内容を話し合い、川崎市教育委員会主催(実施機関・中原市民館)
で行うものです。
講座全体の詳しい内容は以下参照。
http://www.city.kawasaki.jp/88/88nakasi/home/event.html#heiwa
※問い合わせは主催者へお願いします。
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【編集部より】
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