選挙が決まったが脱原発の意志と流れを不動のものに!
- 2012年 11月 15日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年11月14日 連帯・共同ニュース第295号
■ 日比谷公園使用の不可という姑息な妨害を超えて11月11日の国会・霞が関包囲の行動は成功裡に終わった。経産省前テントひろばでは午後2時ころから人々が集まり、雨模様の天候に対応すべく早目に動きははじまった。ひろばでの集会やアピールを終えて15時にはかんしょ踊りと「牛」のモニュメントで経産省・農水省・文科省・環境省・外務省などへの意志表示を展開した。この意志表示は賑やかに愉しく進んだがあいにく雨が降り始め予定を少し切り上げ17時からの国会正門前を中心とする行動に映った。国会正門前を中心にする行動は降りしきる雨の中で19時まで続けられたが、その後も国会や霞が関一帯は多くの人が詰めかけていた。国会・霞が関一帯を包囲し、脱原発の声と意志を結集することができた。選挙が三年間にわたる民主党政権が下野に追い込まれることは必至であるが、これは世界的な政治不況(政治の混迷)をもたらすことは不可避である。多分、政治不況(政治混迷)というよりは民主党政権の反動として強権政治がでてくることが予測される。国会や霞が関と国民の意志のより一層の乖離と矛盾に対して、体制や権力は強権で持って対応しようとする。僕らは国民の意志と声で持って対抗する以外に道はないが、これはテント前ひろば毎週金曜日の官邸前行動を中心に脱原発の運動を発展させていくしかない。選挙に対する対応の問題は脱原発の候補を支援することが基本になるが、同時に僕らは運動の展望を切り開いて行くことにより意を注がねばならない。今週もまた、金曜日の官邸前行動はある。今は脱原発運動の持続に眼目を置き、ぶれることなく大道を歩まねばならぬ。再稼働反対全国ネットワークの結成《11月10日》もあり、少し長い射程での再稼働阻止を中心とした展望も道がつけられている。また、「被ばく労働を考えるネットワーク」も出来て脱原発運動の裾野は広げられている。選挙への対応と同時に運動の持続的展開に力をそそごう。
■ 事務所移転のお知らせ。「9条改憲阻止の会」の事務所はこれまで江田忠雄さんのイメージユニオンという会社に置かせていただきました。江田さんに事務所を提供していただいていたわけで大変ありがたいことでした。数年間にわたってのことですが、事務所経費などの負担もなく「9条改憲阻止の会」が活動的にありえた一端でもありました。今回、イメージユニオンの事務所閉鎖にともない、新しく事務所を開設することにいたしました。場所は新橋駅の近くです。11月15日から使えますが、電話などあらためて次号でお知らせいたします。 (文責 三上治)
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