「地検は起訴せよ、東電は自首しろ!」など-地震と原発事故情報
- 2013年 2月 24日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1756】
2013年2月23日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.地検は起訴せよ、東電は自首しろ!
地検前集会700人、東電前、金曜行動の3つ 柳田真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌より2つ
◆ <福島第1原発>ベント前 放射性物質が10キロ圏に拡散
(2月22日毎日新聞より抜粋)
◆ 東電家宅捜索 告訴団が要望
地検に「証拠押収を」 (2月23日東京新聞より抜粋)
★3.<テント日誌 2/20日 経産省前テントひろば529日目>
いつの間にかプロ野球もオープン戦に
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※2/24 たんぽぽ舎第25回総会及び第24周年記念講演・懇談会
どなたでも参加できます。
第1部 総会 13:30より
第2部 講演 15:00より 参加費: 800円
第3部 懇親会 17:30より 会 費:2500円
会 場:1・2部「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
3部 たんぽぽ舎 ダイナミックビル5F
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┗■1.地検は起訴せよ、東電は自首しろ!
| 地検前集会700人、東電前、金曜行動の3つ
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
○ 2月22日(金)は、福島原発告訴団の東京地検前集会と東電本店抗議行動と、
恒例の金曜官邸前行動(第44回)の3つで忙しかった。
地検前集会は700人。たんぽぽ舎は20人程で参加。トンネル事故のようにすぐ
(東電を)告訴せよのスローガンが印象的。安井弁護士の話も鋭い。東電は国会
(事故調)に対してすらウソをつくのだから、東電、原子力保安院を強制捜査し
て証拠資料を押収せよ。
広瀬隆さんは去年7月地検へ告訴した。すでに8ヶ月もたっている。この間何を
してたんだ(地検のサボタージュを追及)地検は3月11日を期に東電本店へ捜査に
入れ、と助言。
なお、提出した署名は40265筆。引き続いて行う方針。
地検前でのシュプレヒコール(5つ)
強制捜査をせよ!
東電を告訴せよ!
保安院を告訴せよ!
安全委員会を告訴せよ!
山下俊一を告訴せよ!
○東電前行動でのシュプレヒコール(2つ)
東電は自首しろ!
東電は責任を取れ!
○官邸前金曜行動はいつもより人が多かった。
たんぽぽ舎は1班-5班に分かれて活動。延べ30数人。再稼働阻止ネットのパ
ブコメ意見集=新安全基準NO!を挟み込んだいつものたんぽぽビラ(B5版4頁もの)
を2000部配布した。原発やめようたんぽぽ舎のノボリ旗とテントを守ろうのノボ
リ旗2本を掲げてマイク情宣。
再稼働反対!テントを守ろう―ハガキを出そうと呼びかけている時に、突如街
宣車(4台)のうち1台が歩道(財務省前)に突っ込もうとして、警察に止められ、
罵声をがなって去っていった。妨害行為は許せない。妨害にかかわらずハガキは
100組(300枚)がなくなる好反応でした。
原発さよなら四国ネットの堀内美鈴さんがみえ、テントの青空放送、官邸前、
裏、国会議事堂正門の4カ所で伊方原発の話をされた。終了後、みんなで歓迎懇
親会。
※なお、2月22日の金曜行動の詳細は別の人が報告文を書かれます。
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┗■2.新聞・雑誌より2つ
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◆ <福島第1原発>ベント前 放射性物質が10キロ圏に拡散
2011年3月12日の福島第1原発周辺で観測された空間放射線量推移
東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で、11年3月12日に1号機
格納容器の水蒸気を外部に放出する「ベント」を始める約5時間前から、放射性
物質が約10キロ圏に拡散していたことがわかった。福島県の放射線モニタリン
グポストに蓄積されていた観測データの解析で判明した。放射線量が通常の70
0倍超に達していた地点もあり、避難前の住民が高線量にさらされていた実態が
初めて裏づけられた。
【発見されたデータは】福島第1原発ベント前 放射性物質の拡散 データは放
置
県が原発周辺に設置していたモニタリングポストは25基。5基が津波で流
され、20基は地震による電源喪失でデータ送信できず、事故当時、住民の避難
に活用することはできなかった。県は昨年9月下旬までに20基の蓄積データを
回収し解析。県のホームページに解析結果を掲載し、関係自治体に連絡した。し
かし、ベント前に放射性物質が拡散していたことは周知されておらず、国会と政
府の原発事故調査委員会も把握していなかった。
最初のベントは3月12日午前10時17分に試みられ、4回目の同日午後
2時半ごろに「成功した」とされる。しかし、観測データによると、主に双葉町
の▽郡山地区▽山田地区▽上羽鳥地区▽新山地区--の4地点でベント前に放射
線量が上昇していた。
(中略)
国の平時の被ばく許容線量は毎時に換算すると0.23マイクロシーベルト
で、各地で瞬間的に上回ったことになる。数値の変動は風向きの変化によるとみ
られる。国会事故調の最終報告書などによると、1号機では11日夜から12日
未明にかけて、全電源喪失を原因として炉心溶融(メルトダウン)が発生。圧力
容器などが損傷し、放射性物質が外部に漏出したと推定されている。
(中略)
◇避難指示が出る前に放射性物質の拡散が始まる
東京電力福島第1原発事故で、国の10キロ圏避難指示が出る前に放射性物
質の拡散が始まっていたことが県の解析データで判明したが、当時、周辺で暮ら
していた住民はその事実を知らず、避難もしていなかった。東日本大震災で福島
第1原発周辺のモニタリングポストが電源を失い、機能不全に陥っていたためだ。
これは住民放射線防護の根幹に関わる重大な問題だ。
福島第1原発事故ではモニタリングポストのほか、事故対応に当たるオフサイ
トセンター(緊急事態応急対策拠点施設)やSPEEDI(緊急時迅速放射能影
響予測システム)も活用できなかった。これらの事実は、従来の備えでは深刻な
原発事故に対処できないことを示している。
(2月22日毎日新聞より抜粋)
◆ 東電家宅捜索 告訴団が要望
地検に「証拠押収を」
東京電力福島第一原発事故で、当時の東電幹部ら三十三人を業務上過失致死傷
容疑などで告訴・告発した福島原発告訴団が二十二日、東電本店を家宅捜索して
証拠を押収するよう東京地検に申し入れた。
一行はその後東電本社前でも「責任を取れ」と声を上げた。記者会見した可愛
弁護士は「本店には東電が津波対策を怠った証拠が山のようにあるはず。やらな
いのであれば手抜き」と述べた。
(2月23日東京新聞より抜粋)
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┗■3.テント日誌 2/20日
| 経産省前テントひろば 529日目 いつの間にかプロ野球もオープン戦に
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子供が小さい頃は球春が聞こえてくると落ち着かなかった。子供をつれてまだ
ジャンボスタンドだった後楽園に行くのが楽しみだったからだ。春のキャンプを
宮崎まで見に行こうと誘ってくれた友人もいたが、オープン戦に出掛けるという
のが我が家の春のはじまりだった。その子供ももう孫もいる歳ではあるがどうも
このところは球春が聞こえてきてもこころが動かない。3・11以降はこころの
所在が変わったというのか、日常の風景にどこか異変が起こっているのだ。相変
わらずスポーツ新聞は読んでいるがこれはなんだろうと思いながらテントにやっ
てきた。WBCもこころは魅かれないし、体罰問題で揺れるスポーツ界のことが
気になる。
3月11日が近づいてきている。経産省前テントひろばでは2月24日から3月24日
まで「福島月間」を提起し呼びかけている。これは脱原発や反原発で行動してい
るグループがこの間に福島に目を向け、現在の運動の原点を再確認しようという
ことである。福島第一原発事故は前首相・野田の収束宣言をあざわらうかのよう
な事態である。事故は収束どころか依然として進行中である。新聞のどこかで毎
日原発事故の関連記事を目にする。が、他方で情報の隠蔽体質は少しも変わって
はいないのが腹立たしい。私たちが今、福島の現状を知り、そこから学びながら
持久戦的な様相にある運動全体の方向を切り開いていくことは重要なことである。
少しずつ温かくなるが、経産省前や首相官邸前に出掛けてきた欲しい。春を待つ
のは草花でだけではない。
テントでは訪問のメンバーと昨今の政治的な動きなどについていろいろの議論
を交わした。訪問のメンバーは3月の初めに地域で集会を企画されており、私も
参加予定なのでその話にもなったのだが、天皇制や憲法など話も広がって議論は
弾んだ。彼らが引きあげた後はテントの泊りのメンバーで3月のあるイベントに
ついて議論したが激論になった。これはテントの全体会議でも論議になったこと
である。やはり難しい問題も出てくる。経産省前テントは脱原発に賛同する緒個
人の参加している場であり、個人の意思を基盤に運営や行動をやっている。何ら
かの政治的理念に基づく運営や行動は排されており、その意味では俗にいう党派
の指導とかはない。この点はよく考えられてきたところであり、共通のこととな
っている。
しかし、ある事柄に対して見解の対立があり、それが行動に及んだときにはど
うするかということはそれほど深く考えられてはこなかった。私たちが経験して
きたところでは運動に対して別の目的や理念を持つ党派の考えが介入しなければ、
運動に深刻な対立は生まれず、対立があっても深まることはないという風に思っ
てきた。運動の展開上でいろいろの意見の対立や違いが生まれるのは自然だが運
動の具体性に即して議論すれば自ずと解決策は見つかるし、抜き差しならぬ対立
にはいたらない。大ざっぱいえば、党派的な対立が持ちこまれなければ運動上で
の意見の違いや対立はあっても、大きな対立にはならない。運動の自然性という
ものはあるので、それに即していれば大した対立にはならないものだと考えられ
る。
ある事柄に対立が生まれ、それが行動までに及ぶ場合は例の多数決による解決
か、その行動については個々の責任において展開するというようにするかしかな
い。この場合も妥当と思える方をとればいいだけのことである。
久々の激論を交わしながら思ったのは議論が深まれば、いつの間にか大局から
見れば小さな行動も絶対的なもののように論議しており、それがコップの中の嵐
のようなことになってしまっていることことに気がついた。感情的な対立意識の
ようなものも出てきて反省的気分になった。外からみれば、馬鹿に見えるコップ
の中の嵐という状態も、当事者の場に簡単にはなくならないことだと思う。この
辺はいつもよくよく考えていることなのにと思った。
こういう激論をしながら、私たちは自分の行動や主張を相対化してみる視点を、
いうなら大局的に見るもものを自分の中に抱えていないとこういう道にはまり込
んでしまう。苦い思いなのだが時にはこういうことを考えることは重要なのだと
思う。脱原発の運動も歴史の中にあり、多くの遺産の中にある以上は時にはこう
した考えも必要だ。久しぶりの激論から思い浮かんできたことだ。テントではい
ろいろのことが起こり、ドラマをなしている。時に生まれる激論もそんな一つで
あるがこれはテントが生きている証でもある。
(M/O)
テント企画のお知らせ
○「しねまでてんと」第三回 主権在民 「女たちが紡ぐフクシマ~東海村
~これから」 DVD上映とお話会
日時:2月24日(日)16時から 場所;経産省前テントひろば(第二テント)
無料
○プロジエクト ピースナイン「国連に、フクシマの声を 届けませんか?」
講師 垣内つねこ 2月23日(土)午後2時~5時
2月26日(火)16時~ DVD上映 会場;経産省前第二テント
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