たんぽぽ舎から No1939
- 2013年 8月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1939】
2013年8月26日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.超緊急!8月28日(水)19時、東京電力へ抗議に行こう!
呼びかけ:首都圏反原発連合
※たんぽぽ舎も緊急ですが、みんなで参加します。
猛毒=放射能汚染水による海の汚染を許すな!
世界中が、海の放射能汚染を怒っている!
★2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月23日(金)第69回
午後2時30分ごろから約1時間、雷をともなった強い雨があった
しかし、午後6時近くなると続々と人が集まり、参加者は先週より
多かったかもしれない 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.今週のたんぽぽ舎報告 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
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※8/27学習会にご参加を!
被災者と子どもの未来のために-原子力市民委員会第一部会(福島
原発災害対策)の課題
日 時:8月27日(火)19時開会
講 師:島薗 進さん(上智大学神学部教授)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:一般800円(学生400円)
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◆速報!
8月24日(土)から25日(日)の再稼働阻止全国合宿(東京都にて)は、
全国と東京から100人弱が参加し、盛況だった。2日間熱心に討論し、
今秋~冬の再稼働阻止に向けて、原発現地と大都市圏が連携・協力して
取り組む方針・日程を決めました。
詳細は次号でお知らせします。 (たんぽぽ舎 柳田 真)
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┗■1.超緊急!8月28日(水)19時、東京電力へ抗議に行こう!
└──── 呼びかけ:首都圏反原発連合
この度のレベル3の事象の危機的海洋汚染状況を受けて、東京電力本店に対し
て抗議行動を行います。
日 時:2013年8月28日(水)19:00~20:00(予定)
※1時間の短縮バージョンで実施します。ご注意ください。
場 所:東京電力本店前
(東京都千代田区内幸町・JR・地下鉄「新橋」駅徒歩5分、
都営地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩3分)
呼びかけ:首都圏反原発連合 http://coalitionagainstnukes.jp/
※たんぽぽ舎も緊急ですが、みんなで参加します。
猛毒=放射能汚染水による海の汚染を許すな!
世界中が、海の放射能汚染を怒っている!
○ 2011年5月以降、福島第一原発から海に流れた放射性物質の総計はセシウム
137が20兆ベクレル、ストロンチウム10兆ベクレルに達し、国が認可した「年間
放出管理目標値」の100倍を優に超える量が海に垂れ流されていたことが判明し
ました。
危機的海洋汚染はついにレベル3の事象に発展、9月から開始するはずだった
福島沖での漁業試験操業も当面延期となりました。
廃炉作業を進める中、8月上旬に原子炉建屋付近の地下水へ放射性物質の汚染
水が漏出し、海へ毎日400トンが流れ出ているとしてきた東電。そのうち高濃度
放射性物質であるのは100トンと発表し、多くは漏出していないかのように矮小
化させようとしていた論理はすでに政府の試算と異なり破綻。ついには国費を投
じて凍土遮水壁で防ぐことが決定した最中、今度は汚染水を入れておくためのタ
ンクから300トンが漏出していることが判明しました。目視のみでの確認のため
漏出が判明したのは数日後。管理体制の不備もさることながら、タンク群の周り
で水をせき止めるための堰を設けていたにもかかわらず、保安院時代からずっと
排水弁を開放していたがためにまったく機能しなくなっていました。
保安院の業務を引き継いだ規制庁も再稼働申請審査ばかりに力を注いでいるた
めに汚染水対策には無策で、排水弁開放を放置したがために、海へ高濃度汚染水
が漏水するという体たらくぶり。そしてレベル3重大な異常事象に至りました。
○ もともと汚染水をとどめておくタンクはフランジ型の構造で、ボルトと樹脂
パッキンでとめる簡易構造であることから、耐用年数は5年と短く、底面・側面
の結合ボルトへの水圧で漏れやすい構造であることが指摘されていました。まし
てや漏れた場合に水位を測る計測メーターがなく、目視のみで確認しているから
漏水がわからないのは明白。付け焼き刃の対策で東電の汚染水対策ははじめから
破綻することが目に見えていました。
○ そして、福島第一原発事故を引き起こした当時から何も変わっていないのが
東電の公表姿勢。参議院選挙が終わった翌日の7月22日になって初めて原子炉建
屋付近の海洋漏水を認めました。何らかの事象が生じた場合にはすみやかに公表
すべきであるという福島第一原発事故から学んだ教訓はまったく生かされておら
ず、国民を欺くような企業体質は良くなるどころか一層陰湿化しています。
すでに汚染水を処理する能力はなく、企業の体すらなしていない良くなる東電。
もはや東京電力自体を破綻処理すべき段階まできています。収束どころか、原子
力緊急事態は悪化しており、国家レベルで汚染水対策に注力しなければ対応すら
ままなりません。
私たち首都圏反原発連合は、汚染水漏出の被害を矮小化しようとみせかけ、福
島の人々の気持ちをないがしろにし、国民の生活を脅かし続ける東京電力に対し、
緊急の抗議を行います。
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┗■2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月23日(金)第69回
| 午後2時30分ごろから約1時間、雷をともなった強い雨があった
| しかし、午後6時近くなると続々と人が集まり、参加者は先週より
| 多かったかもしれない
└──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア)
〇8月23日(金)、午後2時30分ごろから約1時間、雷をともなった強い雨があっ
たので 今日は参加者が少ないと思って首相官邸前に出かけた。しかし、6時近
くなると続々と人が集まり、むしろ先週より多かったかもしれない。
午後4時には雨もやみ涼しさも感じる陽気となっていた。私たちは遠く佐賀県
から 来た3名の女性とテント前で待ち合わせた。彼女たちと談笑しながら定位
置の地下鉄丸ノ内線、国会正門前4番出口に行くと、もういつものお坊さんの集
団が太鼓をたたきながら念仏を唱えていた。まさに首相官邸前の風物詩でありこ
の声を聞くとなぜかホッとする。
まず、首相官邸前のスピーチの内容の一部をかいつまんで挙げておきます。
・佐賀から来た女性:「玄海原発廃炉で美しい海を守りたい。」「現在、玄海原
発廃炉を求める告訴団に6751名の参加があり、目標10,000名です。」
・男性:「安倍さん、福島第一原発の放射能汚染水の現状は“非常事態宣言”
をして対応しなければ間に合わない。そうしないと世界中から非難を浴びること
になる。」
・山口から来た女性:「安倍首相の地元から来ました。上関原発建設で美しい瀬
戸内海の海を壊さないでください。強く中止を訴えます。」
・男性:「福島第一原発の放射能汚染水対策、収束に全力をかけてください。」
・福島の女性:「福島の農業/漁業はどうなるのでしょうか?」
今回のスピーチは佐賀県(玄海)をはじめ福井県(大飯、美浜)、新潟(柏崎)、
山口(上関)、鹿児島(川内)などの遠くから首相に直訴(?)するため来て
いる。
この真剣なひたむきな訴えに首相は一時でも耳を傾けてほしい。
〇そして、原子力規制委員会の「高濃度放射性汚染水の暫定評価をレベル3(重
大な異常事態)に引き上げることを検討」を受けて、これは原発事故レベル7の
延長線というよりもよりも、人災による“新たな事故に等しい”ことを正しく認
識するならば原発を推進してきた責任者や原子力規制委員会は福島第一原子力発
電所の収束に全力を尽くすべきだと思います。
〇首相官邸前の抗議行動ではシュプレヒコールやスピーチだけでなくいろいろな
情報を得ることができるメリットもある。各種の配布資料(ビラ)などの情報も
貴重で勉強になることが多い。例えば、ともすれば忘れがちな「汚染された薪、
木炭、木材ペレットなどの焼却処分の問題点」や「放射性セシウムだけでなく他
の核種、放射性ストロンチウム、放射性プルトニウム、放射性ウラン等なども問
題にすべきだ」のレポート(ビラ)である。
〇そもそも、東電はこのような放射性汚染水の問題は2年5か月前からわかって
いたと思う。(なぜならば、福島第一原子力発電所を建設するときに大量の地下
水があったことは既に分かっていた)時間軸を現時点で切ってみれば確かに放射
性汚染水が漏れ出していることは大きな問題ではあると思う。しかしそれ以上に、
タンク容量1,000tなので2日半で一杯になる。時間軸を伸ばしてみると近い将
来タンクを設置する場所が無くなるのは小学生でもわかるだろう。その時はどう
するのでしょうか。
また、“高濃度放射性汚染水”は何年先までこのような状態で保管しておくの
でしょうか?このようなタンクで長期間の保管は出来ないことは目に見えている
と思います。
〇今現在(2013.08)“高濃度放射性汚染水”の総量は330,000tなので、明日に
でも震度6程度の地震があったらと考えると、恐ろしいことになる可能性がある
と思うのは私だけでしょうか?
〇このタイプのタンクのパッキンの耐用年数は5年と言われています。これを設
置してすでに2年経過しているのであと3年後にはこの膨大な“高濃度放射性汚
染水“はどうするのでしょうか。
〇再稼働を言っている人たちは、高濃度放射性汚染水を海(太平洋)に垂れ流し、
一日に2億4,000万ベクレルを空中に放出していることへの“深刻さ”や“責任
”を理解しているとはとても思えないのです。
〇この国の首相が、「美しい日本」、「世界一安全な原発」などと、たわごとを
言いながら、原発をトルコ、インドなどに売り歩く姿はとても正視できるもので
はありません。
〇私個人の話で恐縮ですが、昨年11月~12月に中米4カ国を旅をしました。その
時、日本に関心のある人たちは口をそろえて「日本(人)は空と海を汚して.」
との認識であり、“東電が、日本政府が”ではなく“日本人は”と日本国民が非
難の対象であることに愕然としました。もちろん私たち国民にも大きな責任があ
ることは認めなければいけないと思います。日本人が過去営々と築き上げてきた
“まじめな民族“、“信用できる民族”は、もろくも崩れ去ろうとしているので
はないでしょうか。
私たち日本民族の誇りはどうしたのでしょうか。
◎さらに付け加えて、次のことは何度でも言いたいと思います。
再稼働を言う前に、
1.原子力発電を長年推進してきたことへの反省と事故の検証が第一だ。
2.フクイチ避難民を一人残らず普通の生活に戻すことが先だ。
3.核のゴミ、使用済み燃料をどうするのかを明確に。
4.先が見えないフクイチの高濃度放射性汚染水の対策、収束はどのように
するのか。
などを国民に丁寧に説明するべきだと思います。
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┗■3.今週のたんぽぽ舎報告
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
たんぽぽ舎は、8月12日(月)から一週間の例年の夏休み、だったのですが、そ
の間、まめなたんぽぽ舎メンバーは、忙しさでなかなかできなかった「片付け・
整理をするぞ」と大はりきり。
ボランティアの方々の(力強い)手も借りて片付けにいそしみました。
かなり、整頓されましたよ。
夏休み中は、講座や会議はお休みでしたが、15日(木)「終戦の日の行動」、
16日(金)「金曜官邸前行動」、17-18日は「福島を忘れない!全国シンポジウム
・福島ツアー」などなど、それなりに忙しい1週間でした。
その反動ではありませんが、9月は、大きな行動や学習会が目白押しです。
残暑は厳しいと思いますが、スケジュールの調整をお願いします。
連日の暑さで“夏ばてだ”という人も多いでしょうが、無理しないで体力
回復をしてください。
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