「9条改憲阻止の会」定例総会のお知らせ
- 2013年 10月 21日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2013年10月22日 連帯・共同ニュース第313号
■ 11月14日(祝)の午後5時30分~9時、「9条改憲阻止の会」の定例総会を行います。場所は港区生涯学習センター・バレーン第一会議室です。《電話03-3431-1606》。JR新橋駅2分で、桜田公園内です。連絡090-3019-0604(淵上)、090-8852-6924(富久)。
■ 10月13日(日)には霞ヶ関―国会周辺に4万人もの人が結集して、再稼動を準備する政府等に対し抗議の声をあげました。この日は全国で脱原発―反原発の行動があったのですが、東京では久しぶりの盛り上がりがありました。10月15日に臨時国会の召集を予定していた国会に向けての意思表示でもありました。政府は福島第一原発の深刻化する放射能汚染水問題を避けています。そのために臨時国会の召集を延してきたともみられる程です。彼らの情報隠しは続いていて本当のことは伝えられないのが現状でしようが、漏れてくる情報に想像力を駆使して事態を見れば、相当にひどいことになっています。そう判断できます。なんといっても、原発事故は未だに収束せずに放射能の放出は続いているのですから。放射能汚染水だって何年続くかわからいのです。こういう中で政府―官僚は現在停止中の原発の再稼動を裏で進めています。公の、ひろばでの議論を避け、裏で陰湿な買収・恫喝などの権力的な行使をやっているのです。伝統的な権力行使に他なりません。全体的に見れば、原発問題はがっぷりと四つに組んだ持久戦の様相を呈していますが、政府―権力側は小泉元首相の発言等もあり、内部に脱原発―反原発の声が浸透していく状況にあり緊張しています。やはり、この問題が政府―権力との攻防戦の突破口です。
■ 今国会では政府は「特定秘密保護法」を提出しています。これが表現の自由等の侵害に結果することは明らかです。憲法を統治のための法律としてしか考えていない、日本の権力者たちはこうした法律の歯止めを法の精神《憲法の精神》でなすということすらできていないし、そういう考えはないのです。戦前の治安維持法を想起するまでもないことです。法律さえできれば、あとは俺(官僚)たちが勝手に権力強化に使うことは明瞭です。こんな法律は不要だし、危険極まりないのです。この法案をめぐる動きを注視し、廃案に追い込みましよう。
■ 9条改憲阻止の会の面々は脱原発―反原発の運動に全力投球というところで、どちらかといえば、会そのもの独自活動は影が薄くなっているきらいはあります。これは正直なところですが、安倍政権の憲法改定の動きに備える準備などをしています。今回の総会は経産省前テントひろばの行動だけでなく、憲法改正をめぐる安倍政権と対決する準備を急ぐという意味でも重要なものです。是非参加をしていただいて、これまでの総括の上に、今後の活動(構想も含めて)の意思統一を図りたいと考えています。時間のやりくりをして参加してください。 (文責 三上治)
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