イアン・トーマス・アシュ氏が映し出す「フクシマの真実」
- 2014年 2月 13日
- 時代をみる
- グローガー理恵
2月7日掲載の「ちきゅう座」の記事「終りのない原発事故の惨事」で、日本在住のアメリカ人フィルムメーカーのイアン・トーマス・アシュ氏のドキュメンタリー作品「A2-B-C」( http://www.documentingian.com/film-item/a2-b-c/ )の予告編をご紹介させて戴きました。
その後、イアン・トーマス・アシュ氏から、彼自身未だ最終的な確認は得ていないが、「A2-B-C」が日本のシネマで今年の5月に上映される予定であるとの情報を頂きました。また、この3月には、ドイツのフランクフルトで開催されるIPPNW国際会議「核大災害が自然環境および人間に及ぼす影響/結果」で、会議のオープニングとして「A2-B-C」がスクリーニングされるとのことです。
アシュ氏は他にも「フクシマの真実」をドキュメントした非常に印象的な作品を製作されています。アシュ氏が映し出す「フクシマ」は、原発事故のため、突然、全てを奪われてしまったフクシマの人々の戸惑い、悲しみ、苦悩を鋭く、私たちに訴えています。
ネットで観られる彼の作品を下にご紹介させて戴きます。 :
✩去年の6月に「A2-B-C」はフランクフルトで催された日本の映画祭「ニッポン・コネクション」でもスクリーニングされましたが、スクリーニングの後に何人かの観衆がフクシマの方達にメッセージを送っている、イアンさん製作の動画があります。動画は日本語字幕付きで長さは6分ぐらいです。
「フランクフルトよりフクシマへ」
http://www.youtube.com/watch?v=BBT1bM01qtE&list=PLpmdZYCRIZfuqLdAEsI0Re4-4iC3ORNfc&index=1
✩ドキュメンタリー「南相馬メルトダウン」メルトダウンから約1年後に録画されたもので、フクシマの実態をそのままストレートに映し出している大変に印象的なドキュメンタリーです。動画はパート1、パート2、パート3とあって、動画の長さは全部で27分ぐらいです。
「南相馬市メルトダウン(In the Zone: one year later)」
http://www.youtube.com/watch?v=CuRCUQH5mFo&list=PL60CBFCB39EEB714B
✩ In Containment 「格納容器の中」南相馬市民、メルトダウンから15ヶ月後
動画はパート1からパート5まであり、動画の長さは全部で40分ぐらいです。
http://www.youtube.com/watch?v=SAo5bOGJvLo&list=PL0ACDF8BAC7DF3054
✩ 飯舘村の人々に関するドキュメンタリーです。
「Nuclear Refugees『原発避難民』the people of Iitate Village」-動画の長さ18分ぐらい
http://www.youtube.com/watch?v=YXocjiKU-Vk&list=PLpmdZYCRIZfvP-yGHkG9MRXT0TOwX4UrA
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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