沖縄現地からの通信<通信4>(3月27日)
- 2014年 3月 31日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2014年3月31日 連帯・共同ニュース第324号
午後1時に工事の進展具合につき防衛局が現地を示しながら県に説明をする日程が組まれていた。防衛局は三人(富永氏と呼ばれている男性が管理者然としていた)、県からは6人の職員がN4Bのフェンス入り口を潜って基地の中へ這入っていく。
琉球放送(RBC)と琉球朝日放送(QAB)の放送用DVDカメラが彼らを追う。
住民の会のメンバーは中へは入れないので入り口の付近に蝟集し、彼らが出て来るのを待つ。通常、防衛局はメインゲートから入り、車で基地内の作業などに使う道路を使ってN4へ進んでいた。なぜ今日は「住民の会」へ頭を下げ、N4Bの阻止線を開けてもらってN4Bから這入ったのか? 防衛局は県に対してN4の周辺の全てを明らかにしたくないのだろう。
防衛局と県職が出てきた。県職が「住民の会」に対して報告会議をしてくれることになっていたので県職を囲むと防衛局は急いでその場を去ろうとする。そちらの方にも人垣が出来て、質問集会が始まる。その結果、次のようなことが判明する。
県職員 :N4-2は完成していない。
防衛局 :N4-2は完成している。
その後の質疑・応答で、着陸帯は完成しているが、進入路やパッドの周辺の芝生であるとかは未完であと答えを修正。
(そのことにより、ヘリパッドの仕様は周辺の整備まで含んで「工事」というのであるから未完であり供用に値しない状態である事を防衛局に認めさせた)
*読者には「完成を確認する」と防衛局が供用して海兵隊が使用を開始して
良いように聞こえるが「住民の会」防衛局に対して「供用しないように」という闘いを始める。この二段構えの阻止行動には……。
その他の未完成事項など「赤土条例違反」積み残し 7月以降に適切な処置
「切り倒した木材の処理」積み残し7月事項の処置
(富久亮輔)
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