テント日誌5月4日…何事もなく過ぎて行く連休の一日ではあるが…
- 2014年 5月 6日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば966日目 商業用原発停止231日
何事もなく過ぎて行く連休の一日ではあるが…
いつものことだが土・日の朝のテント前は静かだ。泊まり開けの人たちが帰った後、数人のテント番で今日一日過ごすのかと心細く思っていたら、久しぶりにタンポポ舎のOさんが来て座ってくださった。午後にはMさんが美味しいホームメードのバナナケーキ持参で現れた。いつも一緒のルイちゃんがお休みでちょっと寂しい。
その後次々と訪問客がありテント前は賑やかだった。まず国会議事堂、官邸前と散歩してふらりと来てくれた男性、石川県の羽咋の方だった。能登は人口が少なく若い人たちは都会に出て行ってしまうし、お金になる原発受け入れは仕方ない。漁業者だってお金貰っているし、知り合いも大金貰っているからと諦めムード。志賀原発のそばには団結小屋があるのでは?と聞くと中学の先生などがそこで反対しているよ!と言い本人は今の世の中に不満はお持ちのようだが、反対運動には無関心の様子運動に参加する気は全然感じられなかった。
夕方山口から来たという女性、水俣フォーラムのイベントに参加するため上京したが、テントのことを聞いて訪ねてくださった。下関ではいま日本初の洋上風力発電を建設しようとしているので反対運動が起こっているけれど、洋上風力発電に反対する中で原発はやむを得ないのではと言う流れが出てくることを危惧しているそうだ。
どうしたらよいのでしょう?と聞かれて返事に窮する。山口は安倍の力が強く、なかなか反対の声が上げられない。今進めている洋上風力発電建設も安倍の息の掛かった東京の会社がやるらしいとのこと。色々な問題は安倍首相にあると言う結論に達した。それなのに支持率が高いというのは信じられませんね。
今日は水俣に関わった人や反対運動のベテランS女史もいらしたのでみんなと色々話して帰られた。テントの存在が何かお役に立ったら良いけれど。最後に自転車で通ってテントを眺めていた男性にチラシをお渡ししようとしたら断られたので原発どう思うか尋ねると推進だとのこと。
推進の人たちがよく言うように日本は石油を高いお金で買わなければならないし、石油は枯渇する。Co2の問題もあるからと言う。福島の原発は古いので事故を起こした。科学は進歩する。廃棄物の問題も核融合を使えば解決する云々
議論はかみ合わなかったが、色々な意見を聞くことは大事だと思う。
陽が長くなりついついおしゃべりをしていて5時ごろまでテントで過ごしてしまった。(I・K)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早朝の長い地震(千代田区は震度5弱)
今朝、テントで寝ずの番をしていると、地面が揺れ出した。数秒経っても収らず、3.11の長い揺れを思いだし心配し始めたら、揺れが小さくなり止まった。一安心。
報道によれば、5月5日5時18分に発生、震源は伊豆大島近海、マグニチュード6.2、東京都千代田区のみ震度5弱、他の区では震度4。それにしても、ウェブで初めて知ったが5月4日から今までに8回も地震が起こっている。
◆ 2014年5月5日 5時02分頃 2014年5月5日 5時06分 茨城県南部 4.2 3
◆ 2014年5月4日 19時01分頃 2014年5月4日 19時06分 日向灘 4.3 2
◆ 2014年5月4日 16時33分頃 2014年5月4日 16時37分 岐阜県飛騨地方 2.5 1
◆ 2014年5月4日 16時10分頃 2014年5月4日 16時15分 宮城県沖 4.0 2
◆ 2014年5月4日9時26分頃 2014年5月4日 9時31分 岐阜県飛騨地方 2.71
◆ 2014年5月4日 9時24分頃 2014年5月4日9時29分岐阜県飛騨地方 2.91
◆ 2014年5月4日 9時20分頃 2014年5月4日 9時26分 岐阜県飛騨地3.73
◆ 2014年5月4日 5時42分頃 2014年5月4日 5時46分 福島県沖 3.7 1
(時間逆順)
特に、4日朝に福島県沖でM3.7、4日夕に宮城県沖でM4.0の地震が起こっていた。イチエフ4号機のプールは無事だったのだろうか、心配だ。これほど地震があちこちで頻発しているのに、イチエフ事故の原因追及も不十分なまま、原発を再稼動しようとする安倍政権や「原子力マフィア」を地球が嘲笑っている様だ。今朝の地震で、もっともっと脱原発の声が高まるといいのだが…。
9時前に経産省の職員3人が見回りに来た。彼らも原発推進を憂えているのではないか。(K.M)
5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分~東電前
呼びかけ団体/経産省テント前ひろば たんぽぽ舎 76団体協賛
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。