たんぽぽ舎から:No2179
- 2014年 5月 25日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2179】
2014年5月24日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「川内原発再稼働阻止・院内交渉集会」に参加してください
規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う
再稼働阻止全国ネットワーク
★2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・・・広瀬隆
★3.5月21日福井地裁を傍聴して
これからの反原発運動の精神的支柱となる判決だ
山田和明(たんぽぽ舎会員)
★4.新聞・雑誌より4つ
◆ 「子どもの鼻血は放射線に由来する」
「放射線とがん」の第一人者が断言
3万人の患者を診た専門家が一刀両断 (5月26日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆ 死人を盾に快事拒否は許されない
「吉田調書」は国民の財産だ (5月26日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆ 「流したのは誰だ!」安倍官邸が激怒!
福島原発「吉田調書」の衝撃 「犯人」捜しが始まった
(5月23日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆ 原発震災4年目の 動物たち (週刊金曜日より)
汚染された「福島の森・川・海」の実状
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┗■1.「川内原発再稼働阻止・院内交渉集会」に参加してください
| 規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
○日時:2014年5月29日(木)14時-17時
○場所:参議院議員会館 B108会議室
○スケジュール
14時 集合(議員会館ロビーで通行証を渡します)
14時15分-15時 事前説明会
15時 -16時半 規制庁交渉
16時半 -17時 総括集会
○内容
・原子力規制委員会の新規制基準と審査について
・川内原発審査の地震評価について
・川内原発審査の火山評価について
・川内原発審査の地質評価について
・川内原発の避難計画について
○紹介議員:参議院 福島みずほ議員
○主催:再稼働阻止全国ネットワーク
問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549、FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)
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┗■2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・・・広瀬隆
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全国のみなさま 広瀬隆です
5月21日、福井地裁が、まことに哲学的かつ科学的な、反論しようのない原子力発電所の危険性を指摘した判決文を書いて、大飯 原発3・4号機の運転差し止めを関西電力に命じました。
これは一電力会社である関西電力に対して命じられた判決ではありません。
日本全土のすべての原発の運転差し止めを命じた内容です。
この見事な判決文を書いた裁判長の樋口英明氏には、今後、電力会社と国家および週刊誌などのメディアを通じて、強大な圧力が、さまざまな形で、特に人事面などで加えられるはずです。しかしこの判決の内容がすべて事実に基づいているのですから、高裁でも最高裁でも、この事実を隠蔽することはできません。勝てます。
日本のテレビと新聞は、この判決文に書かれた厳粛な事実を、これから自分たちの調査によって実証し、自らの言葉で国民に対して何度も説明し、理解させる義務があります。日本政府を追及する義務があります。だが、彼らは今後もそれをしないでしょう。彼らは、ジャーナリスト精神を持っていないからです。
運転差し止め判決が出たという、中身のないニュースしか報道しないのです。
だから、私たち国民が、この事実を伝えあってゆかなければなりません。
これを見過ごしては、樋口英明氏が守ろうとしてくれた私たちの生命の存在価値がありません。
急いで、下記に激励の手紙を出そうではありませんか。みなさまの周囲の多くの人にも呼びかけてください。
樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部
手紙の封書の表書きには、「激励」、「判決に感動」、「全面的支持」など、みなさまの手紙の文意を示す一言を宛て名の横に書いたほうがよいと思います。はがきでもよいです。その手紙が裁判所に全国から山のように配達されれば、世の中の空気は変ります。私たち国民の良識が先手をとりましょう。
(後略)
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┗■3.5月21日福井地裁を傍聴して
| これからの反原発運動の精神的支柱となる判決だ
└──── 山田和明(たんぽぽ舎会員)
○大飯原発3・4号機運転差し止めを命じた福井地裁の歴史的判決に立ち会うことができた事は大変幸運でした。
この判決はこれからの反原発運動の文字通り精神的支柱となって私たちを励まし続けることとなると確信します。
裁判長の一言一句が私の胸に響き、どれほど感動したか言葉に尽くせません。
思い起こせば2006年に志賀原発2号機の運転差し止め以来実に8年振りの快挙です。
○この間、同種裁判ではことごとく住民の敗訴で23敗という悔しい結果を残してきました。
裁判所は原発の危険性に踏み込もうとせず入口のところで「手続き上適法」として住民の声を退け、国や電力会社のなすがまま追認し、まさに司法の独立性を疑うような判決を下してきたわけです。
それだけに今回「司法は生きている」という垂れ幕を掲げた弁護士たちの声は痛いほど私たちに届きました。またこれは福島の人たちの気持ちが乗り移ったような判決でもあります。
○事実避難者を代表してビンに入れた福島の土を握りしめて法廷で苦境を訴えた木田節子さんらの声が裁判官の心を動かしたに違いありません。
同時にさまざまな角度から原発の危険を示した弁護士たちの努力・大衆行動の展開が実を結んだとも言えます。
このことを22日の朝日や毎日を始めとする新聞各社は、一面・三面を使って大々的に報じました。その新鮮さ、影響の大きさは驚嘆に値します。
これら一連のマスコミ報道で国民の意識変革や地殻変動が生まれればうれしい限りです。
○それでも安倍政権や原子力規制委員会は再稼働の方針に何ら変わることはないと主張してはばからないが、私たちは、この判決を大いなる武器として彼らと対決し、再稼働の変更を迫らねばならない。
つまり、彼らが再稼働をすれば、判決に示された私たちの命や暮らしを優位においた人格権そのものを否定することになるからです。
○さらに250キロ圏内(例えば福島からみれば東京を通り越して静岡まで達する距離、全国の原発をみると日本中沖縄を除いて住むところがない)の住民に原発運転で具体的危険があること、基準地震動を超えて地震が来ないという根拠がないこと、またそれに満たない地震でも重大な事故が生じうると指摘したことは重要です。
○これらの事柄は全国すべての原発に共通することで、私たちはそのことを6月13、14日の川内原発再稼働阻止行動でも強く訴えていきたいと思います。
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆ 「子どもの鼻血は放射線に由来する」
「放射線とがん」の第一人者が断言 3万人の患者を診た専門家が一刀両断
政府と一部メディアが大騒ぎした漫画「美味しんぼ」の花地描写に対する大バッシング。政府は「風評被害」と決め付け、鼻血と原発事故の因果関係の否定に躍起だが、好み方に真っ向から反論しているのが国立病院機構北海道がんセンター(札幌市)の西尾正道名誉院長(66)だ。(中略)
昨年3月に定年退職するまでの40年間、放射線に良医として3万人のがん患者を診た。いわば、放射線とがんの関係を知り尽くした第一人者だ。(中略)「鼻血は花の局所にベラボーに放射性物質が当たったから。放射線に由来する」 (中略)
指弾されるべきは御用学者
「そもそもICRPは原子力政策を推進する溜の物語を作成しているNPO団体。ICRPはシーベルト単位の被曝でなければ鼻血は出ないというが、その場合は(急性被曝にみられる)深刻な状況で、鼻血どころではなく、歯茎からも出血し、紫斑も出る」と説明。長崎・広島でみられた外部被曝による急性被曝の重い症状と、いまだに不明な部分が多い低線量被曝症状をごちゃ混ぜに論じる無意味さを強調した。その上で、被曝が及ぼす鼻血の可能性について、「事故で放出されたセシウムが、ちりなどに付着して人体に吸い込まれた際、鼻などの粘膜に付いて局所的に放射線を出すことになる.準内部被曝的な被曝となる」(中略)
批判されるべきは、漫画の描写ではなく、国や、原発の安全神話を振りまいてきた御用学者たちだろう。「今の日本は法治国家ではない.科学も金儲けになっている」。西尾氏の指摘に国や自治体は真摯に耳を傾けるべきだ。
(5月26日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆死人を盾に快事拒否は許されない
「吉田調書」は国民の財産だ
原発再稼働のごり押しを目指す政府にとって、よほどまずい内容が含まれているのだろう。菅官房長官が、いわゆる「吉田調書」について、”個人の希望”を理由に開示を拒否した。わざわざ吉田元所長が非開示を求めた「上申書」を首相官邸のホームページにアップし、政府の対応を正当化したのだ。(中略)
吉田元所長の意向がどうであれ、事故時の生々しい様子は原発を抱える自治体や住民、国民にとって重要な情報だ。政府の責任で開示するのが当たり前だろう。(中略)
安倍政権は、上申書の開示で幕引きできると思っているのか。そうだとすれば、国民もなめられたものである。
(5月26日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆ 「流したのは誰だ!」安倍官邸が激怒!
福島原発「吉田調書」の衝撃 「犯人」捜しが始まった
「政府事故調の『吉田調書』入手」「高濃度の放射性物質放出」「大量被曝の恐れ」――。朝日新聞の連日の“スクープ報道”に安倍官邸が激怒しているという。
(中略)
この報道に安倍官邸がカンカンなのだ。
「官邸ではいま、『一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか』と“犯人捜し”が始まっています。菅官房長官は『(調書は絶対に)公開しない』と憤然としている。とくに安倍周辺は、原発は過酷事故が起きれば、電力会社さえもコントロール不能に陥る――という解説部分が気に入らないらしい。原発再稼働に突き進む安倍政権にとって、少しでも反原発につながる動きは許せないのでしょう」(官邸事情通)
原発はとても人間の手に負えるシロモノじゃない。「吉田調書」の生々しい証言はそれを物語っている。未曽有の大惨事にならなかったのは、たまたま「偶然」が重なっただけだ。
だからこそ、福井地裁は21日、関電大飯原発3、4号機の運転差し止め判決を出したのだが、それでも菅官房長官は「(再稼働の方針は)変わらない」と突っぱねている。
■「機密保護法」施行後なら逮捕
それにしても、つくづく思うのは、もし「特定秘密保護法」が施行されていれば、「吉田調書」は確実に“闇”に葬られていたということだ。
「菅官房長官は会見で『(吉田調書は)政府として情報公開制度に対する扱いは不開示としている』と明確に答えている。つまり、『特定秘密に当たる』ということです。年内がメドとされる秘密保護法が施行されていたら、吉田調書を入手した朝日の記者も、渡した役人も逮捕される事態になっていたでしょう」(司法ジャーナリスト)
(中略)
集団的自衛権を行使できないと国民の生命を守れない、と口にしている安倍首相は、国民が原発の被害に苦しんでも構わないと思っているのか。
(5月23日号 日刊ゲンダイより抜粋)
◆ 原発震災4年目の動物たち
汚染された「福島の森・川・海」の実状
週刊金曜日5月16日号(991号)に東電福島原発事故について6つの文章が載っている。そのうち5つは「原発震災4年目の森・川・海」で、そこに住む動物たちの放射能ヒバクを次の通り述べている。
・ガイド1 汚染土を食らうシシたち―高汚染のイノシシ、とても食べられない。
・ガイド2 サルたちの血液が物語ること
・ガイド3 アユは川底から被曝する―汚染された清流の女王
・ガイド4 ユメカサゴの警告―色鮮やかな赤魚。本来はおめでたい日々の食卓の魚だが・・・
・避難エリアの生態系はいま
・6つ目は海鵜と地質学者の教えを無視した豊田元副社長
東電福島原発事故の「全」外部電源喪失の謎―まさのあつこ
海鵜(うみう)は海面から24~25mの高さの穴にずっと住んでいる。地元漁師曰く、「何千年か何百年かの間に何回かの津波経験を彼ら海鵜(うみう)が知っているから、あのような高さの地点に巣を作っている。これを学ばなかったのが東電の豊田副社長らだ。という指摘。
(柳田真)
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