本の紹介「福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り」
- 2014年 10月 2日
- 評論・紹介・意見
- chiba
新刊本の紹介です。
「福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り
-隠される放射線障害と健康に生きる権利- 」(旬報社)
著者:沢田昭二+松崎道幸+矢ヶ崎克馬+島薗進+山田耕作+
生井兵治+満田夏花+小柴信子
A5判並製/176頁 本体1,400円+税 発行日 2014年9月17日
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「安全神話」から「安心神話」へ 大きな誤りに基づく日本政府の
『汚染地帯』への「帰還政策」。住民を放射線被ばくから守るために
最新の正しい科学的知見に基づいた政策の実行を。
◆原発事故・放射線被害を考えるうえで欠かせない資料も収録◆
①原発事故子ども・被災者支援法(2012年6月27日法律第48号)
②国連・グローバー報告(日本における到達可能な最高水準の心身の
健康を享受する万人の権利に関する国連特別報告者の報告書)全文訳
③大飯原発運転差止訴訟・福井地方裁判所判決(2014年5月21日)
<<主な目次>>
はじめに…………沢田昭二
第1章 日本政府の4つの誤り―帰還を進める前に…………松崎道幸
第2章 「帰還のための放射線リスクコミュニケーション」の内容は
適切か…………島薗 進
第3章 「放射線リスクに関する基礎的情報」の問題点…………山田耕作
第4章 飲食物の放射能汚染と新基準の問題点…………生井兵治
第5章 「原発事故子ども・被災者支援法」制定の背景と現状…………満田夏花
第6章 日本における到達可能な最高水準の心身の健康を享受する万人の
権利に関する国連特別報告者の報告書…………アナンド・グローバー
(監修:松崎道幸/訳:小柴信子)
第7章 大飯原発再稼働差止め訴訟判決とその意義…………田代真人
◇資料:大飯原発運転差止訴訟・福井地方裁判所判決(2014年5月21日)
あとがき…………田代真人
<<著者紹介>>
沢田昭二 名古屋大学名誉教授・素粒子物理学(はじめに、1章)
松崎道幸 道北勤医協旭川北医院院長(1章、6章・監修)
矢ヶ崎克馬 琉球大学名誉教授・物性物理学(1章)
島薗進 上智大学教授・宗教学(2章)
山田耕作 京都大学名誉教授・物性物理学(3章)
生井兵治 元筑波大学教授・育種、遺伝学(4章)
満田夏花 国際環境NGO FoE Japan理事・委託研究員(5章)
小柴信子 計算生体力学、流体構造連成解析(6章・翻訳)
田代真人 ジャーナリスト(1章、7章、あとがき)
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5007:141002〕
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