【総選挙の結果に対する「No Base!沖縄とつながる京都の会」の声明】 沖縄全選挙区で辺野古新基地反対・「オール沖縄」大勝・・・・・屈しない・諦めない・辺野古新基地認めない!・・・・
- 2014年 12月 17日
- 交流の広場
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【総選挙の結果に対する「No Base!沖縄とつながる京都の会」の声明】 沖縄全選挙区で辺野古新基地反対・「オール沖縄」大勝・・・・・屈しない・諦めない・辺野古新基地認めない!・・・・
2014年度・衆議院選挙結果に対するアピール
沖縄全選挙区で辺野古新基地反対・「オール沖縄」大勝
・・・・・屈しない・諦めない・辺野古新基地認めない!・・・・・
2014年12月15日
No Base!沖縄とつながる京都の会 代表世話人 大湾宗則
2014年12月14日投・開票の衆議院選挙結果は、投票率、戦後最低の52パーセントの下、自民党291議席、公明党35議席、安倍政権与党圧勝。衆議院議席の2/3を越え、再び憲法改正発議権を手渡してしまった。
この結果を受けて安倍首相は、「この2年間の安倍内閣の承認とこれからの安倍政権への期待」、「憲法改正は悲願であり、自民党結党以来の目標だ」と豪語している。
しかし、沖縄県では、4選挙区全てで自民党大敗、翁長沖縄県知事とスクラムを組む辺野古新基地反対を掲げる「オール沖縄」が大勝した。沖縄の人々がいかに新基地建設に反対する意志が強いかを示した。安倍内閣は、沖縄では不信任されたのだ。これでもまだ、沖縄の民意を認めないのか!
この1年だけを振り返っても1月の名護市長選、9月の名護市議会議員選挙、そして11月の沖縄県知事選で「辺野古埋め立て反対」が勝利した。その上で衆議院選での「オール沖縄」の勝利。これに対して安倍内閣は「粛々、淡々」と新基地建設を進めるという。
これは沖縄差別ではないのか!日本社会に民主主義はあるのか。
京都市民の皆さん、全国の皆さん
私たちは、政治的には極悪な政府を背負わされた。しかし、この極悪な政府は,鏡に映った日本国民の姿であり、なによりも私たちの非力な姿であることを認めよう。
今後、私たちは安倍内閣によってますます「地獄の苦しみ」を味あわされるでしょう。
既に施行された秘密保護法の監視・弾圧の下、辺野古埋め立て続行、集団的自衛権行使に関わる国内法の整備、基地の共同使用の拡大と武器の国際的な共同開発と輸出、原発の再稼働と輸出、税制改悪と労働法制の改悪で非正規労働者のさらなる大量創出と永遠化、時間賃金に替わって成果主義賃金制への改悪、社会保障の切り下げ、朝鮮民主主義人民共和国への敵視政策によるヘイトスピーチの増長と民族・人種差別扇動の拡大、農業や医療の株式化による大資本の支配、そしてそれらの集大成として天皇元首化や非常事態・戒厳令、国防軍などを銘記した国家主権の憲法改正が強行されようとしている。
今回の選挙で共産党が善戦し、社民党は現状維持。しかし、自民・公明両党併せて2//3を越える国会では、批判勢力として封じ込まれるだろう。
こんな結果を前に、又、このような歴史的危機の時代に革新系・既成政党批判でお茶を濁して溜飲を下げたり、憂さを晴らしていては私たちの未来は拓けない。
沖縄の人々が唯一希望だとすれば、沖縄の闘いから徹底して学ばなければならない。
それは「オール沖縄」を生みだし、支えいてる人々の「ゲート前と辺野古の海」での不屈の非暴力直接行動であり、現地における主権者・当事者の闘いである。この沖縄の人々の闘いを裏打ちしている信条は、「国策としての沖縄差別は許さない」という実態を踏まえた歴史認識である。
私たちに欠けているものは、私たち自身が政府によっていかなる国策差別を受けているかの無自覚である。私たち自身の当事者・主権者としての闘いこそが求められている。
私たち「No base!沖縄とつながる京都の会」は、沖縄への現地派遣・物資送達を含めて共に闘い、この京都で沖縄における闘いの輪を一層拡大し、政府の国策に苦しむ多くの人々と連帯し、京都・本土から辺野古の海を守り、安倍内閣打倒の闘いを進めます。
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