政府自民党の「メデイアへの過干渉」は許せない
- 2015年 3月 6日
- 時代をみる
- 池田龍夫
「昨年の総選挙あたりからテレビ各局に変化が出てきた。転機の一つは11月の衆院解散当夜、安倍首相が出演した生番組だった。『アベノミクスの恩恵が実感できない』語る女性の街頭VTRが映ると、スタジオにいた首相の声がとがった。事実6割の企業が賃上げしているんですから。全然反映されていませんが、おかしいじゃないですか」――。
TBSの金平茂紀キャスターが報道番組で漏らした言葉だが、金平氏によると、在京キー局に自民党から選挙報道の公正中立を求める要求が届いたのはその2日後だった。党幹部が民放5社の取材キャップらを呼び要請文を手渡した。街頭インタビューやゲスト出演者の選定にも細かく注文がついた」という。
これは3月1日付朝日新聞朝刊コラムが報じたもので、「押しすぎ政権 引けすぎテレビ」の大見出しがついていた。自民党の横暴な干渉に読者も驚いたに違いない。テレビだけではなく、「引けすぎメディア」としてもらいたかったと思う。それほど安倍政権の横暴が続いており、権力の監視にメデイアは。連帯を強化しなければならない。
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