たんぽぽ舎から TMM:No2480
- 2015年 5月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2480】
2015年5月12日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.ドイツでは裁判所は1960年代から民主化された
「自由で独立した裁判官でなければ国民の権利は守れない」
「裁判所は市民のサービス機関でなければならない」
市民生活に密着
ナチス時代の反省から「本人の承諾なくして転勤は無い」
成瀬伊佐夫(無職)
★2.マンネリ気味の今日この頃、シュウマイ弁当で、パワー充填!
決意しっぱなしですが、ハマっ子もがんばるざんす
5月8日第148回官邸前・国会前抗議行動報告
にしざきやよい
★3.世界の気候にも影響を及ぼす火山灰
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその101
島村英紀
★4.新聞より3つ
◆「責任押し付け合い」菅元首相 水戸で講演 再稼働の動き批判
(5月12日茨城新聞より抜粋)
◆福島第一 暑さとの闘い 地下水対策の舗装 照り返し厳しく
(5月12日東京新聞2面より抜粋)
◆「風評被害」安易に使うな 正確な情報こそ肝要
箱根、福島 悩ませる 責任転嫁の曖昧表現 根強い行政不信
(5月12日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※5/13・3つの行動にご参加を!
1.川内原発・高浜原発の再稼働をやめろ!水曜昼休み規制委抗議行動
日時:2015年5月13日(水)12時から13時
場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル内)
港区六本木1丁目9番9号 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
H P http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
2.第10回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
日時:5月13日(水)17時30分から18時30分
場所:九州電力(株)東京支社 電話 03-3281-4931
東京都千代田区有楽町1丁目7?1有楽町駅前電気ビルヂング北館7F
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
3.第20回東京電力本店合同抗議行動
東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を滅ぼす
日時:5月13日(水)19時から20時
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約119団体
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┗■1.ドイツでは裁判所は1960年代から民主化された
| 「自由で独立した裁判官でなければ国民の権利は守れない」
| 「裁判所は市民のサービス機関でなければならない」
| 市民生活に密着
| ナチス時代の反省から「本人の承諾なくして転勤は無い」
└──── 成瀬伊佐夫(無職)公務員定年退職
ドイツ法律家反核協会会長・ダイゼロート高裁裁判官は、
「ドイツの裁判官たちの社会活動、政治活動は活発。裁判官が政治的活動をすることと司法権を行使することは全く別の問題です。これは裁判官の市民的自由を活かしている行動です」
「裁判官は市民と同じように言論の自由という権利を持って、自由に発言したり自分の意思を表示します。何の圧力も受けません。」
「団結権もありますから好きなように組織を作りまた組織に入ることもできます。市民とまったく同等です。」
「なぜ組合に入っているかというと、働く人達と同じ立場にあるからです。」
「裁判官は他の職業と同様に国民にサービスを提供しているのです。」
「裁判官は公正で勇気ある判断をするためにも普通の市民生活、市民運動、政治に積極的に関わるべきだと思います。」
「裁判官にとって最も重要な任務は社会的、経済的強者から弱者を守ることです。」と語る。
ボランティアで、ドイツの高校で「表現の自由」についての授業を行う裁判官。
事例は「校内で反核バッジをつけて先生に注意された生徒」についてである。
裁判官と検察官の反核デモ・核配備反対の裁判官署名広告・アメリカ基地前に裁判官、検察官たちが座り込み。
市民として当たり前の権利がすべて保障されているのがドイツの裁判官だ。
日本(の裁判官)は官僚機構の一部として完全に取り込まれている。
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┗■2.マンネリ気味の今日この頃、シュウマイ弁当で、パワー充填!
| 決意しっぱなしですが、ハマっ子もがんばるざんす
| 5月8日第148回官邸前・国会前抗議行動報告
└──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
今日もいい天気の抗議日和でございます。
今日は、わたくし所用の為、たんぽぽ舎に行けず、関電前から途中参加。10人位でしたが元気に抗議。しかし、時のたつのは早いですなこの前まで、関電前終わると暗くなって挨拶も〝こんばんは〟だったのが、今は明るい日差しで、まだ〝こんにちは〟でも良いくらい。時は、移るのに、霞ヶ関の方々の頭の中の時は、過去に遡るばかり。未来を考える官僚は、いないのでしょうか?
ま、人には、頼らない、自分で出来る事するしかないと、分かってるはずなのに、愚痴ですな。さてグジグジ言っててもしょうがない、がんばって、今日も抗議、コウギ!
ひとしきりビラ撒き終わって、さあ、腹ごしらえいつもならたんぽぽ舎で食べて来るんだけど、今日は途中参加の為、食べる時間無かったもんね。駅中で買ったシュウマイ弁当を外務省前で寄せ書きの支度してる、Uさんを尻目に、ガツガツと喰らう、ウマイ!やっぱ、ハマっ子、シュウマイ弁当は、まさにソウルフードだね。
と、交差点を渡って、Yさんが来た、「腹ごしらえ済んだら、5/13の九電、東電抗議と5/15の関電前の宣伝してよ」と言う、どうもスピーチは、苦手なんだな、上がっちゃうし、日付けなんかすぐ間違うし、数字、苦手なんだヨォと思いつつ、出来る事しようと決意の手前、仕方ない満腹になったし、いっちょ行きますか。
国会前に着くと、勇ましいHさんのスピーチ中だ〝福島第一原発作業者の、危険な作業状況が改善されないなら、作業止めて皆んな現場を引き上げてしまえばいい。そしたらどんな事になるか〟みたいな事言ってた。考えるだに恐ろしい、世界が終わってしまうよね。それ程重要な人達が、ないがしろにされている。
私、頭では解ってるつもりでも、いつもは忘れてる。私の毎日何事も無く暮らす日常と同時に、福島第一原発では、被曝労働が行われている。
いったいこれから何千、何万の人を犠牲に事故処理をするのだろう。世界では、いったいどれほどの人が核の犠牲になっているのだろう。
Hさんの激しいコールが、国会前に響く。響く。私も、やっぱ出来る事やるしかないね。
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┗■3.世界の気候にも影響を及ぼす火山灰
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその101
└──── 島村英紀(地震学者)
いまからちょうど200年前、現在に至るまで世界最悪の噴火が起きた。
1815年4月にインドネシアのタンボラ山が大噴火を起こしたのだ。
噴火で村が丸ごと消滅し、インドネシアでの噴火による直接の死者は1万人にのぼった。そして噴火後の食料枯渇のため餓死や流行した疫病を含めてインドネシアでは9万人もの死者を出してしまった。
しかしそれだけではすまなかった。影響は世界中に及んだのだ。
噴火があった1815年の夏は世界的に異常な低温になった。上空高く舞い上がった火山灰は世界中に拡がり、地球に降り注ぐ太陽熱を遮って世界の気候を変えてしまった。
米国北東部では6月に雪が降るほどの異常低温になった。英国やスカンジナビア半島でも5月から10月まで長雨と低温が続いて農作物が不作になった。
ヨーロッパでは食料難から各地で暴動が発生した。なかでもスイスは深刻だった。子どもに食べ物を与えられなくなった母親たちが、飢餓で苦しんで死んでいくわが子を見るに堪えず自らの手で殺害した。彼女たちは後に裁判にかけられ、斬首刑となった。
翌1816年も世界各地で「夏のない年」と言われた。噴火後5年間にもわたって、世界各地で太陽が異常に赤っぽく見えたり、太陽のまわりに大きな輪が出現する「ビショップの環」が見えたりした。噴火で舞い上がった火山灰は、それほど長い間、世界中の空を漂っていたのである。
もっと大きな影響があった噴火も過去にはあった。
同じインドネシアのクラカタウ火山は西暦535年に大噴火して地元にあった高度な文明が滅びてしまった。だがそれだけではすまず、この噴火による気候変動を発端として、東ローマ帝国の衰退が起き、イスラム教が誕生し、中央アメリカでマヤ文明が崩壊し、少なくとも4つの新しい地中海国家が誕生し、ネズミが媒介するペストが蔓延したことなど、人類にとっての大事件が次々に引きおこされたのではないかと言われている。
じつはクラカタウ火山は1883年にも大噴火した。このときも北半球全体の気温が下がるなど世界の気候が変わってしまった。数年にわたって異様な色の夕焼けが観測された。ノルウェーの画家ムンクが1893年に制作した代表作「叫び」は、この夕焼けがヒントになっていると主張している学者もいる。
今年4月に南米チリでカルブコ火山が43年ぶりの噴火をして、地元で6500人もが避難を強いられた。
この噴火での火山灰は15000メートルまで上がった。成層圏だ。この高さまで上がってしまった火山灰は世界をめぐる。
もし火山灰の量が多ければ、1815年のタンボラ山ほどではなくても世界の気候に影響するかもしれない、と地球物理学者は心配しているのである。
(5月8日『夕刊フジ』より)
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┗■4.新聞より3つ
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◆「責任押し付け合い」菅元首相 水戸で講演 再稼働の動き批判
東京電力福島第一原発事故の発生時の首相だった菅直人氏が11日、水戸市内で講演し、「原発災害は自然災害ではなく人間の生み出す災害。(原発を)使わなければ事故は起きない」などと脱原発を主張、原発再稼働の動きを批判した。
講演は、圏内自治体の超党派議員でつくる「東海第2原発の再稼働に反対する県自治体議員連盟」の招きで実現、会場には約100人が詰め掛けた。
菅氏は福島原発事故の際、東京を含む福島第一から半径250キロ圏の住民が避難する最悪のシナリオがあったと振り返り、「東日本が壊滅する危機を感じた。この瀬戸際を経験した時から180度考えを変えた」と脱原発に至った経緯を説明した。
(中略)
国の審査対象に含まれていない避難計画の在り方に関しても「明確なルールがなく、政府と原子力規制委員会は責任を押し付け合っている」と批判。(後略)
(5月12日茨城新聞より抜粋)
◆福島第一 暑さとの闘い 地下水対策の舗装 照り返し厳しく
東京電力福島第一原発で働く作業員から、ここ半年で現場の風景が大きく変わったと聞き、本紙ヘリ「あさづる」で上空を飛んだ。タンク増設で緑はほぼなくなり、雨水が染みこんで地下水を増やさないよう、砂利や土だった地面はコンクリートやアスファルトで覆われ、灰色の世界が広がっていた。
福島第一が直面する当面の難問は、やはり汚染水問題。原子炉建屋地下には、原子炉を冷やした後の高濃度汚染水がたまり、建屋に1日300トンもの地下水が流れ込んで汚染水の量を増やしている。地面を覆うのは、降った雨をできるだけ早く海に流し、地下水量を少なくするためという。
福島第一周辺は、大型連休前ぐらいから急に暑くなった。ベテラン作業員からは「敷地内はタンクだらけで、日差しの照り返しがきつい。アスファルトで舗装されてから、暑さが増した。この夏はかなり厳しいと思う」と聞いていた。
今年は4月中にすでに熱中症患者が出て、防護服の下に着る氷入りのクールベストが一カ月前倒しで使えるようになったという。毎年夏は、全面マスクや防護服を着用する作業員にとって熱中症との闘いになる。
上空からでも、タンクや舗装された地面が、日差しでぎらっと光るのが見えた。作業員の苦労を思った。
急な角度の、のり面では、白い防護服姿の作業員20人ほどが、モルタルの吹き付けらしき作業を懸命に続けていた。桜並木は一部を除いてなくなり、駐車場や、背の高いタンクの“並木”に姿を変えていた。(片山夏子)
(5月12日東京新聞2面より)
◆「風評被害」安易に使うな 正確な情報こそ肝要
箱根、福島 悩ませる 責任転嫁の曖昧表現 根強い行政不信
「風評被害」という表現が安易に使われ過ぎている。噴火への警戒が続く箱根山の地元神奈川県箱根町では、「風評被害」対策の必要性が叫ばれている。確かに立ち入りが規制されているのは火口付近の一部だが、火山性地震が確認されるなど活発な火山活動を前に、箱根観光を控えるのは、全く非合理な行動とは言えまい。東京電力福島原発事故をめぐっても、「風評被害」はともすれば、放射性物質による汚染を矮小化する文脈で乱用された。(後略)
(5月12日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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