波乱含みの国会、安倍首相は1週間余遅れて謝罪
- 2015年 7月 5日
- 時代をみる
- 池田龍夫
安倍晋三首相は7月3日の衆院平和安全法制委員会で、自民党の大西英男議員ら若手勉強会で報道機関への圧力求める発言や沖縄への侮辱的発言があったことについて「党総裁として国民に心からお詫びする」と陳謝。6月25日の勉強会から1週間余、自民党総裁としての責任をようやく認めた形だ。
首相には当初、危機感は見受けられなかったが、安全保障関連法案の衆院通過に向けた方針転換に違いない。さらなる問題発言を警戒し、議員のテレビ番組出演などへの規制が広がる雲行きで、党内から批判の声も高まってきた。
大西議員は6月3日にも暴言を繰り返し、2度目の厳重処分を受けている。〝奢れる自民〟への国民の批判は高まっており、後半国会の運営にひと波乱ありそうだ。
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