京都新聞記事:迫る採決、京都で学生や識者抗議 安保法案、首相発言に怒り
- 2015年 7月 11日
- 交流の広場
- uchitomi makoto
7月10日付の「京都新聞」によれば、京都の繁華街、下京区四条河原町交差点辺で京都の学生たちが「安保関連法案反対のアピール」を行った。
以下に一部引用する。
「10もの法案を一括で、短期間で改正しようとする行為は国会と民主主義を軽視している」。下京区四条河原町で10日夜、関西の学生らでつくる団体「SEALDs(シールズ)関西」が街頭活動を行った。同志社大2年の野間陸さん(19)は、武力の行使を永久に放棄した憲法9条を読み上げ、「政府に守らせないといけない。(法成立は)やばいと本能で感じている」とマイクで訴えた。
若者や買い物客ら100人以上が聞き入っていた。宇治市の大学生相方未来さん(22)は「これだけの人が反対の声を上げているのに、『理解が深まった』なんてふざけている。国民の意見に耳を貸さず、戦前へ回帰している」と話した。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼び掛け人の山室信一・京都大人文科学研究所教授も演説に加わり、「自分たちの言葉で議論し、根気強くやっていこう」と語りかけた。学者の会は14日午後6時半から、山室教授と歌人で京都産業大の永田和宏教授、立命館大の君島東彦教授を交えた緊急シンポジウムを京都大(左京区)法経本館第4教室で開く。
法案は、早ければ15日に衆院特別委員会で採決され、16日にも本会議で可決、通過する見込みのため、若者の間で急速に危機感が高まっている。京都でのこれからの闘いは次のような予定になっている。(以下「京都新聞」より引用)
18日午後に東山区の円山公園音楽堂で集会を主催する「戦争立法NO! 京都アクション」は「国民的な理解が進んでいないのに審議時間ありきで法案を処理するのは暴論」と焦りを隠さず、「世論を喚起できれば、参院での議論が変わるはず」とする。京都弁護士会の白浜徹朗会長や宗教者、戦争体験者らが思いを語る。
29日夕から京都市役所(中京区)前でデモを行う予定の「戦争をさせない京都1000人委員会」は、祇園祭で実施される交通規制を考慮し、15日の開催を避けた。事務局は「衆院特別委員会で採決されれば、抗議行動を考えている」としている。
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