テント日誌8月14日…川内原発再稼働阻止行動・報告/戦後70年8月15日の決意
- 2015年 8月 17日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1433日
―川内原発再稼働阻止行動・報告―
再稼働阻止の連続行動は予定通り8月7日から11日まで5日間行われました。7、8日のゲート前集会に続き、9日には「川内テント」のある久見崎海岸で大抗議集会が行われ、テント前は2千人もの人で埋まりました。
こうした連続行動のさなか8日〜9日の日程で地元の若者達の実行委による「ウェル亀ロックフェス」が同じくテント脇で行われました。
ロックフェスにしても、大集会にしても私たちのテントに対してと同様、県は使用不許可を通告してきましたが、両実行委共に不服申し立てを行い開催実現に踏み切ったのです。ロックフェスの方は 、三宅洋平さんや、ネネさんの飛び入り参加のもとおおいに盛り上がり、9日の大集会に合流して行ったのです。二つの会場設営、ことにステージの作製など、当然のことながらテントメンバーが受け持ちました。
翌10日〜11日は「座り込み」主としたゲート前阻止行動が行われましたが、大袈裟に言えば公然(警察許可前提)、非公然(非暴力だが警察が許可しない)が、あいまった重層的阻止行動が行われたと言うことが出来ます。「体を張って阻止しよう!」(3・11向原事務局長)の呼び掛けに応え、10日の行動終了後テントメンバー中心に30名程がゲート前に泊まり込み、11日午前6時戒厳状態にある正門前を5台の車列で逆封鎖、しんがりにはテントの車、バンがつきました。
炎天下、エンジンを止めた車の中は暑熱地獄と化します。立て籠った5名の鹿児島市民は再稼働に対する激しい怒りをこうした形で表現したのです。先頭車に籠った のは向原さん自身でした。その夜(11日)テントに向原さんらを迎え、飲んだ焼酎は旨かったというのが実感です。
再稼働は強行されました。しかし、2号機の再稼働がこの10月にも予定されています。稼働した1号機は、13ヶ月後停止し、またまた再稼働を目論むことでしょう。が、13ヶ月も持たない、必ず事故を引き起こすという説も有力です。原発稼働の循環をどこかで、できる限り早く絶ち切 らなければなりません。原発ある限り闘いは続きます。 脱原発川内テント (E)
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ゲート前座り込み写真を送ります。
これは、毎日新聞のニュースウェブからの写真です。
11日8時頃で、車5台がゲート前に横付けしたあと、そのそばに座り込み、コールとアピールをした写真です。
警察が用意した後ろのバリケードにもたれることができて助かりました。
山本さんがコールを担当し、暑くなってきてからは、城田さん・藤原さんらが水分補給の為にボトルを配ってくれていました。(K・M)
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「『太陽と月と』私たちの憲法の人々の情熱」の上映とお話会
これは無事終わりました。久しぶりですが、日本の憲法の源流に感動しました。これについては宣伝が行き届かなかったせいか集まりがわるいのが残念であらためて別に機会を設けるつもりです。もう一度上映したいとおもいます。
尚、8月16日(日)には午後6時から増村保造監督で若尾文子主演の『赤い天使』を上映し、戦争についての座談をやりたいと思いました。この映画は戦後の戦争映画では出色のものだと思っています。ただ小生の体調がすぐれないためこの映画会は延期させていただきます。別の機会に必ず開きますし、連絡いたします。(M)
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「民主主義と平和」を求める声に応える 戦後70年8月15日の決意
戦後70年の終戦記念日を私たちは複雑な思いで迎えています。
ひとつは、いま国会で論議されている安全保障関連法によって、従来日本政府が「憲法違反」としてきた集団的自衛権を行使しようとしていること。その手法は法律で憲法を変えるという、立憲主義の破壊であること。いま安倍政権は満州事変以降の長きにわたる戦争の結果、私たちが手にした平和だけでなく、立憲主義や民主主義までも「存立危機事態」に立ち至らせていることです。
もうひとつは、安倍政権が進めていることが「日本というくにのかたち」を根本から揺るがせ、壊してしまうということへの人びとの批判、抵抗が、広がりをみせていること。集会やデモだけでなく、様ざまな意見表明が高校生・大学生から80代のシニアまで幅広い年齢で行われ、学者や宗教者、法曹関係者は勿論のこと、元自衛官や与党公明党の支持母体である創価学会員まで、社会の多重的な人びとが声をあげていることです。
平和と民主主義をめぐって、かつてない根本的な問い直しが一人ひとりの市民の中から生まれ、安倍政権とせめぎあっています。これが戦後70年の8月15日を迎えたわたしたちの新しい地平です。
ながい間、日本の政治は「ねじれている」と言われてきました。確かに「ねじれ」ているのです。しかし、それは衆参のねじれのレヴェルではなく、国民と国会、国民と政権のねじれとして存在しているのです。
ますます拡大する格差と「世界一企業が活動しやすい国」、脱原発を求める多数の国民と川内原発の再稼動強行、辺野古への基地移設反対と沖縄無視と差別、安全な食と皆保険制度の維持を求める声とTPP、表現の自由とマスコミへの威圧、戦前日本が行った侵略への反省と歴史歪曲、そして「殺し、殺さない」戦後の非軍事の歴史とそれを踏みにじる「戦争法案」。
私たち、国会に議席を持つものはこの国民とのねじれを解消することに、全力をあげなければなりません。そして、偏った教科書で教えられることがなく、自由にものが言え、デモに参加でき、徴兵制や原発事故、国内テロの不安に怯えることなく、自衛隊員の基本的人権が守られ、近隣諸国との議員間交流や民間文化交流など幅広い外交を通じた和解と協調を進める、なによりも社会の深部まで民主主義が活かされ、立憲主義に基づいた政府をつくることです。
戦後70年の終戦の日にあたって、私たち立憲フォーラムはいま社会に生まれ育っている「民主主義を!」「平和を!」の声に応える決意を明らかにします。
2015年8月15日 立憲フォーラム
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