(メール転送です)村田光平元スイス大使が安倍政権に対して東京五輪の返上を提言して下さっています
- 2016年 5月 22日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
1.5月18日のメール
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皆様
岸田外務大臣宛メッセージをお届けいたします。
「透明性と公明性の原則」は公正取引委員会に出向中に
学んだものです。
返上の決断を遅らせば遅らすほど傷は深まる一方です。
村田光平
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2.5月20日のメール
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皆様
フジテレビニュースで五輪招致疑惑でバッハIOC会長が、東京オリンピックの招致
をめぐる疑惑に、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が初めて言及し、
「東京五輪について、疑惑があるとすれば好ましくない。われわれは、容赦なく対応
する」と述べ、「汚職と闘うために、あらゆる手段を使う」と強調したことが報じら
れました。(2016年5月19日 01:20 http://bit.ly/22geD0Q )
また、知人からのメールには「東京オリンピック終了が秒読み! 誘致ワイロ疑惑で
IOCのバッハ会長が激怒、汚職と闘うために、あらゆる手段を使う!」などが記さ
れたブログが寄せられました。(http://saigaijyouhou.com/blog-entry-11591.html
2016.05.19 10:00 真実を探すブログ)
以上の新たな進展をを踏まえ20日、菅官房長官宛メセージを発出し、五輪返上の早
期決定を訴えましたのでご報告いたします。
村田光平
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<関連情報>
多くの方よりメールでの情報提供をいただきました。感謝申し上げます。下記はそ
れらを含むネット上の若干の関連情報です。常々申し上げてきました通り、この時代
錯誤のバカ騒ぎ=東京(再)オリンピックは、そもそもが日本で開催されるべきでは
ありません。国立競技場建て替え問題、エンブレム盗作問題、大会会場建築費・運営
費の大幅な膨張問題と虚偽の説明過程(実際は巨額の国民・都民負担)、そして今回
のオリンピック誘致に絡む汚職疑惑と、お粗末極まる関係責任者の劣悪プレイをこれ
まで有権者・国民・市民や東京都民は見せつけられてきました。その底流には、土建
事業の祭典としての東京オリンピックの「利権」体質があり(利土建ピックとしての
東京オリンピック)、更にかねてより批判されてきた「巨大興業」としてのオリン
ピックの腐食構造が横たわっているものと推測されます。こんなものは直ちに返上さ
れるべきです。
また、この2020年東京オリンピックが、福島第1原発事故の放射能汚染や巨大な被
害を覆い隠し、大したことがなかったかのごとくカモフラージュするための「似非政
治の祭典」であることも忘れてはならないでしょう。スポーツ利権に加えて、もう一
つの「悪の権化」=原子力ムラの利権が陰で蠢いているのです。「東京五輪」は「ご
臨終(五輪終)」、これが日本の最も適切な選択なのです。
(1)ジャーナリスト田中龍作氏のサイト
●田中龍作ジャーナル オリンピック
http://tanakaryusaku.jp/category/%E6%B5%B7%E5%A4%96/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%
83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF
●田中龍作ジャーナル 【五輪招致疑惑】 電通は霞が関でもタブーだった
http://tanakaryusaku.jp/2016/05/00013662
●田中龍作ジャーナル 【オリンピック買収疑惑】政府とマスコミは幕引きムード
http://tanakaryusaku.jp/2016/05/00013667
(2)五輪招致2.3億円、使途「未確認」 国会でJOC会長:朝日新聞デジタル
2020年東京五輪の招致を巡る約2億3千万円の不透明な金銭の流れが国会審議
で取り上げられました。関係者は「正当な業務に基づく」と主張していますが、その
使い道は。
http://news.asahi.com/c/aevMb57Z4VeI4Uae
(3)新聞各紙は「五輪買収」疑惑をどう報じたか? そこに電通の名は? – まぐま
ぐニュース!
http://www.mag2.com/p/news/193922?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&
utm_campaign=mag_news_0518
(一部抜粋)
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《朝日》に成り代わって、事件の構図を判りやすく読み解けば、こうなるだろう。
東京の招致委は、招致を勝ち取るため、おそらくは売り込みを掛けてきたBT社の実績
について電通の助言を求め、また、BT社が何か根拠を示すことによって、その影響力
を信じた。そして、指示されるまま、国際陸連に対して5億円もの協賛金を支払い、
さらに会長個人に対して渡ることが確実な2億円以上の賄賂をBT社の口座に振り込ん
だ。カネの大半はBT社からディアク氏の息子、さらに父親であるディアク陸連会長本
人に渡った。会長側は影響下にあるIOC委員を説得するなどして「東京支持」を固め
た。つまり、東京五輪はカネで買ったものだったということになる。
捜査機関はこんな筋書きを脇に置きながら、捜査をしているに違いない。大変なこと
になった。
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(4)東京五輪招致不正疑惑、海外からは厳しい視線 露呈する政府、招致委、電通
の対応のずれ ニュースフィア
http://newsphere.jp/national/20160515-1/
(5)電通の役員に福山正喜・共同通信社長と西澤豊・時事通信社長、博報堂の役員
に松田昇・元最高検察庁刑事部長、2015年6月提出の有価証券報告書で判明
MEDIA KOKUSYO
http://www.kokusyo.jp/%E5%A4%A7%E6%89%8B%E5%BA%83%E5%91%8A%E4%BB%A3%E7%90%
86%E5%BA%97/9750/
(6)(毎日新聞)■注目ニュース■ 東京五輪裏金 スポーツ庁調査へ
2020年東京五輪・パラリンピック招致を巡り、フランス検察当局が、日本から
国際陸上競技連盟(IAAF)前会長側に多額の資金が振り込まれたと明らかにした
ことを受け、スポーツ庁は13日、東京都と日本オリンピック委員会(JOC)に対
し、改めて調査を要請したことを明らかにした。
●20年東京五輪:スポーツ庁裏金調査へ 都とJOCに要請
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion6105:160522〕
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