【緊急院内集会】TPPにおける医薬品特許権の強化が途上国に与える影響
- 2016年 10月 6日
- 催し物案内
- 紅林進
- 日時:2016年10月12日(水)
- 会場:衆議院第1議員会館 第二会議室
- 内容(予定)
- 資料代:1000円
- 共催:NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
- 協力:アフリカ日本協議会(AJF)
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【緊急院内集会】TPPにおける医薬品特許権の強化が途上国に与える影響
国際市民社会の一員として、私たちはなぜTPPに反対するのか
(映画上映&レクチャー)
https://www.facebook.com/events/1290243731009386/
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本国会でのTPP協定と関連法案の審議が目前です。
日本ではTPPは農産品の関税だけの問題とされていますが、国際市民社会が懸念し
ている最大のテーマの一つは、医薬品のアクセス問題。WTOのTRIPS協定を超えるレベ
ルの知的所有権の強化がTPPで実現されようとしていることです。「TRIPS+(プラ
ス)」というように知的所有権が強化されてしまえば、グローバル製薬企業は特許権
によってさらなる利益を得られる一方、途上国の人々にとっては必須医薬品へのアク
セスが困難になってしまいます。
また仮にTPPが頓挫したとしても、TPP で交渉された「水準」は次に来る貿易協定
の中に必ず引き継がれるであろうことからも、RCEP等、他の貿易協定で進む知財の強
化が懸念されています。国際的には、「国境なき医師団」や医療団体、患者団体など
は
TPPにおける医薬品アクセス問題を一貫して指摘してきましたが、残念ながら日本で
はTPPが途上国の患者たちに与える影響について、ほとんど取り上げられていませ
ん。RCEPでは日本と韓国が知財強化を提案しているともいわれ、その結果が途上国に
与える影響について、先進国としての責任が問われています。
本企画では、米国のTPP反対運動のシンボル的作品として、現在各地で何度も上映
されている話題のドキュメンタリー映画『薬は誰のものか?-エイズ治療薬 と大企
業の特許権』を観た後、専門家によるレクチャーと意見交換を行います。
15:00~17:00 ※開場14:30
15:00~16:00 ★ドキュメンタリー映画『薬は誰のものか?』上映
(短縮版・簡易字幕付、60分)
16:00~16:30 「TPPにおける知的所有権強化が
途上国の人々に与える影響
~HIV/エイズ問題と国際市民社会の取り組み」
★講師:稲場雅紀さん(アフリカ日本協議会)
16:30~17:00 質疑応答
TPP阻止国民会議
★映画『薬は誰ものか?』はインドで2013年に製作されたドキュメンタリーです。現
在米国では反TPP運動のシンボル的存在として各地で上映会が行われています。今回
は短縮版・簡易字幕でお見せしますが、全編を翻訳製作するプロジェクトも始動中で
す。そのための資金をクラウドファンディングでお願いしています。
作品詳細とクラウドについては下記をご覧ください!
https://motion-gallery.net/projects/parc2016
〈連絡先〉
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
担当:内田聖子
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org HP http://www.parc-jp.org/
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