テント日誌5月20日…23日(火)は国会へ
- 2017年 5月 22日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
共謀罪の衆院・法務委員会での審議が緊張している。5月17日(水)
この日、高浜原発の再稼働が行われる。
また、今治市の加計学園の設置の特区認可に安倍が深くかかわっていたという文科省文書が公表されたりした。政局は揺れているが、安倍側は全部否定している。
本当にそんなのでいいのか。
座り込みは定刻より少し早く始めたが、国会に向かう人が立ち寄ったりしてくれている。安倍内閣への怒りを話す人もいる。一人の人はお父さんの戦争と戦後体験を話してくれた。また、一人の人は、70年のころ、大学生として闘っていたことを話してくれた。また、一人の人は、安倍の貧困、政治の貧困を述べられた。
皆さん、私たちの座り込みに対して「ご苦労さんです」と言われ、カンパもしてくださった。今日は水俣裁判もあるそうで、国会ではなくそちらに行くという人も立ち寄ってくれた。外国人にも英文リーフを渡す。
「福島の女たち」の黒田節子さんは関電東京支社がある富国生命ビル前で、16、17日とハンストに入っていた。関西電力本社前で、若狭の中島哲延さんがハンストに入ったのに呼応したと言われていた(T・I)
南相馬の人たちの訴えはこころに響いた 5月18日(木)
テントのセッティングをしていると、南相馬避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟を起こしている方が、この座り込みの場所を12時半~13時まで使用させて頂きたいとの申し入れがありまして、快諾をする。(公判前の前段集会との事)
12時からは、東京地裁前で福島原発刑事訴訟の「1日も早く公判の開始を!」の抗議行動がありありまして、この集会にも参加して大急ぎで経産省前に戻って来ると既に、南相馬の人達が経産省に対して現地の人ならではの悲痛の訴えがなされていました。
横断幕には「20ミリシーベルトでは、いのちを守れない」「20ミリシーベルト解除で帰還を強要するな」との文字。特に耳に残ったのは、「嫁も来ない」「バスも通ってない」こんな所に帰れとはとんでもないことだと、国の福島に対する非道ぶりに怒りで震えた。
3時からは、JKS47の月例祈祷会が雨の中開始され、国の無謀な原子力行政、安倍のデタラメな政策を鋭く弾劾しておりました。この定例会では毎月多額の、支援金を頂き台所を預かる身としては感謝一杯です。それにしても、今日は上記の人達や国会帰りの人達と千客万来でした。南相馬20ミリシーベルト集会の写真を添付致します。(Y・R)
絶対に衆院の強行採決を許してはいけない 5月19日(金)
昨日とうって変わって今日はいい天気。紫外線も強そうだ。12時に経産省前正門に到着。幟旗3本をセットし、座り込む。間もなくSさんやYさんが到着。4人で座り込み開始。日傘がわりに黒いこうもり傘を使い日除けにした。
今日は共謀罪の国会情勢が緊迫してきているから国会前に人が沢山詰めかけるであろう。こちらはあまり集まらないかもしれない。しかし、何人かが立ち寄ってくれた。そして国会前の報告をしてくれる。
Iさんが上から降りてきて国会前での現状を報告してくれた。午前中から沢山の人々がかけつけていてマスコミも沢山来ていた。テレビ朝日も来ていたが上から「強行採決」という言葉を使わないようにと統制がかかっているとのことであった。
2時頃国会方面から降りてきた二人が「強行採決されてしまった」と報告があった。来週の23日に本会議が開かれ強行採決されるだろうとのことだった。絶対に衆議院を通させてはならない。安倍政権は国民を嘗めきっている。闘いは参議院に移るが、院内の劣勢を引っくり返すべく院外の闘いを大きく盛り上げていかねばならない。
怒りを燃やし国会に駆けつけるつもりだ。勝つまであきらめない。(S・S)
共謀罪、安倍政権と警察権力がより凶暴に 5月19日(金)
暖かい日差しを浴びて座込み。経産省本館前を歩く人たちにテントニューと再稼働阻止全国ネットワークリーフ等を配布すると、いつもより受取が良い。
文科省前では朝鮮高校への差別反対を訴える若人の声がこだまする。加計学園文書を隠すなとも訴えたいぐらい。
17時から経産省抗議行動開始。共謀罪の採決強行への怒りがあふれた。国会周辺で訴えて来た人たちも多数参加。我々「一般人」市民運動の弾圧、かつての治安維持法の復活、に怒りのアピールが続いた。
経産省に対しては、川内・伊方・高浜を止めろ、総ての原発を廃炉に、と訴えた。また、「経産省構想」(竹田茂夫、東京新聞「本音のコラム」から)を読み上げ、いつの間にか原子力損害賠償支援機構法の法改定が行われ、「経産省構想は3つの虚構に基づいている」「かわいいうそを連発するトランプよりも、責任回避のために見え透いた虚構の上に数字を並べてみせる経産官僚の方がよほど罪は深い」ことを確認した。
また、来京した黒田節子さんが福島の現状を説明し再稼働なんてありえないことを訴えた。共謀罪の怒りで国会周辺が賑やかになる中、経産省前はお茶サービスの中で怒りの太鼓が響いた。 (K.M)
今日は真夏日暑かった 5月20日(土)
◆一夜明けて
強行採決から一夜明けた今日は夏日。あとで調べたら最高気温は28度だった。椅子を並べていると汗が目に染みる。錯覚だけれど口の中に塩分を感じた。何故か右目にだけ汗が流れてくる。
いつもの場所に日陰はない。日傘を持参してきて正解だった。右手にプラタナスの大きな木陰が出来ていた。ひんやりして気持ち良いので幟やバナーをつけたまま台車と椅子を移動した(所要時間は30秒くらい)。風が爽やかで汗も止まった。去年の夏のように高校球児みたいにシャツに塩の結晶が出来ることはないだろう。
◆仲間との嬉しい再開
Sさんが現れた。本当に久しぶり。国会周辺で抗議に参加しに来たそうで誰か来ているかなと聞かれたが様子がわからない。しばしの会話のあと一人で国会に向かっっていった。あのSさんが怒りに満ちていた。
Uさんも来てくれた。去年は一度お会いしただけだった。「なかなか来られなくて…」と申し訳なさそうに言う。そんなことはないのです。だからこそ来てくれるのが嬉しい。出来るときに出来ることをする、それしかない。
Sさんが汗だくになって国会から戻ってきた。抗議している人は誰もいなかったが「参議院70周年記念特別参観」が行われていて人が大勢きていたそうだ。「日本国憲法施行70周年」の切手セットも売られていてSさんの怒りは増すばかりだった。
今日は二人の戦友(他に言葉が見つからない)に会えた。
◆信頼してくれてありがとう
今日も鳩が手にとまった。爪を立てないように懸命にバランスをとる姿がいじらしい。残念ながら雀はのってくれなかったけれど。
◆共謀罪
先進工業国なのに軍事独裁政権みたいな法律。多様な価値観を認めない、寛容さのない国が栄えたことはない。
賛成した議員さん。あなたたちも対象だって知っているのかな。自分たちの便利な道具のつもりでも矛先はどちらにでも向くよ。(O・O)
衆院本会議での強行採決が来週 国会に出掛けよう 5月22日・23日
経産省前の座り込みに国会前で共謀罪法案に反対する人たちの立ち寄りが殖えました。その多くの人は高浜原発再稼働を怒っています。時間をみて、経産省前から国会へ、国会前から経産省前へと移動しながら、共謀罪法案の強行採決に、また原発再稼働に反対しています。法務委員会での強行採決から、衆院本会議での強行採決にと、来週は進むことが予想されます。国会周辺では連日、議面前の座り込み、院内集会などが行われています。時間の許す限り、ともかく、国会前にはせ参じましよう。
週末はじめは9条改阻止の会などの国会前座り込み行動(13時~17時)がありますし、総がかり行動もあります。経産省前の座り込み行動と共に僕らの意思表示をやりましょう。5月22日(月)・23日(火)は国会へ
5月26日(金)5時~6時経産省前抗議行動 官邸前抗議行動は6時からです。
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