安全無視、利益追求の揚句の破滅!
- 2011年 3月 18日
- 交流の広場
今朝の新聞に載った記事に「東電社長・清水正孝はいずこにいるのか?」というようなものがあった。彼は13日以来全く顔を見せていないそうだ。まさか、彼が現場陣頭指揮に立って、放射能汚染をものともせず、危険な作業に携わっているなどと考える者はいない。大方の人は、多分彼は真っ先に家族ともども放射能汚染区域から遠く離れた「安全地帯」で、テレビでも見ながら「皆さん大変だな、頑張ってくれよ」と高みの見物を決め込んでいるのではないかと思っている。
自民党の谷垣総裁までも、ここにきて「原発推進は困難」と、従来の政策を修正することを示唆し始めた。
一方、代々木のいつでも無責任な党代表の発言は、彼らが原発を容認してきたことをすっかり忘れてしまったかのように、今までも福島原発の危険性を指摘してきたぞとばかり、そのことの強調に終始している。しかし、真に危険なのは。特に地震多発国日本には、原発はそぐわないということであり、即刻原発全廃を主張することではないのか。
更にひどいのは都知事の「慎太郎」だ。今回の地震でも(かつての「関東大地震」でもそうだったように)築地の市場はびくともしなかったようだ、魚屋のおじさんは自慢げに「うちの棚の発泡スチロールの箱ですら落っこちなかったよ」といっている。ところが、豊洲に予定されている移転先では、地面には大きな地割れができ、土地は液状化するありさまで、こんなところに市場を建設でもしようものなら、瞬く間に崩壊しかねない。また、盛り土前の汚染土が出現し、食料品が汚染まみれになるは必定であろう。
こういうところに移転を強行しようとする「慎太郎」的な政治屋を再選させるとすれば、これは選ぶ都民に責任があるといわざるをえない。
今こそ住民の安全を無視した企業も、政治家も葬り去るべきだ。そして、政治や社会を我々の手に取り戻すべきであろう。
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