京大助教ら 飯館村に屋内退避を提言 /空気も、土も、海も心配
- 2011年 4月 4日
- 時代をみる
(4日23時17分)
飯館村に屋内退避を提言 京大助教ら、現地で放射線量調査
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011040490161402.html
IAEAが事実上退避勧告しても、それでも「安全だ」と居直る学者さんたちがいっぱい。おクニ?のためなら、学問まで曲げる立派な方々。
テレビにでるのは、「100ミリシーベルトまで安全」(知らないうちに国民はみんな『原発労働者』)、「気持ちの問題」なんていう『学者』ばかり。
不思議な国です。
(4日22時04分)
日本政府が『情報統制』をするなか、海外からは様々な情報が入ってきています。
Duetscher Wetterdienst のシミュレーションからは、4月5日以降の日本全国の放射能汚染の心配が・・・。
心配し過ぎのようですが、原子力安全委員会の班目春樹委員長は「安全委員会の感触としては(状況は)そう甘いものではない」。(いままでは、じつに危険に甘い委員会でしたが・・・。)
もっともDuetscher Wetterdienstのシミュレーションは、Relative distribution of emitted radioactive particles となっていますから、絶対的な汚染を意味するものではありません。実際の空間放射線量は、各地の計測で確かめる必要があります。各地の放射線の測定値はhttp://jp.newsconc.com/saigai/monitoring.html#02などで、ご覧いただけます。
近藤邦明さんが言われる通り、「もう放射性物質の汚染から逃げることは出来ないのですから、これと付き合い、影響を最小限に食い止めることが重要」http://chikyuza.net/archives/8237 。長いお付き合いですから、こちらも消耗しないようにしないと・・・。
空気・土地だけでなく、海の汚染が進んでいます。茨城県沖のコウナゴから1キログラム当たり4000ベクレルを超える放射性ヨウ素が。放射性ヨウ素のCodex 基準は、食品では100ベクレル/kg 。これからさらに、高濃度放射能が際限もなく海に流れ込むとどうなるのでしょうか?
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。